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2014年3月30日 (日)

「そうだ 京都、行こう。」 善峯寺 (Ⅰ)

十輪寺をあとにして府道208号を西へ走りました。次の目的地は十輪寺の記事で簡単に紹介した善峯寺(よしみねでら)、十輪寺から約1.5kmの近さです。善峯寺はJR東海の2005年秋キャンペーンで取り上げられています。

本題に入る前にその来歴を簡単に紹介します。長元2年(1029年)比叡山の僧源算(げんさん)がこの地に小堂を建て、十一面千手観世音菩薩像を刻み本尊としたのが善峯寺の開創と伝えられています。観音信仰の高まりとともに早くからその霊場として栄え、創建まもない長元7年(1034年)に後一条天皇から「良峯寺」の寺号(じごう、寺の名前)をたまわったそうです。そして、白河天皇(1053-1129年)が諸堂を建設し、室町時代には後花園天皇が伽藍(がらん、寺院の建物群)を改築して大いに栄えましたが、応仁の乱によってこれら全てを焼失したそうです。その後、江戸時代(元禄年間)に徳川5代将軍綱吉の生母、桂昌院(けいしょういん)の寄進により寺は復興したとされています。ちなみに、善峯寺は天台宗系の単立寺院で、西国三十三観音巡礼第20番札所です。

府道208号の路傍(ろぼう)に「善峯寺領」と彫られた石柱を見つけました。
 
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その少し先には「西山宮門跡 善峯寺」(昭和3年4月)の石柱と常夜灯が並んでいます。調べてみると、善峯寺(よしみねでら)は鎌倉時代に青蓮院の宮様が代々当寺の住職をされたので西山宮門跡と称されたそうです。
 
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民家の前に巨大な木像がありました。お坊さんのようですが・・。
 
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朱に塗られた橋に「善峰橋」とありますから、ここが善峯寺参道の入口のようです。立て看板にはたしかに善峯寺と書かれています。
 
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府道208号の終点まで走って大きな駐車場に車を停めました。料金は500円。山門と思われる小さな門へ続く階段を上がります。
 
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門の先に続く参道の石段はかなり急なようです。
 
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その門を出て振り返ると、善峯寺東門と表示されていました。山門にしてはやはり小さすぎます。
 
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立派な山門(楼門)は正徳6年(1716年)に建立された三間一戸の楼門形式のお堂です。楼下の金剛力士は運慶作で、源頼朝が寄進したと伝えられているそうです。全体に黒っぽい色調と白く縁取りされた部分が強烈なコントラストになっています。山門の下に入山受付がありました。
 
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山門の右手に京都西山三山の寺院名、善峯寺の来歴と全景(境内案内の地図)があります。3万坪(10万平米)もあるという広大な境内の諸堂を順路にしたがって巡ることにしました。
 
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山門を抜けました。
 
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石段に近づくと観音堂(本堂)が見えてきました。元禄5年(1692年)に桂昌院の寄進により再建された入母屋造のお堂です。本尊千手観音は仁弘法師御作で、西国三十三所観音霊場の第20番札所の本尊です。
 
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石段を上り切った場所で振り返って見た山門です。
 
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手水舎(ちょうずしゃ)には青竹で作られた風情あるパイプが使われていました。
 
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観音堂の前には2月に降った残雪がありました。(2月25日撮影)
 
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私に続いて同行者も線香をあげました。スペースが空いているのに、私の線香のすぐ隣に自分の線香を立てています。連理木(れんりぼく)ならぬ「連理の線香」のつもりなのでしょうか。
 
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参拝したあと、同行者は祈念のごま木に興味を示したようです。十輪寺に続いて願いごとのハシゴをするつもりかと思えば、同行者はちょっと見ただけで通過しました。
 
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寄進瓦(きしんがわら)が置かれた机には、「瓦1枚千円 ご自由にお書き下さい。」と書いた張り紙があります。まさかと思いながら見ていると、「この瓦をどうするの?」と予想外のことを尋(たず)ねます。「お寺へ寄付するんだよ」と答えると、「お寺はその瓦をどうするの?」と食い下がります。「屋根の修理に使うのだろう」と説明してやっと納得したようです。
 
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(続く)

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