カテゴリー「グルメ」の131件の記事

2013年10月18日 (金)

足柄街道を走る(最終回) 御殿場市温泉会館

直進すると県道365号(金太郎富士見ライン)に入りますが、足柄街道(県道78号)にしたがって左折しました。道幅の狭い山道をドライブするのは私の楽しみのひとつです。途中、2台ほどの対向車と出会いました。少しでも幅の広い場所を選ばないとすれ違うことができないのです。
 
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赤坂古道は足柄峠に至る古道のひとつですが足柄古道の一部かもしれません。ちなみに赤坂の名は昔このあたりから須恵器(茶碗や壷)を造るのに使う赤土が取れたことで名づけられたそうです。石畳を敷き詰めてきれいに整備されています。
 
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足柄街道の脇に建つ「唯念上人の大名号塔」の説明文には、『天保元年(1830年)に小山町上の奥野さわの唯念寺(ゆいねんじ)を開いた唯念上人(ゆいねんしょうにん)の筆による日本一の大きな石佛(高さ3.8m、幅1.5m)である。飢饉(ききん)と疫病の流行で苦しむ農民の心を救おうと念仏を唱え祈願を行った。地元の人たちも力を合わせて大きな石に上人の書いた南無阿弥陀仏の名号を彫り、栗の木沢のこの地に建てて上人とともに悪疫退散(あくえきたいさん)と極楽往生を祈った。天保10年(1839年)のことである』とあります。力強い文字に圧倒されました。
 
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JR御殿場線の足柄駅を過ぎて御殿場市内に入ると雲が切れて富士山の中腹が見え始めました。私の念力がやっと通じたようです。
 
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足柄街道(県道78号)で市役所北交差点まで下りたあと、左折して国道138号(御殿場バイパス)を箱根山の乙女(おとめ)峠方面へ進む計画でしたが、市街地を走っても面白くありませんから近道をすることにしました。東名高速道路の下を潜(くぐ)った直後に左の脇道へ入り、東名の足柄SAを回り込む形で東名をもう一度潜(くぐ)って東山湖(ひがしやまこ)の脇に出ました。

国道138号(箱根裏街道、乙女道路)の坂を上って、Lala GOTENBAホテル&リゾートの少し手前を左の脇道に入ると最終目的地の「御殿場市温泉会館」に到着しました。富士カントリークラブに隣接する場所です。施設に接する第1駐車場が満車でしたので、手前の第2駐車場に戻って駐車しました。「温泉会館」へ歩く途中に富士山が見えるスポットを見つけました。偶然でしたが、トンボ(蜻蛉)が富士山の上(?)を飛んでいる様子が写っています。
 
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午後4時過ぎに平凡な平屋の施設に入りました。(この写真は帰る時に撮影)
 
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市営の温泉なので料金は500円(3時間、割引券で50円引き)とリーズナブル。午後10時まで営業(毎週月曜休み)しているようです。
 

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館内の構造は一般的な日帰り温泉です。受付の左手は売店になっており、その先に浴室、和室(8畳x4室)、大広間(78畳)などが並んでいました。
 
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通路の左手前にある浴室の脱衣場は広くありませんが清潔感がありました。高台にあるこの施設の風呂は内風呂のみです。御殿場乙女温泉(乙女1号・2号・3号)の湯は透明でわずかにヌルヌル感のあるナトリウム泉-塩化物・硫酸塩泉・アルカリ性単純温泉で、泉温41.6度)。加水無し、加温有り、濾過循環(ろかじゅんかん)と消毒有りと表示されていました。
 
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大きな浴槽の西方向は全面ガラス張りで、浴槽からでも富士山と御殿場市街が正面に見えますから、夕日が沈む様子を見ながら夜景になるのを待つのが最大の贅沢(ぜいたく)でした。
 
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風呂から上がって大広間(休憩室)に向かいました。南西側には先程通過した風車のある御殿場美華ガーデンがゴルフ場越しに見えます。
 
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余談です。私が最初に購入した車で箱根エリアをよくドライブした昭和40年代の後半に「まわるスカイレストラン ムーラン乙女」(昭和48年開業)として注目を浴びましたが、20年以上前に閉店して廃墟(はいきょ)になっていた記憶があります。ちなみにムーランはフランス語で風車を意味します。そしてムーラン・ルージュ(赤い風車)と言えばパリにある有名なレビュー劇場です。調べるとそのムーラン乙女は5年前に改装され御殿場美華ガーデンとして営業を再開したようです。富士山を見ながら気軽に食事を楽しむのに適したドライブイン(ショップ&レストラン)でしょう。

閑話休題(かんわきゅうだい)。右手に視線を戻すと御殿場の市街地が一望できます。
 
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富士山にふたたび雲が掛かり始めました。
 
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煌(きら)びやかな御殿場の夜景が広がりました。
 
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休憩室(大広間)から見る富士山はカメラを望遠にしないと電線が視界の邪魔(じゃま)になることが残念です。富士山が暗闇(くらやみ)に包まれてしまう前にもう一度温泉に入ることにしました。
 
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数年前に温泉会館が閉鎖されるとの噂が流れましたが、現在は民間業者に委託されて営業しており、客の入りも良いことからその心配は当分なさそうです。食事処(レストラン)はありませんが、売店では土産物から弁当などを売っており、隣の調理場がそば・うどん・ゆで卵(50円)・丼物(どんぶりもの)などを提供していますから、大広間(78畳の休憩室)と和室(8畳4室)を利用して軽い食事をすることができます。地元御殿場の「みくりやそば」(500円)と「みくりやうどん」(500円)がお勧めのメニューのようです。ちなみに、みくりや(御厨)とは神の台所を意味しますが、ここでは御殿場地方の古い地名(明治22年の合併で誕生した御厨町、現在の御殿場市)を指すようです。

富士山の景色と温泉を2度も楽しんだあとはゆっくり休憩すろことにしました。そして、都合2時間あまり滞在したあと、走りなれた東名高速道路を利用して帰路へ。久しぶりに足柄街道のドライブを楽しむとともに、私の予知眼(よちがん)が健在であることを確かめることができた楽しい1日になりました。

<同行者のコメント> 以前行ったことがある場所へまた出かけるという旦那様にはあきれました。でも今回は雪の中でなかったことが良かったと思います。はじめて訪れた日帰り温泉はお湯がなめらかで、しかも浴槽から富士山が真正面に見えたこともうれしいことでした。そういえば、これまで富士山を見に出かけた時に曇っていると、雲間から顔を出してほしいと祈祷師(きとうし)さんみたいに祈っていましたね。

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2013年10月13日 (日)

足柄街道を走る 足柄古道と万葉うどん

走りなれた国道246号を西へ走りました。丹沢山塊(さんかい)の主峰である大山(おおやま、標高1252m)が近づくと厚木市に入ります。そして伊勢原市と秦野市を過ぎると丹沢山塊の縁(ふち、へり)に沿(そ)って少しずつ高度を上げて行きます。さらに大井町で国道246号から県道78号(足柄街道)へそれて南足柄市(みなみあしがらし)に入りました。竹松交差点では「金太郎のふる里」の大きな標識に乗る金太郎と熊が来訪者を出迎(でむか)えてくれます。
 
