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2014年4月26日 (土)

九州を横断するドライブ旅 宇佐市が生んだ偉人、大横綱・双葉山の生家を訪ねる

宇佐神宮の駐車場に到着した時に何気なく見た大きな宇佐市観光地図マップにあった興味深いものを思い出しました。事前に計画したスケジュールより遅れますが、立ち寄ることにします。目的地までのルートをしっかり記憶して出発です。国道10号を西方へ約3km走って駅館川を渡った法鏡寺交差点を右折して、県道44号で北方向へ向かいました。6kmほど走ると小松橋交差点で県道23号に行き当たりましたから、ここを左折すれば目的地まで一本道のはずです。案内看板を探しながら西方へ約7km走って「双葉の里」に到着しました。櫓(やぐら)のような形をした大きな看板がひときわ目をひきます。

 

ここに違いないと思いながら駐車場に車を停めました。「道の駅」の雰囲気がある「双葉の里」には「超六十連勝力士碑」が雨に濡れて立っていました。
 
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「双葉の里」の敷地内には私が訪ねようとするものが見つかりません。施設名から考えて間違いないはずですが・・。雨の中ですが、同行者を車に残して、私は徒歩で探すことにしました。すると、「双葉の里」の右手奥に茅葺(かやぶき)屋根の古い建物が見えますので、そこまでいってみることに。
 
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やはり、横綱 双葉山(ふたばやま)生家跡でした。
 
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入り口(玄関)の手前にある説明看板には、『昭和の角界に大きな足跡を残した大横綱 双葉山定次(さだじ)は、ここ大分県宇佐市大字下住、当時は大分県宇佐郡天津村布津部(ふつべ)で生まれたこと、双葉山の意思をついだ夫人が双葉山の生家を改装、寄贈して公民館として使われたこと、双葉山生誕80周年を機に当時の間取りに基づいて成果を復元して平成11年12月に落成したこと』が書かれています。
 
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奥の部屋の床の間に「相撲甚句(じんく) 横綱双葉山を偲(しの)んで」と「我未(われま)だ木鶏(もっけい)たり得ず」と書かれた2つの掛軸が掛けてあります。後者は69連勝したあと70戦目で敗れたときに双葉山が発したとされる言葉です。中国の荘子(そうし)が記(しる)した故事(こじ)で、『闘鶏(とうけい)において他の軍鶏(しゃも)が鳴いても泰然自若(たいぜんじじゃく)として、まるで木彫りの軍鶏のように徳が身に付いた状態を理想とする』言葉です。手前の大きな長火鉢(ながひばち)には鉄瓶(てつびん)が置かれています。これはあとで確認したことですが、双葉山は明治45年2月9日に代々海運業を営む穐吉(あきよし)家で、父義広氏、母美津枝さんの二男としてこの家に生まれたそうです。
 
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手前の部屋の天井から昔懐かしい裸電球が下がっています。碍子(がいし)を使った屋内配線も今では珍しくなりました。鴨居(かもい)には額縁(がくぶち)に入った古い写真が掛けられています。
 
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ズームアップすると生家の写真であることが分かりました。
 
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隣の板の間にはグラフィックデザイナーの作品が展示されています。
 
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土間(どま)には左から、流し、竈(かまど)、水瓶(みずがめ)が並んでいます。その右手前には板張りの作業場もありました。
 
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「双葉の里」へ戻ると、建物の前に宇佐市6次産品が展示されていることに気づきました。ちなみに、6次産品とは農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務をする経営形態を意味します。
 
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左手の入り口に資料展示室の表示が見えましたので、入ってみることにしました。入館料は無料。売店の中を左手に進むと双葉山の巨大なブロンズ像が出迎えてくれます。
 
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双葉山のプロフィールが説明されています。あとで調べた情報を付記すると、1937年(昭和12年)5月横綱に昇進、生涯戦歴は348勝116敗1分(幕内戦歴276勝68敗1分)、通算優勝12回(内8回は全勝)、1945年(昭和20年)11月に引退して年寄時津風(ときつかぜ)を襲名(しゅうめい)。1957年(昭和32年)5月相撲協会理事長に就任。昭和43年12月16日在任中に病死(享年56歳)。
 
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双葉山の等身大写真、足形、着物
 
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歴代横綱の手形を収めた額には、左から前田山(第39代)、男女ノ川(みなのがわ、第34代)、双葉山(第35代)、玉錦(第32代)、武蔵山(第33代)の手形が並びますが、双葉山の手は小さい方でした。
   
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ビデオで流されていたのは「昭和14年春場所4日目の前頭4枚目安藝ノ海(あきのうみ)との対戦」の記録映画
 
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双葉山が破れた決定的な瞬間
 
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双葉山入門以来全成績と69連勝軌跡(黄色地の部分)
 
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双葉山が描いた「だるまさん」
 
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横綱白鳳(はくほう)が双葉山の連勝記録を破るかと期待された平成22年九州場所の2日目に、白鳳は稀勢(きせ)の里に敗れて63連勝止まりとなり、双葉山の記録にはわずかに届かなかった様子(漫画家やくみつるし氏の描いた4コママンガの一部)も展示されています。
 
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「九州を横断するドライブ旅」の投稿をここで小休止します。

 

<同行者のコメント> 雨が降る中、遺跡巡りを始めたのは旦那様のいつもの行動ですから、私はもちろん車の中で待機していました。初めて訪れた宇佐神宮の広さにとても驚きました。森に囲まれたような境内には伊勢神宮と違う雰囲気を感じて、上宮と下宮に参拝したあとはとても清々(すがすが)しい気分になれました。今まで知りませんでしたが、双葉山さんってすごいお相撲さんだったんですね!
 
(続く)

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