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2013年12月 4日 (水)

珠玉のクロアチア旅行(その1) 旅立ち

10月下旬の早朝、押上駅で京成押上線アクセ特急に乗車しました。京成上野駅と成田空港駅を結ぶ同じ京成電鉄の成田エクスプレス(所要時間約45分、全席指定2400円)のように速くはありませんが、押上駅から約1時間で成田空港に到着できます。しかも特急料金は不要(運賃1130円だけ)なのです。ちなみに、JRの成田エクスプレスは東京駅‐成田空港駅間は所要時間が約1時間で、指定席特急券を含めた運賃が2940円とやや割高で、リムジンバスはTCAT(箱崎)-成田空港間が60-90分、料金は2900円です。料金を重視する方は東京駅発成田空港直行バスサービス(京成バスなどが提供)を利用すれば他の半額以下(900‐1000円)と格安です。このように多彩な移動手段がありますから、乗車する場所と時間帯によって最適な方法を選ぶと良いでしょう。
 

終点の成田空港駅で下車、直結した空港ビルの地下1階のセキュリティチェックエリアを抜けて、エスカレーターを利用して4階まで上がれば第一ターミナル(北ウイング)の出発ロビー(国際線チェックインカウンター)に迷わず到着できました。2006年に西欧(ドイツ・スイス・フランス)を訪れて以来、7年ぶりの海外旅行なのです。
 
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今回利用するアリタリア航空のカウンターでチェックインした後は、保安検査場で手荷物のセキュリテーチェックを受け、階下(3階)に下りて税関(必要に応じて)とイミグレーション(出国検査場)を無事に通過して搭乗口へと移動しました。搭乗口では搭乗券とともに本人確認のためにパスポートを提示する必要がありました。
 
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参考情報ですが、事前にパスポートの顔写真と指紋を登録しておけば、パスポートと指紋の照合により、自動的に出入国審査を行うことができる自動化ゲートも利用できます。成田空港のイミグレーションは長い待ち行列が出来ていることが多いので、自動化ゲートを利用すればイライラしながら待つことが無くなるかも知れません。ただし、便利とはいえ高速道路のETCゲートのように多くの人が殺到すれば逆に自動化ゲートの方が混雑することも考えられます。
 
今回搭乗する飛行機(B777-200ER)は航空会社と世界第2位の航空機メーカーであるボーイング社が共同開発した最新鋭ハイテク双発機、B777シリーズの一つで、快適性とともに低燃費と低騒音が実現されているそうです。数字の200は機体の大きさを、そして末尾のERExtended Range)は燃料タンク容量の増加とエンジン推力の増強により航続距離を延長させたものであることを表しています。日本航空(GE製エンジン)と全日空(プラット・アンド・ホイットニー製エンジン)の両社も主力機材としてB777シリーズを保有しているようです。
 
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アリタリア航空はどうかと思い確認するとGE製エンジンを採用していました。
 
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機材の仕様は、長さ63.7m、翼幅60.9m、高さ18.5m、座席数293です。
 
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巡航速度910km/hでの航続距離は12、600kmありますから、目的地のローマまで余裕を持ってノンストップで飛行することができます。私と同行者が搭乗したAZ783便はほぼ定刻の午前10時20分にゲートを離れて滑走路へと向かいました。これからシベリアの上空を通過する12時間50分のフライトが待っています。
 
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水平飛行に移ったところで窓の外を撮影しました。冷気でできた氷片のため前ピン写真になってしまいました。昼食がサービスされたあとは機内映画を観て過ごしました。これまで観たことがある「天使と悪魔」と「アイアンマン3」に加えて、今回はじめての「オブリビオン」と日本映画の「プラチナデータ」で退屈を紛らわせました。映画の合間には客室内のディスプレイの表示も時々確認することでおおよその飛行状況が理解できました。シベリア上空では高度約11、600mをやや遅い巡航速度約770km/hで飛行し、モスクワ以降は約870km/hに速度が回復し、オーストリアに入る前には再び約780km/hまで速度が低下しました。これは向い風がそれぞれの区間で約100km/h、約30km/h、約100km/hと大きく変化したためでしょう。外気温も向かい風と同様に、-60度、-47度、-60度と微妙に上下しました。
 
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ローマの約200km手前から順次高度低下させながら(約100km手前で5000mを下回る)無事にレオナルド・ダ・ビンチ国際空港(別名:フィウミチーノ空港)へ午後3時20分(現地時間)頃に到着しました。成田空港からの所要時間はちょうど13時間です。(写真は国内線ロビーの写真パネル)
 
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私のiPhone5vodafone IT(イタリア)の携帯回線にローミング(提携事業者との接続)していることを表示しています。国内便への乗り継ぎ時間は3時間半もありますから、国内線ロビーで軽く食事をしたり、ショッッピングしたりしながらのんびり過ごしました。
 
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日もとっぷり暮れた午後6時40分頃、駐機場へ移動するバスが横付けしたアリタリア航空の機材はブラジルの航空機製造会社エンブラエル社の小型ジェット旅客機(E-JetEMBRAER E175でした。ちなみに、同機の仕様は、長さ31.7m、翼幅26m、高さ9.73m、そして巡航速度は850km/hです。あまり知られていませんが、同社はカナダのボンバルディア社に次いで世界第4位の航空機メーカーであり、ボンバルディア社製のように事故を多発していませんから安心して乗れそうです。
 
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小さな機体の割に座席数が88と多いため、客室(キャビン)はやはり手狭で圧迫感があります。
 
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AZ1361便は約1時間15分後の午後8時(現地時間)過ぎにイタリア北東端にあるトリエステに到着しました。ターミナルビルの外に出ると人の姿はなく閑散としています。この日は都合14時間以上も飛行機に乗ったことで眠さと疲労感が出てきましたが、宿泊地はまだ国境の向こう側なのです。
 
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スに乗り換えて出発すると国境を2つも通過しました。イタリアとスロヴェニアの国境、そしてスロヴェ二アとクロアチアの国境です。前者はEU加盟国間の国境ですからパスポートのチェックはありませんが、後者は両国の係官がバスに乗り込んできて出入国のスタンプを2つ連続して押してくれました。クロアチアも今年7月にEUに加盟しましたが、通関手続きはまだ従来のままなのです。ちなみに、いずれの国境ゲートも撮影が禁止されています。
 
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宿泊地のオパティアに到着したのは1時間半後の午後10時20分頃でした。自宅を出てからすでに25時間以上が経過しています。
 
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ホテルの自室で荷物を解いた後は、とにもかくにも寝ることにしました。
   
040   
 
(続く)

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