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竜福寺交差点を直進して県道723を南西へ進むと7年前の記事で紹介した大雄山最乗寺に至(いた)りますが、今回は右折して県道78号を西方へ走りました。
 
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南足柄市役所のある関本を通過すると足柄街道(あしがらかいどう)はしだいに市街地を抜けて行きます。
 
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足柄街道(あるいは足柄道)は箱根越えのルートができるまでは東海道の本道(江戸と沼津を結ぶ主要道路)で、江戸時代から大山詣(もうで)をする人々が利用したため大山街道(正式名称は矢倉沢往還)とも呼ばれました。矢倉沢往還(やぐらざわおうかん)のルートを踏襲(とうしゅう)する県道78号に沿って平安時代の足柄街道である足柄古道が残っているようです。ちなみに往還は主要な街道を意味しますが、矢倉沢往還は五街道ではありませんから、厳密にいえば脇往還(わきおうかん)です。

県道726号との交差点付近にあるという矢沢往還(東海道の脇街道)の矢倉沢関所(脇関所)跡に立ち寄ることにしました。交差点を左折して集落に入ると、2つの道X字型に接しています。谷側の道に「足柄道」の標識を見かけました。ちなみに、この近くには矢倉沢の地名と矢倉岳(標高870m)の名が残っています。
 
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民家越しに現代の東海道である東名高速道路を望むことができます。
 
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おおよその見当にしたがって左手方向へ緩(ゆる)やかな下り坂を100mほど歩くと、
 
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足柄道に沿った末光邸の門脇に矢倉沢関所跡の石碑と標柱がありました。
 
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足柄街道(県道726号)に戻って、さらに西進すると「足柄古道入口」バス停がありました。古道らしい細い道が上方に続いています。
 
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矢倉沢を過ぎて急なS字カーブを抜けると地蔵堂トンネルに入ります。内川に架かる橋の手前を左折すると足柄街道の旧道に入るようです。
 
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地蔵堂トンネルを抜けて小さな川を渡ったところを「夕日の滝」の案内標識に従って左折して集落に入ると地蔵堂の前(海抜415m)に出ました。
 
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この地蔵堂には神奈川県指定重要文化財である室町時代末期の作と伝えられる厨子(ずし)と南北朝から室町時代の作とされる木造地蔵菩薩立像があるそうです。
 
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地蔵堂の角を右に折れると、最初の目的地である「足柄古道 万葉うどん」に到着しました。ここにも「足柄道」の標識があります。
 
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8年半前の2005年1月に「夕日の滝」を見に訪れた時に立ち寄った店です。その時の写真で確認すると店舗の屋根は藁葺(わらぶ)きでしたが、現在はきれいに葺き変えられています。
 
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店内に入ると内装は以前のままのように思われます。
 
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テラス席も変わっていないようです。
 
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『毎月11日は「めんの日」で、うどんの大盛りサービスがある」と貼(は)り紙されています。残念なことに、この日は8日でした。尤(もっと)も、大盛りを食べ切る自信はありませんが・・。
 
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麺台(めんだい、うどんを打つ台)を見ることができます。
 
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私は今回もこの店いち押しの「スパイシー特製カレーうどん」(920円)を選びました。同行者に「とろろうどん」(720円)、「ざるうどん」(500円)、「きのこうどん」(870円)などを勧(すす)めたところ、おでん(130円/本)にするとのこと。同行者はおでんの定番である大根に加えて、ゆで玉子、こんにゃく、昆布巻きをセルフサービスで選びました。お裾分(すそわ)けにあずかった私は控(ひか)えめの味噌味でおいしく食べました。
 
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「カレーうどん」は合わせ味噌のようにも見えるカレーの大きな塊(かたまり)と刻(きざ)みネギがトッピングされており、「よくかき混ぜるように」とアドバイスされました。うどんのお替りは1杯100円ですから、もし足りなければ追加すればいいでしょう。
 
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同行者はちょっと味見をしただけでしたので、ピリ辛(から)の味噌味に食欲をそそわれた私がほとんどを食べる結果になりました。再訪する価値が十分ある美味(おい)しいうどんでした。(続く)

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2013年9月14日 (土)

国立科学博物館 地球環境の変動と生物の進化:地球の生い立ちから人類の誕生まで(後編)

2013_08010134_2 「水に戻った四肢動物」コーナーには古生代後期に両生類から進化した竜弓類と単弓類は陸上へと生活の場を広げましたが、水中生活へ還(かえ)っていくものたちがいたそうです。吊り下げられた巨大な骨格標本(右)は陸生のオオトカゲが白亜紀中頃に海生となったティロサウルス・プロリゲルで、全長が15mもあるそうです。 

2013_08010135 中生代の水性爬虫類(はちゅうるい)と新生代の水性哺乳類(ほにゅうるい)は2億年の時間を経(へ)て同じような姿形に収斂(しゅうれん、差がなくなる変化)進化したそうです。大部分が絶滅した前者はワニ・カメなど、後者はクジラの先祖に近いバシロサウルス・ケトイデス(写真左上)や現生するクジラ・イルカ・カバなどがいます。

2013_08010128「陸上を支配した哺乳類」コーナー(写真右側)には両生類から進化した単弓類が三畳紀後期(2.3億年前)に真の哺乳類を誕生させたと説明してあります。初期の哺乳類はネズミほどの大きさでしたが、白亜紀末(6500万年前)には新生代を支配する有蹄類(ゆうているい、牛や馬の先祖)や霊長類などもあらわれたそうです。 

2013_08010130北アメリカで出土したコロンビアマンモスです。マンモスはアフリカに出現したあと、ユーラシアに進出し、北アフリカで進化したものであると説明されていました。マンモスの手前に見えるのは重脚目のアルシノイテリウム(植物食動物)でマンモスと同様にゾウの近縁と考えられているそうです。巨大な角があることでサイにも似ています。

いよいよ人類(ホモ・サピエンス)が登場しました。ちなみにホモ・サピエンスはホモ(人)とサピエンス(考える)を組み合わせた言葉。人類は類人猿との共通祖先から約1000万年前に分かれたと考えられているそうです。まずオランウータンと別れ、次いでゴリラと別れ、約600万年前のアフリカでチンパンジーと共通の祖先から別れたそうです。ですから人類は決してチンパンジーが進化したものではありません。

2013_08010131「よみがえる私たちの祖先(そせん)」では化石や石器という証拠を解剖学(かいぼうがく)と考古学(こうこがく)の知識にもとづいて比較研究することによって、身体の特徴や精神活動が推測され、さらに想像力を加味して復元が完成すると説明されています。
 

2013_08010132 アフリカで進化を続けて猿人(上の写真の左端、チンパンジー的な特徴を残す)から原人(同じく左から2番目、脳が増大し足が長い)となった人類の祖先は180万年前にアフリカを出てユーラシア大陸の各地へ向いました。そして北京原人やジャワ原人などになり、さらには旧人(同じく右端、ネアンデルタール人など)へと進化したのです。

