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2014年3月29日 (土)

「そうだ 京都、行こう。」 十輪寺 (Ⅲ)

渡り廊下(本堂寄り)から見た中庭の様子
 
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枝垂れ桜の太い幹の脇にある大きな石に根が張っていることを同行者が気づきました。枝垂れ桜の根なのでしょうか。
 
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中庭の反対側の建物には六歌仙(すぐれた6人の歌人)を描いた襖絵(ふすまえ)が目をひきました。もちろん、業平は六歌仙のひとりで、その他には僧正遍昭(そうじょうへんじょう)・喜撰法師(きせんほうし)・大友黒主(おおとものくろぬし)・文屋康秀(ふんやのやすひで)・小野小町(おののこまち)が選ばれています。
 
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塩竃で塩を焼く様子も描かれています。
 
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渡り廊下をさらに進むと、中庭に枯山水(かれさんすい)風の設(しつら)えがありました。
 
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渡り廊下を通り抜けました。
 
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そして、左手に伸びる方丈(僧坊)の廊下に出ると、「三方普感(さんぽうふかん)の庭」と呼ばれる中庭の全体を見渡せました。「立って見る」「座って見る」「寝て見る」の三通りの楽しみ方があり、見る人に様々な思いを感じさせると説明されていました。中庭の左手に業平桜と呼ばれる枝垂れ桜の太い幹が存在感を示しています。
 
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同行者と私は座った状態で庭を見ました。和室には業平と二条の妃の舞いや小松曳(ひ)きなど、平安時代の王朝絵巻を描いた32面の極彩色(ごくさいしき)の襖絵(ふすまえ)がありますが、復元した襖絵でも撮影できないため、ここで紹介することはできません。
 
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さらに、私は横になって手枕をしながら庭を眺(なが)めました。
 
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春には枝垂れ桜が天蓋(てんがい)のように四方の屋根まで覆(おお)いかぶさるようです。
 
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額縁に入った古い写真に目がとまりました。「業平朝臣御忌秘密三弦大法要」と表示されています。服装などで判断すると半世紀ほど前と思われますが、正確な年月は書かれていません。ちなみに、880年に業平が56歳で亡くなった命日である5月28日にこの法要が毎年営まれているようです。私は古い写真だけではなく、鴨居に設置された古いタイプの電気配線にも興味を持ちました。碍子(がいし)を使った屋内配線は私が子供の頃(半世紀前)には普通のことでした。
 
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本堂を経由して庫裏(僧坊)まで戻ったところで、「そうだ 京都、行こう。」のスタンプ台があることに気づきました。
 
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もちろん、十輪寺のパンフレットの余白を利用して慎重にスタンプを押すことは忘れません。
 
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本輪寺は洛西第三番観音霊場(第三番札所)でした。は政所(まんどころ)と書かれた木札が見えます。寺院では事務・雑務を取り扱う場所(つまり事務所)を指しますが、政(まつりごと)を執(と)り行う所の意ですから、一般的には政庁(役所)のことを言います。
 
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同行者は「幸運の色紙」にも興味を持ったようで受付に向いました。お大黒さん(住職の奥さん)と思われる女性が見せてくださいました様々な文字が書かれた色紙を見比べています。同行者が質問をしたことが切っ掛けとなって、ご住職、正しくは法主(ほっす)様、が玄関まで出てくださって、各々の色紙の意味をていねいに説明してくださいました。「三方普感の庭」に面した和室に掲げられた写真に写る国や異国情緒にあふれる多くのお面のことを私が訪ねると、待っていたようにスリランカ(旧セイロン)と仏教の交流を行っていることを説明してくださいました。
 
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お大黒さんは「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンに本輪寺が参加した経緯、観光客向けの寺院でないことによる地元との難しい関係、JR東海のテレビCM「本輪寺編」は関西で放送されていないことも教えて下さいました。近畿圏から車で訪れる観光客に本輪寺が対応できないことがその背景にあるとのこと。そして、10数台分のスペースがある専用駐車場も桜が咲くシーズン(3月中旬~)には利用できないそうです。注)昨日(3月28日)までに「なりひら桜」は開花がかなり進んだようです。

法主様は色紙を包むきれいな和紙に毛筆で参拝した日付(平成26年2月25日)と色紙に書かれた内容を表記してくださいました。
 
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「干支の馬」も面白いと思いながら、あれこれ迷った末に選んだ色紙はこれです。しかし、デフォルメされた文字は難しくて読めません。
 
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色紙の裏側に読める字で法主様に説明していただいた「円満也」(えんまんなり)が書かれていますから、読み方を忘れる心配は無用です。
 
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<同行者のコメント> JR東海のCMで何度も見た十輪寺のことを旦那様に教えると、私がねだったと思ったようで、突然十輪寺に行くことになりました。満開の枝垂れ桜を見たかったのですが、ベストタイミングを避ける習性のある旦那さまですから、これはかなわない願いだと思います。3月に入って十輪寺バージョンのCMは終ってしまったようです。でも、ネット上にアップされているCMのアーカイブならいつでも満開の枝垂れ桜を見られますよ。

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