憧れのハワイ空路 ラナイ島(その15)
翌朝は午前5時半ころに起床。午前中のフライトでホノルルへ戻ることにしていますから、このリゾートホテルの見納めにと、午前6時になる少し前に自室を出て早朝の散歩に出かけました。海側には何度も散策していますから、人影のないプールサイドを通過するだけにして、山側にあるゴルフ場を目指しました。

ホテルの正面玄関前の植込みには背の高い椰子(やし)の木が林立しています。


舗装(ほそう)された右手の坂道を上がるとパビリオン脇に出ました。正面に見えるのはカンファレンスセンター(会議・研修施設)です。

急な坂道はさらに上へと続いています。ホテルの案内地図で確認すると、ゴルフ場の敷地までもう少しですが、クラブハウスはかなり遠くにあるようですから、引き返すことにしました。

正面玄関を入った場所に「ザ・ロッジ」と同様にカメハメハ大王像があることに気づきました。

自室に戻ってテラスへ出ました。早朝のフロポ湾は凪(な)いでいて白波はほとんど見られません。フロポビーチにはまだ人影がないようです。

朝食を済ませた1時間後、自室からもう一度フロポ湾を見ると、スノーケリングを楽しむ人たちが確認できました。よく見ると、その人たちは何か黒い物体を取り囲んでいるように思われました。

ズームアップすると黒い物体と思われたのは、数頭のイルカでした。フロボ湾には時々イルカが姿を見せると聞いていましたが、遠目ながら野生のイルカと人が戯(たわむ)れる様子を見ることができたのは幸運でした。

ラナイ島のこのフロボ湾(別名イルカ湾)で野生イルカとスノーケリングやドルフィン・スイムをするマウイ島から早朝の高速フェリーボートで訪れる日帰りツアー(200ドル弱)があるようですから、そのツアー客たちなのかもしれません。マウイ島からは片道45分(運賃は25ドル)でフロボビーチの裏手にあるマネレ港(徒歩約10分)へアクセスできるようです。ちなみに、ビーチや岩礁地帯は海洋生物保護海域に指定されており、この海域に生息するイルカはハワイアン・スピナー・ドルフィン(日本語名:ハワイ型ハシナガイルカ)と呼ばれるそうです。
2泊したフォーシーズンズ・リゾート・ラナイ・アット・マネレベイを出立(しゅったつ)する時が訪れました。午前9時半過ぎに出発するラナイ空港行きシャトルバスに乗車。ラナイ市の交差点を左折した時に、”LANAI HONGANNJI”(ラナイ本願寺)という意外な名前が表示された建物を撮影することができました。前日、「ザ・ロッジ」へ向かう時に見かけて気になっていたのです。後で調べると、日系人の方々が創建されたようです。外観は大きめの住宅と呼べるもので、日本の寺院らしくはありません。

ついでに調べると、オアフ島のホノルル市にも多数の神社仏閣があります。日本からハワイへ移民した人々あるいは日本の神社仏閣自身がハワイに創建(そうけん)あるいは創祀(そうし)したものです。ざっと調べただけでも、「ハワイ金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)・ハワイ太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)」「ハワイ石鎚神社(いしづちじんじゃ)」「クアン・イン・テンプル(観音廟)」「パロロ本願寺」「ハワイ大神宮」「ハワイ浄土宗別院」「ハワイ日蓮宗別院」、オアフ島の東部には「ハワイ平等院」「海守地蔵尊(うみまもりじぞう)」、オアフ島の北部には「ワヒアワ本願寺」「ハレイワ浄土院」が見つかりました。
ちなみに、テレビ東京の人気番組「モヤモヤさまぁ~ず2」(ハワイ編)では、このなかから、チャイナタウンの北にあるハワイ出雲大社がよく登場します。縁結びの神社であることと、神官の面白さがその理由のようです。
また、ハワイ諸島で面積が最大(人口はオアフ島に次いで2番目)のハワイ島には、大福寺(だいふくじ)、カーチスタウン浄土院(じょうどいん)、ヒロ明照院(めいしょういん)、ワイナク浄土院(じょうどいん)、ハカラウ浄土院、ハマクア浄土院、コハラ浄土院、ハヴィ浄土院、ヒロ大神宮が有るようです。
ホテルを出発してから30分弱でラナイ空港に到着

ホノルル空港で重量制限が厳しいことを知りましたから、事前にスーツケースの重量をチェックしてからチェックインしました。

近くの窓から外を見ると、ホノルル空港から乗ってきたATR社のターボプロップ双発旅客機ATR 72-212(機体番号が同じことで確認できる)がすでに待機していました。給油中のようです。

セキュリティエリアを通過しました。金属探知機の感度が高いので、すべての金属製品は体から外す必要があります。そして、ホノルル空港と同様に靴を脱ぐことも要求されました。

余談です。ラナイ空港にはありませんが、一定の条件を満たすと、空港のセキュリティエリアで簡易検査レーンが利用できる仕組みがあります。「TSA プレチェック」と呼ばれるもので、全米約100空港で実施されています。そして、スーツケースはTSA(連邦運輸保安局)対応式でない(つまり古いタイプの)場合、チェクイン時に鍵を外しておかないと、鍵を破壊して検査されることがあります。3本の旗のうち、中央の旗は「ラナイ島(その11)」で紹介したようにハワイ州の州旗、左手の旗は国土安全保障省のものです。2001年9月11日にアメリカで同時多発テロ事件が発生したため、その翌年に設立された連邦政府組織の1つで、テロリストの攻撃や自然災害などあらゆる脅威(きょうい)から国土の安全を守ることがその使命とされます。
すべての手続きを完了しました。後は搭乗を待つだけです。

ラナイ島の記事を終えたこのタイミングで投稿を小休止します。(続く)
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