現在の人類(ホモ・サピエンス)の祖先は約20万年前以降(5-20万年前)に同じアフリカで旧人から新人(しんじん、クロマニヨン人など)へと進化し、すぐれた思考能力によって約5万年前から急速に世界中へ広がっていったそうです。ほんの数万年前には一つの集団であったホモ・サピエンスはアフリカ大陸から氷河期で海面が下がって陸続きであった5大陸(オーストラリアやニュージーランドなどを含む)へと広がり、1万数千年前にアラスカを経由してアメリカ大陸へと渡って行ったことが解説されていました。

現代人の外見(体格・顔立ち・肌の色など)は人種によって大きく異なりますが、この数万年間に生活環境に適応したためであり、すべての人種が一つの集団から発生した(注;上記した旧人たちがそれぞれ新人へと進化したのではない)ことが多くの人種の遺伝子(DNA)調査でも裏付けされているそうです。

2013_08010133「化石から知るホモ・サピエンスの進化」「考古遺物が語る現代人的行動のルーツ」と表示された場所には旧人と新人の頭蓋骨(ずがいこつ)、食用された貝、旧石器時代から新石器時代にかけての石器、小さな貝を使った世界最古のネックレス、天然の顔料、ダチョウの卵の殻(から)などが展示されていました。

2013_08010136 午後5時が近付くと閉館の案内があったため科学博物館の出口へ向かうと、THEATER 360の入口前に出ました。通常のプラネタリウムが半球であるのに対して、このプラネタリウムは全球(下側の半球もある)の中心付近からあらゆる方向のスクリーに映る映像が音声付きで見られる優れものです。これはまたの機会に・・。 

2013_08010138 国立科学博物館は館内が飲食禁止でしたから、上野駅に向かう途中で東京文化会館内にあるカフェHIBIKIに入ることにしました。「パンダコパンダ コラボカフェ」とあるのはやはり上野公園です。 ちなみに「パンダコパンダ」は1972年に中国からパンダが上野動物園に贈られた時に制作されたアニメ映画のことでしょう。 

2013_08010140 入口を入ったところで注文をする仕組みになっていました。店内は細長いスペースにテーブル席が20数席並んでいます。残暑が厳しいため店内の数倍もある外のテラス席には人影はありません。 
 
 

2013_08010143 オチビちゃんとコチビちゃんが選んだのはもちろんパンダづくしで、パンダコパンダ肉まん・あんまんセット(500円)、パンダコパンダ40thパンケーキ(280円)、パンダミルクパン(280円)。手前にあるのは私の大事な燃料(エネルギー源)であるドラフトビール(500円)です。 
 

2013_08010144 オチビちゃんの飲み物はオレンジフロート(600円)で、
 
 
 
 
 

2013_08010145 コチビちゃんもやはり同じものを選びました。
 
 
 
 
 

2013_08010146 コチビちゃんはパンダコパンダ40thパンケーキを上手に切り分けています。左端にあるのはメープル風シロップ&マーガリンの容器です。東京ディズニーランドで見かけた容器と同じディスペンパックで、シロップとマーガリンを一緒に、片手で、手を汚さないで、しかも量を調整することもできる優(すぐ)れものです。 

パンケーキはスクランブルエッグやベーコンなどを添(そ)えて朝食として食べるのが普通で、ホットケーキのように生地に砂糖が入っていないものを指します。しかし、このパンケーキにはなぜかシロップとマーガリン(バターの代用)が添えられているのです。私の判断基準には合いませんが、フライパンで焼いたものはクレープなども含めてすべてパンケーキと呼ぶこともあるそうです。そう言えば東京ディズニーランドのグッドタイム・カフェでパンケーキにクリームとジャムが添えられていたことを思い出しました。

"HIBIKI"で30分あまり休憩(きゅうけい)しているうちに陽が傾いて強烈だった陽光も少し弱まったようですから上野駅へ向かうことにしました。

<同行者のコメント> たんけん広場は面白い実験道具がいっぱいあって二人とも時間を忘れて遊んでいました。そして恐竜のコーナーも何とか見られてよかったと思います。それにしても旦那さまは写真をいっぱい撮りながら、難しい説明をメモしていたことにはいつもながら感心させられました。□

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2013年8月25日 (日)

30周年を迎えた東京ディズニーランド(第6回)

Img_0348_3 通路の反対側にあるCAPTAIN EO(キャプテンEO)はマイケル・ジャクソンが主演し、ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラが製作と監督を担当した3Dスペース・アドベンチャーです。色や音を全く失った暗黒の星へとたどり着いたキャプテンEOと仲間たちが暗黒の女王とその軍隊を相手に闘(たたか)いを挑(いど)む物語です。

小さな子供たちにはまだ早すぎると思われますので入館待ちはせず、その代わりにYouTubeのビデオを紹介することにします。まだ若くて溌剌(はつらつ)としていた20数年前のマイケルをたっぷり楽しんで下さい。

Img_0350 雨がまた降り始めました。アドベンチャーランドへ引き返す途中にシンデレラ城前の特別ステージでアトラクションが行われていることに気づきました。時々空高く吹き上がる水の柱が涼しさを感じさせます。 
 
 

Img_0352 正面なら見やすいと思って移動しましたが、人垣と傘でステージがまったく見えません。左端に「ディズニー夏祭り」の幟(のぼり)が確認できます。巨大な噴水は夏季限定のウォータープログラムのようです。 
 
 

Img_0354 見やすい場所を探しました。「爽涼鼓舞(そうりょうこぶ)」の看板があるステージ上ではミッキーマウス、ミニーマウスとデイジーダックなどのキャラクターとダンサーたちが踊っています。The ENBU(ザ・エンブ)と名付けられた1日4回開催されるダンス・コンテスト(ザ・ホットチャレンジ)でした。

Img_0356 雨が降り続く中、再びアドベンチャーランドに入ります。
 
 
 
 
 

Img_0384 PIRATES OF CARIBBEAN(カリブの海賊)に入ります。ちなみに看板の下にあるKIRINはスポンサー名です。この周辺はルイジアナ州ニューオーリンズの町並みが再現されているそうです。
 
 

Img_0358 迷路のように入り組んだ待ち列の順路(広いキューラインエリア)を少しずつ進みます。壁に飾られた油絵は海賊船の戦いを描いているようです。
 
 
 

Img_0360 薄暗い船着場に入ると、やがて大きなボートが岩壁に横付けしました。そのボートの舳先(へさき)に表示されている"Anne"は女海賊の名前Anne Bonny(アン・ボニー)から採(と)ったのでしょう。   
 
 

Img_0364ボートが出発すると右手に人影が・・。クレール料理を提供するレストランBlue Bayou“(青い入り江)です。庶民的なケイジャン料理と同様にルイジアナにあったフランスの植民地に住んだ人々の料理です。店内の照明は提灯(ちょうちん)とアルコールランプがあるだけですから、とても暗くてアトラクションと一体になっています。 

Img_0366 海賊の強烈なイメージが暗闇の中から現れました。
 
 
 

 
 

Img_0370 海賊だとすぐ分かる人物がランプの灯りに照らされて立っています。気のせいかもしれませんが、あのジョニー・デップに似ています。
 
 
 

