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2014年11月 3日 (月)

臺灣縦断超速美食紀行 台湾新幹線で高雄へ(後編)

車内の雰囲気も日本の新幹線と同じです。異なるのは各車両に荷物置き場があることと、車内ドアには開閉用の押しボタンスイッチ(写真の左下にちょっと写る)があることで、自動ドアに慣れきった日本人乗客が間誤付(まごつ)くのを何度も見かけました。そして、広告に使われている繁体字です。日立製エアコンの広告には「變頻」とありますが、頻繁に回転数を変化させるインバーターを指す言葉のようです。もうひとつ気になった漢字は「我的精品」。「我的」は「私の」であることは分かりますが、製品ではなく「精品」の意味が理解できません。後で現地のガイドさんに質問すると、センスの良い品という意味で、ファッション関係で使われる表現でした。ちなみに、台湾新幹線は全車両とも禁煙で、喫煙室があるようです。
 
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出発して3分ほど経過したときの車窓風景
 
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桃園駅から約10分でIT都市(台湾のシリコンバレー)と呼ばれる新竹市郊外(市の中心部から東へ約6km)にある新竹(しんちゅう、日本語読みは「しんちく」)駅が近づくとマンションが立ち並んでいるのが見えます。逆光のため、写り込みがある見にくい写真になってしまいました。
 
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同じく約20後には大きな川を渡りますが、経過時間から考えて台中市(台中駅は市の中心部から南西へ約7km)が近いようです。遠方に見える高架橋は高速道路の中山(ちゅうざん)高速公路(正式名称は国道1号、通称は第一高速公路または南北高速道路)のようです。着陸直前に機内から見た基隆(きーるん)・首都の台北(たいぺい)・台中(たいちゅん、日本語読みは「たいちゅう」)・台南(たいなん)・高雄(かおしゅん、日本語読みはたかお)など台湾の主要都市をすべて連絡する長さが約373kmの最重要道路で、名称の「中山」は言うまでもなく、中華民国建国の父である孫文(そんぶん)の号(ごう、雅号)です。当ブログの前身である「温泉大好き、ドライブも!」には孫文についての記事、「世界都市巡り」と「孫文記念館」を投稿しています。
 
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出発して約1時間15分(到着予定の約20分前)、嘉義(Chiayi)駅を過ぎ、台南市(台南駅は市の中心部から南西へ約10km)が近づいた時に、池あるいは川の上に巨大な竜(龍の略字)のようなものが浮かんでいました。台湾(中国)では、鯉(こい)が滝を上ると竜になるという「登竜門」の故事伝承があり、また竜は帝王の象徴とされています。ちなみに、航空写真で調べると、この池でした。航空写真写真で確認すると、池のある公園を展望する高架歩道のようです。
 
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多数並ぶ池の中央部に噴水のようなものが見えますから何かの養殖場のようです。台湾で養殖と言えばまず思い浮かぶのは鰻(うなぎ)です。これも航空写真で調べると、このエリアのようです。
 
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これは台湾新幹線の左榮(さえい)車両基地のようです。地図には表示されていませんが、航空写真でははっきり確認できます。
 
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台湾新幹線にはこの左榮のほかにも数か所の車両基地が各地にあるようです。
 
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巨大な石油コンビナートの付近で台湾新幹線は大きく左にカーブします。
 
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乗車した台湾新幹線705号はほぼ定刻の16:35に左榮(Zuoying/ずおいん、日本語読みは「さえい」)駅に到着しました。高雄市の中心部から北へ約6kmの場所です。将来は高雄市の中心部寄り(高尾駅)まで延伸する計画があるようです。桃園駅からの所要時間は約100分です。乗ってきた705号は、終点の左榮駅で折り返すため、表示が724号に変わっていました。ちなみに、”Reserved”の表示は指定席を意味します。開通当初は東北新幹線の「はやて・こまち」のように全席指定でしたが、現在は台北寄りの3両(10-12号車)が自由席(中国語では自由座)になっているようです。
 
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桃園駅ではピンボケ気味になった台湾新幹線の先頭部を真横から撮影
 
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エスカレーターで改札階へ上がったコンコースの様子です。折り返しで発車する724号は17:00発と表示されています。
 
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近くに「台湾地方特色産品館」がありました。日本語として読んでも意味が通じますから説明は不要でしょう。
 
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改札口の様子
 
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改札を出た正面にはスターバックスがありました。左榮駅舎の壁面はガラスで覆(おお)われて開放的ですが、円筒形のダクトに取り付けられた吹き出し口は機能を重視したデザインになっています。桃園駅は店舗の上の吹き出し口面には格子が目隠しとして取り付けてあったのですが、それぞれ全体との調和を考えたのでしょう。
 
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左榮駅の構内にも7-ELEVEN(セブンイレブン)があります。
 
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人だかりができていますので覗(のぞ)いてみると、日本と同様に店先でおでんが売られていました。ただし、名前は「おでん」ではなく「関東煮」(ぐわんどんじゅー)と関西風でした。左端に写る黒っぽいものはなんだろうと、あとで調べると米血糕(みーしえかお)という米を豚やアヒルの血で固めた餅(もち)でした。その他にも専用のオニギリやインスタント麺を「おでん」の汁とカップ内で混ぜて食べることもあるそうです。台湾、恐るべし!
 
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駅舎の上から見た駅前の風景です。左手の大きな彩虹市集(レインボーバザー)は新光三越デパート高雄左営店の一部です。ちなみに、新光三越デパートは日本の三越と台湾の新興グル―プである新光が設立した合弁会社。このエリアは台湾第2の大都市(人口約280万人)の中心部にある高雄駅から北へ約5kmの距離にあります。
 
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地上へはエスカレーターあるいは階段で下りられます。
 
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TRA(臺鐡の在来線である縦貫線)とMRT(Mass Rapid Transit、高雄捷運が営業する大量高速輸送機関としての地下鉄)の左榮駅(新左榮駅とも呼ばれる)の出入口です。ちなみに、臺鐡(台鉄)の正式名称は臺灣鐡路管理局(いわば台湾の国鉄)で、高雄捷運公司(Kaohsiung Rapid Transit Corporation)は36年のBOT(Build Operate Transfer、民間資金等活用事業)でMRTを運営しています。平たく言えば、BOT方式は収益の中から建設費を返却する仕組みです。蛇足ですが、捷運(しょううん)の「捷」は動きが速いことを意味する漢字で、日本語でも敏捷(びんしょう)として使われています。
 
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(続く)

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