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2014年7月25日 (金)

仙台散策(最終回) 荒町・南鍛治町から連坊小路へ

道路に面してひときわ目立つ看板があるのは満福寺毘沙門天(びしゃもんてん)でした。鳥の先に見えるのは毘沙門堂唐門で、仙台市指定有形文化財です。『この唐門は一間一戸(いちげんいっこ)の本瓦葺(ほんがわらぶき)の屋根の側面に唐破風(からはふう)を付けた平唐門(ひらからもん)で、唐門としては一段古い形式である』と説明されていました。また、本堂脇にある樹齢約300年のクロマツは仙台市指定の保存樹木です。
 
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参道脇にある案内看板には、『童謡詩人のスズキヘキ(鈴木碧)は明治の中期に荒町小学校で学んだ』とあります。
 
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歴史的地名案内には荒町と東隣の南鍛治(かじ)町、少し北にある蓮坊小路(れんぼうこうじ)について解説されています。
 
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左手にお寺の門のようなものが見えましたので奥まで進むと泰心院の山門した。泰心院は昌伝庵などと同様に米沢から岩出山を経てこの地に移された曹洞宗(そうとうしゅう)の寺です。
 
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屋根の両端に鯱(しゃちほこ)のようなものが確認でき、「三陽山」と書かれた額が掛けられています。案内看板には、『泰心院山門(たいしんいんさんもん)は勾当台(こうとうだい)にあった旧仙台藩藩校養賢堂正門である。養賢堂(ようけんどう)が明治維新後県庁舎に当てられた際、正門が洋風門に置き換えられたため、現在地に移された。一間一戸(いっけんいっこ)の四脚門(しきゃくもん)で、屋根は切妻造(きりづまづくり)、桟瓦葺(さんがわらぶき)で伊達家の家紋「三引両(さんびきりょう)」と「九曜(くよう)」を配した漆喰塗(しっくいぬり)の棟(むね)や細部の装飾など重厚な外観となっている』と説明されていました。
 
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伊達家の2種類の家紋
 
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仙台箪笥伝承館(たんすでんしょうかん)は立派な建物と凝(こ)った看板が目立ちます。
 
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伝承館があるという門間箪笥(もんまたんす)は南鍛冶町にある明治5年(1872)年創業の仙台箪笥(たんす)の老舗(しにせ)専門店です。道路沿いにモダンなコンクリート造りのショールーム、その隣に寄せ棟造りの母屋(2001年、国登録文化財指定)があり、さらに奥に職人さんたちの工房があるようです。
 
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派手な飾り金具と漆塗りを施した仙台箪笥は、豪華絢爛(ごうかけんらん)にして質実剛健(しつじつごうけん)で、武家や商家の格式を示す調度品として代々受け継(つ)がれてきたそうです。今も地元を代表する伝統工芸品としての存在感がありました。

 

県道235号は枡形(ますがた)に折れ曲がっていました。左手には東北新幹線の高架が少しだけ見えます。
 
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県道をそのまま進んで新幹線の高架をくぐると、鉄砲足軽三百人衆が住んだ「三百人町」ですが、体力の限界に近づきましたので、この交差点で引き返すことにしました。直射日光とその照り返しでとにかく暑いのです。
 
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佐々倉醸造
 
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毘沙門堂の参道を歩いた時に右手に建つモダンな建物が印象に残りました。復路にあらためて確認すると「宮城文化服装専門学校」でした。正面の入口だけでなく、なぜか左手にも門扉(もんぴ)のあるいる入口があります。
 
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「在仙台フランス名誉領事館 在仙台フランス名誉領事 飯岡智」と書かれた大きな表札が見えます。
 
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参道の反対側にある3階建ての建物に立て看板が目に入りました。「さとう宗幸(むねゆき)さん」のミュージアム・コンサート」のポスターです。7月11日(金)にこの建物(第8菊水ビル)内にある仙台オルゴールサロンで開催されるようです。
 
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荒町郵便局を過ぎたところで右に折れて路地を北へ向かって歩くと、「東八番町は国分長から東に八番目筋にあたる侍屋敷のまち」と書かれた案内看板がありました。
 
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連坊小路(れんぼうこうじ)へ出ると、名前とは違う広い道路で、交通量もかなりのものでした。この連坊小路は五橋方面から木ノ下にあった陸奥(むつ)国分寺の二十四僧坊に通じる道で、昔は鉄砲足軽組の屋敷が並んでいたそうです。
 
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若林区の街灯(がいとう)はユニークな形をしています。
 
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「連坊小路」を西へ歩いて奥州街道(陸羽街道)と交差する五橋駅前交差点に出ました。交差点の角にある名菓「宮城野の月」で知られる本舗「五橋小新堂」(大正時代の創業)に煙管(きせる)を持った赤い達磨像(だるまぞう)がユニークです。昭和初期から置かれているそうです。
 
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五橋駅の出入口(北側)に到着。炎天下(えんてんか)を2時間近く(2km以上)歩きましたが、荒町と南鍛冶町には城下町としての古い町並みはほとんど残っておらず、物足りない散策に終わりました。
 
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仙台駅に戻っても、昼食の場所を探す元気もなく、売店で駅弁と缶(かん)ビールを買いました。牛タン弁当や海・山・里の食材を使った「伊達幕」などに人気があるようですが、私は米沢の牛丼弁当「牛肉どまん中」(1150円)を選びました。6年前、仙台城で食べた牛タン定食に大いに失望したことと、山形県村上市で食べた米沢牛のメンチカツが美味しかったことを思い出したからなのです。ちなみに、「どまんなか」は山形県産米の愛称でした。12時30分発のハヤブサに乗車してこの牛丼弁当をさっそく食べてみると、濃(こ)い目に味付けされた「牛そぼろ・牛肉煮」と「どまんなか」の組み合わせは期待通りの美味しさ。もちろん、缶ビールも!(終)

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