Img_0372 ロープでつながれた女性たちは略奪(りゃくだつ)されたのでしょう。左下は鶏(にわとり)のようです。
 
 
 
 

Img_0376 海賊とその飼い犬がいますが、樽(たる)の中から誰かの頭が覗(のぞ)いています。
 
 
 
 

Img_0378 ご機嫌(きげん)そうな海賊が酒を飲んでいます。
 
 
 
 
 

Img_0382 海賊の頭領(とうりょう)と思われる人物が鳥に向って何か話しかけているように見えます。
 
 
 
 

Img_0394_2 オチビちゃんとコチビちゃんがお腹が空いたと言うため、アドベンチャーランドの入口近くにあるCHINA VOYAGER(チャイナボイジャー)に入ることになりました。かつて海賊船で働いていた中国人コックの孫がレシピを受け継いいでつくった中華レストランだそうです。チャイナボイジャーとは「中国の航海者」を意味します。 

Img_0386 スープヌードルのメニューにある坦々麺(辛味噌)、海老入り白湯麺(塩)、チャーシュー麺(醤油)の中から私は海老入り白湯麺(980円)を選びました。これは期待通りの美味しさです。
 
 

Img_0388 さらにチャーシュー麺(980円)も選んで皆でシェアすることにしました。こちらの方は残念ながら私好みの味ではありませんでした。 
 
 
 

Img_0390 オチビちゃんが強く望んだ肉まん(320円)もあります。子供でありながら健啖家(けんたんか)のオチビちゃんとコチビちゃんは麺とともにペロリと平らげました。
 
 
 

午後4時に始まる昼間のパレード「ハピネス・イズ・ヒア」が20分後に近づきましたのでシンデレラ城前の大きなロータリー方面へ移動することにしました。ここでショートブレイクを取ることにして記事の投稿をしばらく休止します。(続く)

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2013年8月22日 (木)

30周年を迎えた東京ディズニーランド(第3回)

2013_07290113 午前11時を過ぎましたので早めの昼食にすることにして、ミニーの家の左隣にあるヒューイ・デューイ・ルーイのグッドタイム・カフェを選びました。ドナルドのいたずら好きな甥(おい)っ子3人組が経営するカウンターサービスのレストランです。小雨がまだ降り続いています。
 

2013_07290114 ドナルドバーガー(エビカツ)(530円)、ミッキーピザ(420円)、フレンチフライポテト(210円)、ドリンク類(230-290円)などを注文しました。
 
 
 

2013_07290117 子供たちに人気があるのは何と言ってもミッキーピザで、大人たちにはドナルトバーガーのエビ味が好評でした。まだ食べ終わらない時に突然周囲で大歓声が沸(わ)き上がりました。 
 
 

2013_07290123 振り返るとCITY HALL(市役所)のドアを開けてドナルドの妹であるデイジーが登場したのです。これを見たコチビちゃんとチビエちゃんは両親とともに駆け出しました。あっと言う間に撮影会を待つ長い行列ができました。10分ほど待ってコチビちゃんの順番が回ってきました。撮影役はお父さんです。

2013_07290124 緊張が解(と)けたようでピース・サインをしてポーズを取っています。この日は雨模様ですからデイジーはちゃんとレインコートを着ています。
 
 
 

2013_07290126 次はチビエちゃんの順番です。デイジーと一緒の写真をお母さんが撮影しました。
 
 
 
 

2013_07290128 撮影が終ったチビエちゃんはデイジーとハイタッチをしてお別れです。
 
 
 
 

2013_07290130 撮影会が終了するとデイジーは手を振りながらCITY HALLの中へ消えました。
 
 
 
 

2013_07290131 両手で交通整理をする信号灯の脇を抜けてトゥーンタウンをさらに進むと大きな噴水が見えてきました。
 
 
 
 

2013_07290133 ロジャー・ラビット(名前の通りうさぎのキャラクター)の噴水(WATER WORKS)でした。同じトゥーンタウンにはミッキーの噴水がドナルドのボートの近くにありますが、茶色いレンガの道をたどれば迷わずに行けます。
 
 

2013_07290134 ROGER RABBITS CARTOON SPIN(ロジャー・ラビットのカートゥーンスピン)にも長い行列ができていました。タクシーのレニー(2階の窓を破って顔を出している)に乗ってトゥーンタウンの裏路地を走って悪党を追いかけるアトラクションのようです。レニーの上に見えるCABCO(キャブカンパニー)はタクシー会社を意味しています。

2013_07290135 どうしようかと思う間もなくオチビチャンはその隣で面白いものを見つけたようです。
 
 
 
 

2013_07290136 花火が大量に突き出たFIREWORKS(花火工場)は窓から煙(水の霧)が出ると・・・。
 
 
 
 

2013_07290138 隣のFIRE DEPARTMENT(消防署)では消防用ホースから観客(ゲスト)に向って勢いよく水を噴出す仕掛けがありました。 
 
 
 

2013_07290140 でも安心です。水が落ちる場所(地面)にはちゃんと分かるように表示があります。
 
 
 
 

2013_07290139 そして窓から犬のダルメシアン(消防署の犬)がちょっとだけ顔をだします。
 
 
 
 

2013_07290141 トゥーンタウンでたっぷり遊びましたから、隣のファンタジーランドへ向いました。まず大きな絵本を見かけました。POOHS HUNNEY HUNT(プーさんのハニーハント)は5人乗りのハニーポット(はちみつの壷)に乗ってプーさんと一緒にはちみつ探しの旅に出かけアトラクションです。長い待ち行列が出来ていますのでパスしました。 

2013_07290144 その先に“it's a small world(イッツ・ア・スモールワールド)から聞き覚えのある曲が流れてきました。英語を勉強しているオチビチャンは「小さい世界だね」と得意そうです。日本語の歌詞には「小さな世界」とともに「世界はまるい ただひとつ」の言葉も登場します。
   

2013_07290145 世界中の子供たちの歌声に包まれる世界で一番幸せな船旅ができると説明されています。大変な人数が並んでいますが、ボートが次々に出港するため長い行列はかなりの速さで進みます。橋の上から見下ろすアングルで出航するボート(20名乗り)を撮影しました。 
 

2013_07290150 並び始めてからわずか10分後に出発したボートはトンネルに入って行きます。(続く)

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2013年8月10日 (土)

横浜中華街 関帝廟通りで横浜博覧館へ

3階にフードコート「中華味市場」がありましたので、ここで昼食にすることにしました。
 
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白湯(ぱいたん)ラーメン館のほかにも中華麺チャーハン館・飲茶(やむちゃ)館・料理館・デザート・ドリンク館のセルフサービス・カウンターが並んでいます。
 
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オチビちゃんはチャーシュー麺(780円)と芝麻球(ちーまーちゅう、ゴマ団子、1個100円)を選びました。
 
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私は豚角煮白湯麺(塩味)(850円)です。天井にある赤色照明の影響が写真に出てしまいました。
 
