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2014年6月13日 (金)

九州を横断するドライブ旅 ハウステンボスを楽しむ(その7)

カナルクルーズの同じ遊覧船に再乗船してタワーシティまで戻ってワールドバザールのアムステルダム広場にあるギヤマンミュージアム(スタッドハウス)へ向かいました。アムステルダム広場のステージとガーデンレストランの反対側(2階)に入り口がありました。「ギヤマン」とは、江戸時代に日本でガラスのことを指し、その語源はオランダ語の「ダイヤモンド(DIAMANT)」にあると言われているそうです。
 
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ギヤマンミュージアム(ガラス美術館)は看板(かんばん)もガラス製です。ちなみに、”Ornamental”は装飾物を意味します。
 
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ガラス芸術を世界各国から集めた贅(ぜい)を尽(つ)くした美術館の入口を入るとバロック調のインテリアが独特の雰囲気を醸(かも)す印象的なディスプレイがありました。その2階は、ヨーロッパのガラス芸術を技法別に鑑賞できる常設展示室で、表面を削って幾何学模様を施したカットグラス、金属をガラスに混ぜることで赤や青などの色を出した色ガラス、骨灰などを混ぜて乳白色に仕上げたオパールグラスなどを展示していました。
 
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『ラスター(Luster)グラスとは人工的に真珠色や虹色を出したガラスをさし、アールヌーボー期に多く作られた。虹彩ガラスとも呼ばれる』、と説明されています。ちなみに、“Luster”は光沢を、「アールヌーボー」は19世紀末から20世紀初頭にかけて ヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動で「新しい芸術」を意味する言葉です。
 
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『オパールグラスは、原料の中に主として骨牌を混ぜることによって乳白色で半透明のガラスになり、オパールのように光の具合によって虹色に見えることからこの名前がある。19世紀のボヘミアで流行した』848
 
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イツのポツダムにある世界遺産「サンスーシ宮殿」のティールームをモデルにした『黄金の間』です。飾られている赤いグラスは全てベネチアングラスだそうです。芳醇(ほうじゅん)な赤ワインにも似た魅力的な色のワイングラスが金色の展示台と見事にマッチしています。
 
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鏡の間はドイツのヴァイセンシュタイン城の応接室をモデルにした部屋だそうです。コバルトブルーと透明なカクテルグラスが美しいコントラストをなしています。
 
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世界の代表的なガラスとして、メソポタミア(発祥の地)・エジプト・ローマ帝国からペルシャ・ベネチア(レースガラス)・ボヘミア(透明度の高いクリスタルガラス)・オランダ(ダイヤモンドポイント彫)、そして長崎の色ガラス製品や江戸と薩摩の切子(きりこ)などを紹介しています。
 
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ホールの吹き抜けにある豪華なシャンデリアが一際目を惹きました。
 
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階段を上りきった場所にある看板には、『乳白色被風鈴付グラヴィール蔓草朝顔文(つるくさあさがおもん)シャンデリアは1840年にフランスで制作されたとのこと。透明感を出すガラスの製造技法とクリスタルの白く済んだ輝きが他類のない美しさをつくり出している。全高約3.5m、全幅約2.2m、重量約750kg』、と説明されています。
 
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3階に上がりました。オランダ、フランス、イタリアなどの花瓶(かびん)、リキュールセット、ゴブレットなどが薄暗い照明のもと、優雅に陳列(ちんれつ)されていました。これは1840年ころ、ロシアの宮中で使用されたリキュールセットです。
 
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手振れ写真になってしまいましたので、もう1枚掲載します。
 
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1880年頃にボヘミア(チェコ)のルートヴィッヒ・モーゼル工房で作られたエナメル金彩昆虫(きんさいこんちゅう)と木の実文筆筒(ぶんぴつとう)は色使いが見事です。
 
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1880年ころのボヘミアで作られた透地藍被(とうじらんき)グラヴェール鹿文花瓶(しかもんかびん)は透明度のあるガラス地にコバルト・ブルーの藍(あい)ガラスを被(かぶ)せる技法と器の表面に彫刻するグラヴェール技法を組み合わせてで作られています。
 
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「セイレン」皿はルネ・ラリックの作品(1920年)は人魚が描かれています。正面から撮影したため、光の角度でうまく捉(とら)えられなかったことが残念です。ちなみに、箱根・仙石原にある箱根ラリック美術館を9年前にブログで簡単に紹介しています。
 
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皿の下の部分だけを写した写真から人魚の美しい全体像を想像してください。
 
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最上階は教会の祭壇(さいだん)のようになっています。結婚式場として使われるのでしょう。
 
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ギヤマンミュージアムを出た同行者はオランダの大小さまざまな木靴(きぐつ)に興味を示しています。
 
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(続く)

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