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2014年11月 4日 (火)

臺灣縦断超速美食紀行 高雄市の壽山国家自然公園(その1)

バス乗り場の前にMRT(高雄捷運)の路線図がありました。南北に走る紅線(レッド・ライン、訳28km)と東西を貫く橘線(オレンジ・ライン、約14km)の2路線が市街地を十字にクロスしていますが、距離別料金(NT$20~、日本円では約70円~)です。ちなみに、新交通システムは高雄市の中心部では地下を、郊外は高架を走るようです。
 
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台湾のナンバープレートは、アルファベットと数字の組み合わせにより区別され、登録地が直轄市(台北市・高雄市)、省(台湾省)、県(福建省所属の金門県、連江県のみ)単位で記載される。しかし、台湾では省が形骸化していることから、2007年からの新ナンバープレートへの転換にともない、登録地表記は廃止された」そうです。(出典:Wikipedia)

 

高雄市のキリン観光バスに乗車していよいよ出発です。バスが停まっていた駅舎脇のレーンには「大客車臨停区」(大型バス臨時停車エリア)と表示されていました。ちなみに、「区」は日本語とほぼ同じで区切った一定の場所(区域・地区)を意味します。
 
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台湾新幹線の左榮駅から南西方向へ約1km進んだところに壽山(しょうしゃん)国家自然公園がありました。「壽」は寿の旧漢字です。
 
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まず向かったのは蓮池潭(りえんつーたん)風景区の南西端にある1976年に建てられた龍虎塔(ろんふーたー)はその名の通り、大きな口を開けた龍と虎の七重のツインタワーです。
 
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竜の石像にさわると御利益があるそうです。日本でも巣鴨(すがも)の「とげぬき地蔵」「洗い観音」や、善光寺や山形県の山寺、徳島県の大日寺をはじめ全国にある「おびんずる様」(釈迦様の十六人の弟子の一人)、大阪・通天閣のビリケンなどと似ています。
 
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竜の背中にある大きな鱗(うろこ)に触ると金運が高まるそうですから、私はいくつもの鱗を念入りに摩(さす)りました。
 
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よく見ると鱗の下は亀(かめ)の甲羅(こうら)になっていました。ここに触ると長生きができるのでしょう。
 
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蓮池譚はその名の通り、蓮(はす)が群生する大きな池(人造湖)です。ちなみに、日本では「譚」(たん)が物語を意味しますが、中国語では故事を意味するようで、湖畔を彩る色鮮やかな建物群を再s手いるのでしょう。長い橋で陸と結ばれた池の中央にある赤い三層の中国風東屋は1978年に建てられた五里亭です。左手の建物は春秋閣で、同じ大きさの春閣と秋閣という2つの塔からなり、1951年に武聖と関羽を祭って建てられたそうです。木立が視界を遮(さえぎ)っていますが、2つの塔の間では観音様が竜に乗っているようです。
 
 
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五里亭をズームアップ
 
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蓮の花が開き始めています。
 
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折れ曲がった橋を渡って龍虎塔へ向かいました。
 
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「請由龍口進入 入龍喉出虎口 消災解厄 増吉祥」と案内看板に書かれています。左手にある竜の口から入って、右手にある虎の口から出ると、災いを消し・厄を祓(はら)い・めでたい兆し(幸運)が増えるという意味であることは容易に理解できました。50年振りの漢文和訳です。
 
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竜の口を入った喉(のど)の部分に飾られた絵図には様々な戒めが描かれているようです。「恣蚊飽血」の文字が気になりました。あとで調べると、儒教(じゅきょう)の教えである「二十四孝」(孝行が特に優れた24人)の一人で、親のそばに裸で寝、蚊を自分に引き寄せ、親を熟睡させる孝子(孝行息子)、晋(しん)の呉猛(ごもう)を描いたものでした。
 
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右下の「臥冰求鯉」は意地悪な継母(ままはは)が大好きな鯉(こい)を獲(と)るため、裸で凍(こおった)った川の上に寝そべって氷を溶かし、躍(おどり)り出た二尾の鯉を持ち帰って継母に与えた魏(ぎ)の王祥(おうしょう、後に晋の天子を助ける高官に出世)の故事です。左下の「乳」で始まるのは唐夫人(とうふじん)の孝行である「乳姑不怠」(姑は年老いた義母を指す)と思われます。

 

同行者は脇目(わきめ)も振らず竜塔の中へと進みます。
 
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何という神様(あるいはお坊さん)でしょうか?
 
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同行者は螺旋(らせん)階段を上がり始めました。八角形をした塔の壁と天井に描かれた鮮やかな装飾画には目も触れません。
 
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(続く)

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