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その他に五目チャーハン(680円)と
 
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上海焼きそば(700円)、そして
 
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焼きギョーザ(580円)などをシェアすることになりしました。料理がテーブルに並ぶと量が多すぎたように思われましたが、オチビちゃんとコチビちゃんの食欲に助けられてほぼ完食することが出来ました。その上、二人はデザートのアイスクリームも忘れません。
 
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持参したクーポン券と引き換えにウーロン茶が全員にサービスされたことは良かったのですが、料理の味は可もなく不可もなくと言ったところで横浜中華街の店にしてはやや期待外れでした。
 

一階のダスカマーケットに下りたオチビちゃんとコチビちゃんは「ふくわらいスタンプラリー」のイベント(7月20日-9月1日)を見つけてテンションがさらに上がりました。4つのスタンプを集めるとクーポンとして利用できるようです。もちろん二人の興味は、クーポンではなく、スタンプを集めることそのものです。スタンプ設置場所は横浜大世界に2カ所、横浜博覧館にも2カ所あり、それぞれ2種類のスタンプが置かれていると説明されています。後で知ったことですが、スタンプを4つ集めるとトリックアートの入場料が20%引きになるのですが、順番が後先になったためクーポンとしての利用価値はほとんど無くなっていたのです。
 

横浜大世界だけでスタンプを4つ集められるかどうかは分かりませんので、二人の希望にしたがって計画になかった横浜博覧館へ行くことにしました。人で混雑する関帝廟通りを西へ向いました。
 
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左手のオープンスペースは東屋「会芳亭」(かいほうてい)がある山下町公園です。2000年にリニューアルされたようです。中華街がある山下町は横浜が開港された時に外国人居留地となったエリアで、中国人がはじめて借りた土地に建てられた「会芳楼(かいほうろう)」という劇場と料理屋を兼ねた総合娯楽施設跡がこの会芳亭のある場所だそうです。
 
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天外天」という店名はいかにも中国風です。天外天とは空のまた外、つまり果てしない宇宙のことを指すそうです。四川料理、上海料理、刀削麺(とうさくめん)を提供する中華料理店でした。左前方にある「究極の豚まん雅秀殿」は行列の出来る肉まんの店として知られますが、意外にも栃木県宇都宮市にある会社の店舗でした。豚まんは関西における肉まんの呼び名だと思っていましたが・・。
 
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オチビちゃんが上方を指差していますが・・。右手にある京華楼も四川料理の店で、左手奥に見える龍翔記(りゅうしょうき)は食べ放題の店のようです。
 
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右手にある関帝廟は西暦160年頃の後漢から三国時代にかけて蜀(しょく)の創始者である劉備(りゅうび)に仕えた将軍・関羽(かんう)を祀(まつ)る寺です。後世において神格化され関帝(関聖帝君)となり、商売の神として世界中の中華街に祀られているそうです。映画「レッドクリフ(2008-9年、原題:赤壁)」では曹操(そうそう)の大軍に呉の孫権軍(智将周瑜)とともに戦いを挑んだ劉備軍(関羽将軍と張飛将軍)と天才的な軍師である諸葛亮(しょかつりょう、字(あざな)は孔明)の活躍が描かれています。意外でしたが、主人公は魅力的なリーダーで三国時代に王となる曹操(悪役)と劉備(高潔な人物)・勇猛な将軍の関羽と張飛ではなく、知略を競う周瑜(しゅうゆ)と諸葛孔明(こうめい)の二人でした。
 
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地久門(ちきゅうもん)に行き当たってしまいました。実は、この手前で右に折れるべきだったのですが・・。
 
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アイフォーン(MapFanアプリ)の助けを借りて何とか横浜博覧館に到着。
 
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オチビちゃんとコチビちゃんの二人はスタンプ設置場所がある3階へ直行しました。
 
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その途中、2階で何やら人の行列ができています。そして、「ベビースターランド」の文字も見えます。今年3月にオープンしたこの施設ではベビースターラーメン(おやつカンパニー社)が作られる様子を見学でき、しかもその場で食べることもできるコーナーでした。
 
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製麺から麺揚げまでの製造プロセスを間近で見られるのは、日清食品のインスタントラーメン発明記念館とよく似ています。ただ、こちらは自作することはできません。列が進む方向と説明看板に書かれたプロセスの順番が逆になっているのはややこしいです。
 
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二人はメニューを真剣にながめています。
 
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そして二人ともできたてスナックセット(チョコレート)を選びました。
 
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コチビちゃんに勧められて試食してみるとチョコレートはとても甘い味付けです。
 
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土産物を買っている同行者をしばらく待ったあと、混雑する中華街大通りを歩いて元町・中華街駅へ向いました。
 

<同行者のコメント> 二人ともいっぱい楽しんでくれたようです。中華街で道に迷うとは旦那様らしくありませんね。やはり暑さのせいでしょうか?

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2013年7月18日 (木)

メーグルでたどる名古屋の歴史 名古屋城本丸御殿(前編)

所用で名古屋へ出掛けた折に昨年と同様に市内を散策することにしました。今回のハイライトは何と言っても第一期工事分の玄関と表書院が完成して5月29日に一般公開された名古屋城の本丸御殿ですが、それだけではもの足りませんので名古屋らしさを感じさせるエリアにも足を伸ばす計画を立てました。

今から1カ月前の6月16日に朝の新幹線に乗りました。この日はあいにくの曇天で三島駅付近から富士山を見ることができません。携行した軽い内容の本を読んでいるうちに名古屋駅に到着しました。到着した16・17番線ホームでいつも利用する「住よし」で「たぬき玉子入りきしめん」(440円)を注文しました。この店で、かき揚げ玉子入りきしめん(かけ)きしめんきつね入りきしめんみそきしめんを食べた感想を当ブログの記事で紹介しています。
 
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ほどなく配膳された「たぬき玉子入りきしめん」は「(かけ)きしめんのたぬき版」に玉子を入れたものです。写真では玉子が沈んでいるためシンプルな「たぬききしめん」に見えて、かき揚げ入りのような豪華(ごうか)さはありませんが、その味は申し分ありません。
 
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名古屋駅東口のバス乗り場(8番)へ向いました。停留所の屋根裏に「メーグル」と書かれた右端のレーンには長い行列が出来ていました。「メーグル」とは市内北部の観光地を定額で巡回できる「なごや観光ルートバス」の愛称です。「メーグル」とは「メー」(名古屋の省略形)と「グル」(巡回をイメージさせる擬音のグルグル)」を組み合わせた造語と思われます。
 
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名駅通りの反対側では大名古屋ビルヂングが取り壊されて新しい大名古屋ビルヂングの建設が5月から始まっているようです。そして名古屋駅側でも「名古屋駅新ビル」(仮称)の建設が始まっていました。
 

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「メーグルバス」の一日乗車券を案内と整理をする人から500円で購入しました。
   
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到着した「メーグル」(バス)の後部には名古屋城本丸御殿の玄関と表書院が5月29日に公開されたと表示されています。
 
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「メーグル」への乗車が始まりました。乗車時に運転席脇の機械で日付を印字してもらう仕組みになっていました。乗車時に運転席脇の機械で日付を印字してもらう仕組みになっていました。
 
