オービィ横浜を楽しむ(後編)
ベースキャンプ近くで行われている写真撮影サービス(有料)にオチビちゃんとコチビちゃんが飛び入り参加。
「シアター23.4」(午後1時40分開始)への入場が午後1時20分頃に始まりました。
上映開始までの待ち時間を利用した子供向けの写真撮影(有料)と係員による説明が続きました。ちなみに、「23.4」は地軸の傾斜角のことです。
楕円形をした「シアター23.4」には前面の巨大なスクリーン(高さ8m、横幅20m)の他に後方にも2つのスクリーンがありました。
北極の四季がIMAXにも劣らない迫力ある画面をドルビーサラウンドが盛り上げ、客席や床が振動し、冷たい空気(水蒸気)が吹きかけられるなど、臨場感に溢(あふ)れていました。一瞬で海水が凍って生物(ヒトデ)を閉じ込めるシーンが印象に残りました。(上映中は撮影禁止)
エグジビション巡りを続けます。「B 1,300,000」ではアフリカを移動するヌーの大群とワニが4方を取り囲むスクリーンに映し出されました。迫力のある映像と音響に加えて、なぜか銃声のような鋭い音が2回も耳を劈(つんざ)きました。
「A 40,000」はスーパーマンのように空中を飛びながら地球一周する爽快(そうかい)な映像アトラクションです。
「C 60」はインドネシアに生息する世界最大のトカゲ、コモドドラゴンが獲物を狩る様子が克明に映し出されました。オチビちゃんはコモドドラゴンをテレビ番組で観たことがあるそうです。
「D -89.2」は地球最低気温を体感するアトラクションです。
最初に入った部屋は室温が5度、次いで0度に保たれた部屋に移ると、風速22m/sの風は吹きつけて体感温度を急激下げました。
「G 無限大」では円形スペースの中央にあるテーブル上にいろんな色のフィルムを置くと周囲のスクリーンにその色調の写真群が映しだされ、刻々変わる色の世界をたっぷり楽しむことができました。
エグジビションを一通り回り終えたところで5階にある「アフターショー&サービス」(コーヒーショップ)で休憩することにしました。
私はザ・プレミアムモルツ(580円)で燃料補給を・・。オチビちゃんたちはコーラ、ストロベリーサンデー、そしてブルーハンバーガー(450円)を注文。
無理を言って店員さんにカットしていただいたブルーハンバーガーのバンズは中まで青くて不気味ですが、味は蒸しパンのようにさっぱりしていて美味しいものでした。私が燃料補給を楽しんでいる間にオチビちゃんたちは「アニマルペディア」に再挑戦。今回はもちろん「陸の動物編」です。
出口付近に待ち構える土産物店に立ち寄ったあとは、4階以下にあるショップを巡りたいという同行者たちの提案をひとりスキップした私が5階にあるテラス(屋上部分)に出てみると、期待通りにランドマークタワー、日石横浜ビル、横浜銀行本店ビル、三菱重工横浜ビルが林立していました。右上に見える丸いものは、もちろんUFOではなく、天井灯の写り込みです。
反対側にはパシフィコ横浜も見えます。そして、手前にあるのはみなとみらい駅への出入り口でしょう。
左手のMMパークビル(三菱地所)の屋上には小型風力発電機が設置されていました。風がないようで夕焼けに照らされた羽根は回っていません。大型の風力発電用風車は強い風力で効率の良い水平軸を持つプロペラ形が採用されており、これまで「旅行大好き、飛行機も!」と「温泉大好き、ドライブも!」の両ブログで何度も紹介した風力発電用風車のほとんどがこのタイプです。写真の小型風車のように輪状のフードをつけることで風がフードの内側を通過する際の風速が20-30%速くなるため、発電出力はフードなしの場合の2倍近くになる効用があるようです。そして、般的な風車で課題となっているブレード先端部分での風切り音もほぼ消える優れた仕掛けなのです。ユニークな風車の例として垂直軸を持つサボ二ウス型風車を「これって、何?」ブログで紹介しています。
私は風車を見るといつも映画「華麗なる賭け」(英文原題:The Thomas Crown Affair)の主題歌「風のささやき」(1968年アカデミー主題歌賞受賞、英文原題:The Windmills of Your Mind)を思い出します。ちなみに、”Windmill”は風車を意味する英語ですが、ヨーロッパで穀物を臼(うす)で挽(ひ)くため(つまり製粉機用)に風車が用いられたことが語源のようです。「風のささやき」の歌詞は修辞学的な表現の繰り返しであるため難解ですが、サビの部分で歌われる言葉”The Windmills of Your Mind”(君の心に回り続ける風車)を強調しているのでしょう。
ここで道草を食って私の関心事についてもう少し書きます。風力発電は欧米や最近トップに躍り出た中国などで有力な再生可能エネルギーとして積極的に導入されて全電力需要量の約20%を賄(まかな)う水準に近づいているようです。日本でも北海道・青森県(下北半島)から鹿児島県までの太平洋沿岸などで多数の風力発電設備が設置されていますが、それでも全電力需要のわずか1%強を占めるだけなのです。民家に近い場所が多いため騒音・低周波振動による公害が懸念されることに加えて、先進諸国のように明確なエネルギー政策が日本にないことが後進国に甘んじる主原因になっていると考えられます。しかし、風力発電の諸課題を解決するとともに海岸線の長い日本に適した方法として期待される洋上風力発電設備が昨年11月に福島県楢葉町沖で稼動を開始したことが報道されました。
三菱重工横浜ビルの手前にある横浜美術館の向こうに夕日が沈みます。
<同行者のコメント> オービィ横浜へオチビちゃんとコチビちゃんを連れて行こうと言い出したのは私ですよ。WOWOWの番組を一緒に観ていたのに旦那さまはうろ覚えで、「ほら、あの女優さんが出演した番組で紹介した場所よ」と言ったことでやっと思い出しました。それはともかく、二人ともたっぷり楽しんでくれたようで、今回の選択は正解でした。
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