« 九州を横断するドライブ旅 筋湯温泉へ | トップページ | 九州を横断するドライブ旅 黒川温泉を経由して杖立温泉へ(前編) »

2014年5月13日 (火)

九州を横断するドライブ旅 九州電力八丁原発電所を見学

筋湯温泉絵地図の右上に「八丁原地熱発電所が描かれていることに気付いた私は、予定外ですが、その発電所に立ち寄ることにしました。筋湯温泉の公共駐車場から県道40号に出て、400mほど走った場所に発電所の入口がありました。敷地の外から眺めるだけでもと思って立ち寄ったのですが、年中無休の展示館があることが立て看板で表示されています。
 
2014_04160390  
 
 

もうひとつの案内看板には八丁原(はっちょうばる)発電所の構内図が描かれています。入口から道なりに進めば、発電所展示館の横に駐車場があるようです。
 
2014_04160391  
 
 

県道40号を挟んで発電所の反対側に多数の絵が展示してありました。よく見ると、九重町立飯田小学校の児童が平成11年に描いた絵を九州電力の八丁原・大岳発電所が設置・管理していると表示されています。八丁原発電所のほかに大岳発電所もあるようです。
 
2014_04160392  
 
 

入口から構内に入ったところに巨大な鉄塔がありました。長いパイプが何本もありますから、井戸を掘る櫓(やぐら)だと思われます。
 
2014_04160393  
 
 

見学者用の駐車場に車を停めて、展示館の入口に向かいました。受け付けがある2階へ上がると女性のスタッフが出迎えてくれました。
 
2014_04160394  
 
 

先客が施設の見学に出発したところであり、展示館内の大ホールで待つように言われましたので、かなり広い部屋に並ぶ椅子の最前列に座って待つことにしました。目の前に見たことがあるものが置かれていることに気づきました。温泉をボーリングする時に使われるドリルの先端部(ビット)です。地熱発電所でも同じ道具を使ってボーリングするようで、スタッフに尋ねるとその通りであることが分かりました。その奥に見えるのは湯垢(ゆあか)で詰まったパイプの断面とのこと。(許可を得て撮影)
 
2014_04160395  
 
 

先客が施設見学から戻ったところで、施設の説明が始まりました。まず、大分県(とくに九重町)の紹介です。
 
2014_04160396  
 
2014_04160397  
 
2014_04160398  
 
 

続いて、八丁原地熱発電所の説明
 
2014_04160400  
 
 

やまなみハイウェイも登場
 
2014_04160403  
 
 

もちろん、温泉も紹介されました。長者原(ちょうじゃばる)温泉は上泉水山を挟んで筋湯温泉の反対側(東方向)にあります。ちなみに、九州では原を「ばる」と読みます。代表例は田原坂(たばるざか)でしょう。明治10年に起こった西南戦争(西郷軍と政府軍の戦い)最大の激戦地であった田原坂を歌った民謡の曲名としてよく知られます。
 
2014_04160405  
 
 

そして、先ほど利用したばかりの筋湯温泉(うたせ湯)
 
2014_04160406  
 
 

さらに、湯坪温泉、筌の口(うけのくち)温泉、九酔渓(きゅうすいけい)温泉、馬子草温泉(まごそおんせん)、龍門(りゅうもん)温泉など九重町の温泉紹介が続きました。
 
2014_04160408  
 
2014_04160410  
 
2014_04160411  
 
 

観光案内ばかりになったのは、地熱発電についての説明資料を撮影するには九州電力本部の許可が必要と告げられたため、写真撮影を控えたからです。説明されたポイント(記憶したこと)は以下の通りです。地熱発電の仕組みに興味がある方は日本地熱学会のhpを参照してください。

 

◇ 地熱発電は、地下数千メートルの地熱貯留層(マグマの熱で地下水が加熱されて高温になっている場所)から取り出した高温の蒸気と熱水の熱を2つの方法(ダブルフラッシュ方式)を使って効率的に高圧水蒸気を作り出し、それを使って発電機に直結されたタービンを毎分3600回転させることで発電する。

◇ つまり、地下の熱を利用することが通常の火力発電や原子力発電と異なるだけで、高圧蒸気で発電機を回転させることはまったく同じである。

◇日本では東北地方と九州に多い地熱発電所のなかで日本一の規模を誇るこの八丁原地熱発電所は近くにある日本初の大岳地熱発電所(出力1.25万kw)の運用・監視システムによって遠隔制御・監視されている。

◇ 八丁原発電所の発電能力は計11万kw(5000kwx2台)。おおよそ1年に1回を目途に定期点検(1号機と2号機を交互に停止)する。

◇ 八丁原地熱発電所で発電した電力は大分県北西部の日田(ひた)へ送電されている。

 

説明のあとはスタッフが同行して、屋外設備の「ニ相流体輸送管」(にそうりゅうたいゆそうかん)、「気水分離器」(きすいぶんりき)、「フラッシャー」(気圧を下げて再沸騰させる装置)、「冷却塔」(れいきゃくとう)、タービン建屋内の「タービン」「発電機」「制御監視装置」、屋外の「変圧器」の順に見学させてもらいました。

 

グループで写真撮影する時に使うパネルでしょう。日付が前日のままでした。
 
2014_04160412  
 
 

施設の入口へ戻る途中に撮影した発電棟(左)と冷却施設(右)。冷却塔から排出される発電に使用された蒸気や不要なガスの量に圧倒されます。
 
2014_04160413  
 
 

蒸気が少なくなったタイミングに、冷却施設の後方に上泉水山に続く黒岩山(標高1503m)が見えました。
 
2014_04160414  
 
 

(続く)

« 九州を横断するドライブ旅 筋湯温泉へ | トップページ | 九州を横断するドライブ旅 黒川温泉を経由して杖立温泉へ(前編) »

旅行・地域」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/59629887

この記事へのトラックバック一覧です: 九州を横断するドライブ旅 九州電力八丁原発電所を見学:

« 九州を横断するドライブ旅 筋湯温泉へ | トップページ | 九州を横断するドライブ旅 黒川温泉を経由して杖立温泉へ(前編) »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