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午前11時10分に出発した「メーグル」は名駅通りを北へ向い、則武(のりたけ)新町交差点を右折して「産業技術記念館」停留所と、しばらく走った「ノリタケの森」停留所にまず停車しました。
 
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外堀通り(県道200号)の新御園橋交差点を左折して伏見通り(国道22号)を北上すると名古屋城が近づきました。名古屋城前交差点とその西側に接した名古屋能楽堂の敷地内にある加藤清正像が見えます。
 
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名城正門交差点に近い名古屋城停留所でメーグルバスを下車。1年前にも訪れた名古屋城の正門へ向いました。明治43年に旧江戸城内の蓮池御門が移築されて正門となりましたが、第2次世界大戦により焼失したため、昭和34年に天守閣とともに現在の正門が再建されました。
 
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西之丸に入ると見事な天守閣の屋根瓦の緑青入りが新緑に映えていました。右手前は解体修理中の西南隅櫓(重要文化財)です。この建物は慶長17年(1612年)頃に建てられ、大正10年(1921年)に土台の石垣の崩壊にともない行われた大規模修理以来の大規模な修理だそうです。ちなみに工事の完成は平成26年秋頃の予定。
 
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さらに東方へ直進して本丸御殿方面へ向かいと大きなテントが張られていました。ここが行列の最後尾のようです。強い日差しを避けるためのテントがあることはあり難い。
 
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テントの中には長い行列に並ぶ人を退屈させないように本丸御殿内の写真パネルが飾られています。
 
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こちらは玄関付近の解説
 
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そして謁見(えっけん)の場である一段と豪華な表書院上段之間の写真を見ると期待が高まりました。
 
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観光用の人力車が待ち行列の切れ目を抜けて西南隅櫓の方向に向います。
 
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表二之門へと行列が続いています。西之丸を東西に通行する人たちのために簡単な遮断機が設置してあります。
 
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枡形(ますがた)を構成する本丸表一之門跡
 
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本丸御殿の車寄(くるまよせ)と玄関がやっと見えました。玄関破風(小さい屋根)とその上にある飾り瓦(かわら)の獅子口(しちぐち)と下にある兎毛通し、そして中之口部屋の屋根の木連格子と建物を火災から守る懸魚(げぎょ)などが印象的です。名古屋城本丸御殿は尾張藩主の住まいとして徳川家康の命により慶長20年(1615年)に建てられました。寛永11年(1634年)には将軍のお成御殿として上洛殿(じょうらくでん)が増築され、格式高い御殿として知られていましたが、昭和20年(1945年)の空襲で天主閣とともに全焼したそうです。
 
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少し前進した位置から玄関破風をアップして撮影しました。
 
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(続く)

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2013年7月 3日 (水)

続・奥の細道疑紀行(最終回) 割烹温泉「上越の湯」

直江津の宿を出立(しゅったつ)した芭蕉は高田に2泊したあと直江津に戻って五智国分寺居多(こた)神社に参拝し、そして日本海沿いに歩いて名立(なだち)を経て富山県境に近い糸魚川(いといがわ)へ向いました。一方、私たちの「奥の細道」を辿(たど)る今回のドライブ旅は上越市が終着点です。上信越自動車道の上越高田ICに入って約300km走れば自宅に帰着できますが、長旅の疲れを癒(いや)すため芭蕉のルートに倣(なら)って直江津方面に戻ることにしました。

2013_05010661 国道18号(上新バイパス)に入って北陸自動車道の上越ICにほど近い割烹(かっぽう)温泉「上越の湯」に到着しました。バイパス道路が開通した田園地帯に平成6年(1994年)11月にオープンした大規模複合施設「上越ウイング・マーケットセンター」(45,000坪の土地面積と11000坪の売り場面積)の一角にありました。 

2013_05010665 2011年2月に経営が変わって再オープンした日帰り温泉「上越の湯」は24時間・年中無休営業で、平日料金の大人600円(3時間利用は300円)には岩盤浴の利用も含まれています。なお、館内着・タオルセットは別料金(500円)や宿泊パック(朝食付き)は平日料金が3500円のようです。 

2013_05010666 脱衣場には大型のロッカーが並んでいて使いやすい。
 
 
 
 
 

浴室に入ると薄暗い照明に大浴場・ジャグジー・寝風呂・露天風呂・座り湯など多彩な浴槽が並んでいて、温泉を楽しむためには良いのですが、インテリアデザインがいまひとつで楽しさは中位(ちゅうくらい)です。東屋(あずまや)がある露天風呂は壁際にあるため窮屈(きゅうくつ)に感じました。しかし、高温サウナ・低温備長炭(びんちょうたん)サウナ・ブラックシリカ岩盤浴の3種類がありサウナ好きに向いています。

淡黄緑色(透明)である温泉の泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素温泉(低拡張アルカリ性低温水)で、25.3度の源泉が約42度に加温されています。弱アルカリ性ですから肌に柔らかい湯でした。

2013_05010664 窓がないため全体的に薄暗く、広いロビーにはリラクゼーション、韓国式あかすりエステ、韓流ほぐし処など各種のボディケアのサービスに加えて、食事処が3か所もあることで「割烹温泉」と珍しい呼び方をしているのでしょう。私にはスーパー銭湯というよりも昔のヘルスセンターの趣(おもむき)が感じられました。

なかでも珍しいと思ったのは個室レンタルルーム(料金は800円/時間)が50室ほど並んでいたことです。テレビや寝具なども備えられていて休憩だけでなく宿泊にも利用できるようです。

2013_05010663 フロント脇の広い休憩コーナーで30分ほど身体のほてりを冷ましました。フードコーナーもあってのんびりできる場所です。休憩だけであればリクライニングシートがあるリラックス室、またはごろ寝コーナーが良いでしょう。   
 
 

2013_05010667 「上越の湯」の建物を出た同行者は車に戻る途中に犬を見つけて駆(か)け寄りました。 
 
 
 
 

2013_05010671 「湯~太郎」という名の犬でした。
 
 
 
 
 

2013_05010668 金網で囲まれた犬小屋は細長くて、「湯~太郎」は人影を見ると短距離ダッシュのように犬小屋内を往復しています。よくみるとパットゴルフ場であった施設を犬小屋に流用しているようです。 
 
 

2013_05010675 雨はほぼ止(や)んだようですから出発することにします。上越ICから北陸自動車道に入りました。約4km先にある上越JCTで上信越自動車道にそれました。直進すると芭蕉が向かった名立・富山方面です。
 
 

2013_05010680 山間(やまあい)に入った上信越自動車は上越高田ICを通過し、妙高(みょうこう)高原を越えると、信州中野IC(147km付近)に差し掛かりました。3年半前に北信濃のドライブ旅をした時に利用したICです。先ほどまでの曇天はすっかり青空に変わっていました。   
 

2013_05010683_3須坂長野東ICを過ぎた長い下り坂を走りながら信州の景色を楽しみました。
 
 
 
 

2013_05010684 「131.1kmポスト」の電光表示板には都内で10kmの渋滞が発生したことを表示されています。
 
 
 
 

2013_05010685 長野ICを通過します。北信濃のドライブ旅で帰路に着いた時を思い出しました。
 
 
 
 

2013_05010686 更埴(こうしょく)JCTで上信越自動車道は左にカーブします。夕日がまぶしく逆光写真になってしまいました。
 
 
 
 

2013_05010689 坂城(さかき)ICに差し掛かると日がかなり傾いてきたことが分かります。
 
 
 
 

2013_05010690 上田菅平ICも順調に通過。3年前に日本ロマンチック街道をドライブした時にこの近くを通過しています。 
 
 
 
 

2013_05010692 東部湯の丸ICを過ぎた場所からみる雲は赤く染まっています。
 
 
 
 

2013_05010698 佐久小諸JCTに差し掛かりました。ここは直進します。ちなみに、中部横断自動車道はまだ一部区間しか開通していませんが、将来は新東名高速道路の新清水JCTまで伸びるそうです。 
 
 

八風山トンネルで長野県と群馬県の県境を越えると日がとっぷり暮れていましたので、写真撮影は止めて、運転に専念することにしました。急な下り坂を一気に走って松井田妙義IC・下仁田IC・富岡IC・吉井ICを通過すると上信越自動車道の東端に位置する藤岡PAに到着。このPAには藤岡ICとハイウェイオアシスららん藤岡(道の駅ふじおか)が併設されていて、関越自動車道に入る藤岡JCTは目と鼻の先ですから、ここで休憩を兼ねた夕食にすることにしました。長い導入路は伊勢湾岸道路の刈谷ハイウェイオアシスと似ています。

到着したのが午後7時を少し回ったところで、ほとんどの店が閉まっていました。やっと見つけた派手な外装の「東京とんこつラーメン翔(しょう)」に恐(おそ)る恐る入りました。トンコツ・味噌・醤油の3種あるなかから同行者の意見をいれて味噌ねぎらーめん(780円)と焼きギョーザ(330円)を注文しました。

2013_05010703 味噌ねぎらーめんは中太縮れ麺に、チャーシュー、メンマ、ネギ、海苔(のり)がトッピングされています。スープはしつこさのない豚骨ベースで、チャーシューは柔らかく美味しいのは良いのですが、麺が柔らかくてスープの味も店構えの割には平凡でした。店名に「東京」とあるのは江戸味噌を使っているからなのでしょう。 

2013_05010704 焼きギョーザは小振りですが、その味はまずまずでした。つまり、飛び込みで入ったラーメン店としてはいずれのメニューも及第点(きゅうだいてん)だったと思います。 
 
 
 

藤岡JCTから走りなれた関越自動車道に入ると、所々で車の輻輳(ふくそう)はありましたが、終点の練馬ICまでほぼ順調に走行できました。しかし、環状8号は夜半になっても混んでいて・・。それはさておき、山形県・秋田県(南端)・新潟県を巡(めぐ)る今回のドライブ旅は、下調べを十分行ったことで、予定したスポットをほぼ計画通りに回ることができました。ちなみに、総走行距離は約1380km、平均燃費は23.0km/リットルでした。

<同行者のコメント> 高田を訪れるとは知りませんでした。昼食を食べた藤作のご主人に高田の見どころを説明していただいたことで、高田バテンレースの店に寄ることができたのはとてもうれしかったです。でも、旦那様に誘われるまま春日山城の本丸跡と天守閣跡まで登ったところ、思いのほか大変な山登りですごく疲れましたが、最後に温泉へゆっくり入ったことで生き返りました。

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2013年7月 1日 (月)

続・奥の細道疑紀行 上越市高田(前編)

2013_05010608 雨が降る県道63号を高田地区へ向いました。
 
 
 
 
 

2013_05010610 高田地区の中心部にある会席料理「藤作(とうさく) 別館」で昼食を摂(と)ることにしました。本町通り(県道198号)には駐車できませんので、裏通りにあるコインパーキングに車を停めて裏口から店内に入ります。
 
 

2013_05010612 かなり狭い(正に鰻の寝床のような)通路を入ると半個室へ案内されました。ランチメニューから同行者は若葉弁当(1500円)、私は心積もりしていた「藤作ランチ」(1000円)を注文しました。待つことしばしで、私に玉子豆腐とキンピラゴボウが配膳(はいぜん)されました。茶碗蒸(ちゃわんむ)しみたいに柔らかい豆腐です。 

2013_05010613 次いで焼き魚、玉子焼き、メロンの小片、肉料理などが。
 
 
 
 
 

2013_05010614 同行者には幕の内弁当のような重箱が置かれました。玉子豆腐、刺身、テンプラ、サザエのつぼ焼き、焼き魚、玉子焼き、サヤエンドウ、高野豆腐などと多彩で女性好みのメニューです。それにご飯と味噌汁も付いています。
 
 

2013_05010615 私に刺身の入った器(うつわ)が配膳されたところで何かが変であることに気づきました。同行者と私の注文が逆に受け取られたようです。
 
 
 

2013_05010616 ご飯と味噌汁まで揃(そろ)いましたから、今さら交換する訳にも行きません。私が「逆に配膳されたみたいだね」と言うと、同行者は「そうなのよ。私の料理はみんな量が少ないから変だと思ったわ」と口を尖(と)がらせます。
 
 

2013_05010617 私は食後のコーヒーを飲むことで嵐が過ぎ去るのを待ちました。時間が経つと同行者は料理に納得したようで会計する時に「美味しかったですよ」と言っています。それが契機となって、ご主人と思われる男性が高田の町について詳しく説明してくださいました。 
 

2013_05010620 これが本町通りから見た「藤作 別館」の表玄関です。
 
 
 
 
 

2013_05010619 本町通りに出ると現代の雁木(がんぎ)が続いていました。日本で降雪量が一番多い高田に雁木があることを小学校の社会科で習った記憶があります。「2014年高田開府400年雁木・町家・雪日記」の旗が多数吊(つ)り下げられています。家康の六男・松平忠輝の居城・高田城が築城されて来年が400年目に当るのでしょう。 

2013_05010622 雁木は雨避(あまよ)けにもなりますから車の中に置いたままの雨傘を取りに戻る必要はありません。藤作のご主人から教えられた高田小町にまず立ち寄りました。有力な商家の町屋跡を修復してコミュニティプラザとして利用されているそうです。 
 

2013_05010623 その内部です。土間に足踏み式ミシンが置かれています。右手奥にあるのは蓄音機のようです。
 
 
 
 

2013_05010625 昔懐かしい雪の風景写真です。ちなみ、左は雪で作られた雁木間をつなぐ大きなトンネル、右は昔の雁木(がんぎ)。後者は昭和41年と表示されていますから、ちょうど半世紀前の写真です。
 
 

2013_05010626 内庭には石灯籠と並んで井戸用手押しポンプがあります。 
 
 
 
 

2013_05010627 蔵のギャラリー
 
   
 
 
 

2013_05010628 高い天井にある明かり取り
 
 
 
 
 

2013_05010629 2階からみた土間と囲炉裏(いろり)
 
 
 
 
 

2013_05010631 下小町の辻標には『本町通りは上小町・中小町・下小町の三小町に分かれていた。この下小町には最盛期には旅籠が30軒もあった』と説明されています。
 
 
 

2013_05010633 昔風の雁木も残っています。
 
 
 
 
 

2013_05010632 現役では日本一古いとも言われる映画館「高田世界館」にも立ち寄ってみました。大正5年に常設映画館としてオープンしたそうです。
 
 
 

2013_05010634 「ほかいびと 伊奈の井月」(北村皆雄監督)と題した映画が翌日の5月2日まで5日間上映されているようです。『芥川龍之介に見出され、山頭火に慕われ、つげ義春が漫画に描いた乞食俳人井月(せいげつ)』の文字が見えます。小説家の芥川龍之介と俳人の種田山頭火の名前は知っていますが井月なる人物はさっぱり分かりません。 

調べると、つげ義春の「無能の人」の最後の「蒸発」に登場する俳人の井上井月を描いた映画で、出身地の長岡市、晩年を過ごした恵那市とこの上越市などで上映されているようです。そして、『井上井月は文政5年(1822年)に越後長岡藩士の子として生まれ、勝造または勝之進と称したといわれる。いかなる契機で俳人となったか明らかでないが井月と号した人物』であることを知りました。
 

『長岡を出た井月は、嘉永5年善光寺に来り、伊那へ来たのは安政5年頃であったという。伊那谷にあること30余年、明治20年3月10日上伊那郡美篶村末広太田窪(現在の伊那市美篶末広)の塩原折治(俳号梅関)方で眠るように漂泊詩人井月は往生を遂げた』そうです。ちなみに、「ほかいびと」とは村々を訪ねて人々に「ほかい」(寿ぎ、祝い言)の言葉を唱えて歩くことを生業(なりわい、職業)とした人のことを指(さ)すそうです。(続く)

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2013年6月28日 (金)

東京駅一番街の「東京ラーメンストリート」

東京駅へ出掛けました。関西へ移動するアメリカ人留学生を見送る同行者をエスコートすることが目的です。改装された東京駅の八重洲駅舎丸の内駅舎、および地下街を案内したあとに新幹線プラットフォームで無事に送り出すことができました。
 
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正午間近ですから急いで八重洲口地下一階へ向いました。「東京駅一番街」にある「東京ラーメンストリート」です。昨年、同じ目的で東京駅に来た時にはここへの立ち寄りを諦(あきら)めて大井町のラーメン店「江戸一」にしましたから、今年は「東京ラーメンストリート」で食べる心積もりでした。現在は7店が入居しているようです。
 
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各店を紹介する看板が2つ並んでいます。南口寄りには、つけ麺の「六厘舎TOKYO」、塩ラーメン専門の「ひるがお」、蟹(かに)専門の「せいすけ 北の章」の3店舗です。
 
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中央口寄りの看板には、「麺屋 七彩/TOKYO味噌らーめん 江戸甘」、「東京駅斑鳩(いかるが)」、「麺処ほん田」、「ジャンクガレッジ」の4店舗。
 
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どの店に入るかをきめるため店の品定めをしながら見て回ることにしました。最初の「ひるがお」は大きな看板だけです。入口はおそらく反対側にあるのでしょう。
 
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隣にある六厘舎(ろくりんしゃ)の店内は混んでいるようですが外へはみ出て並ぶ人は一人もいません。しかし、よく見るとこちらは出口でした。
 
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店に沿って通路を左へ曲がると長い待ち行列が出来ていました。大厘舎は東京ラーメンストリートが2009年にオープンした時から営業している人気店です。
 
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さらに大厘舎を回り込むように左に折れると、蟹(かに)専門の「せいすけ北の章」と「麺屋 七彩/TOKYO味噌らーめん 江戸甘」がありました。前者は北海道の素材が売りの店で、後者は朝の7時半から営業している喜多方ラーメン(醤油)や坦々麺の「麺屋七彩」(午後5時に「TOKYO 味噌らーめん 江戸甘」へ切り替わ)です。
 
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こちらは「ひるがお」の入口付近です。この店も東京ラーメンストリートがオープンした時に出店したようです。さらに先にある豚骨・魚介の「東京駅斑鳩」に興味を惹(ひ)かれますが、この店の行列に並ぶことにしました。塩ラーメンが好きなこともありますが、店名の「ひるがお」も気になりました。ラーメンとはまったく関係ありませんが、憧(あこが)れていた女優カトリーヌ・ドヌーブが主演する映画「昼顔」を学生時代(45年前)に観たことをふと思い出したのです。
 
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女性の店員さんから先に食券を買うように促されました。同行者は醤油を希望で、私はもちろん塩です。写真入りの説明看板が横にあるのは親切です。できるだけボリュームの少ないメニューを選びました。ちなみに、この店は世田谷区奥沢にあるラーメン専門店「せたが屋」が展開する店のひとつです。
 
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同行者に選んだシンプルな「醤油らーめん」(750円)は新宿御苑で大人気だった醤油らーめんを復活させたものだそうです。魚介系スープは濃(こ)い色をしていますが意外にさっぱりした味でした。黒っぽく見えるのはアオサのようで、同行者はそれが美味しいと言いながら完食しました。
 
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私が決め打ちした天然素材だけを使ったという「塩らーめん」(750円)はこの店で一番人気のようです。白髪(しらが)ネギの上にはエビの殻(から)を粉にしたようなものが載(の)せられています。エビの風味が強く感じられるスープと私が好きな香港式麺のように細くて腰があるストレート麺の組み合わせが印象的。ほど良いボリュームですが、私の好みとしてはエビ風味をもう少し押さえた方が良いと思いました。
 
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八重洲地下中央口改札へ向う途中に同行者の足が止まりました。タッチディスプレイに面白がって触れています。最近良く見かけるデジタルサイネージ(電子看板)です。調べると、昨年4月に設置された総合案内用ディスプレイでした。55型ディスプレイを4台組み合わせたマルチ­画面で構成され、2人が同時に操作できるマルチタッチが可能となっており、しかも4ヶ国の外国語にも対応するそうです。
 
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こちらは東京駅の待ち合わせスポット「銀の鈴」です。2007年10月に東京駅地下一階のエキナカ商業施設「グランスタ」が開業した時にリニューアルされた4代目です。
 
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私が写真を撮っている間にコンコースを丸の内口方面へ歩いていた同行者の足がお菓子屋さんの前で止まりました。
 
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この立て看板を見たようです。店内で買い物を済ませた同行者に尋(たず)ねると案の定、日本橋錦豊琳(にしきほうりん)の「きんぴらごぼう」をお土産に買ったとのこと。ゴボウを生地に練り込んで辛(から)みを利(き)かせた「きんぴらごぼう」風味のこの「かりんとう」(花林糖)をテレビか何かで知ったそうです。
 
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ボランティア活動が順調に進み始めて同行者のご機嫌が麗(うるわ)しいことは私にとって何よりです。

<同行者のコメント> 英語が堪能(たんのう)な旦那さまは頼もしいですね。美味しいラーメンを食べて、お菓子の「きんぴらごぼう」を買うこともできたことで、楽しい一日になりました。

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