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2014年12月12日 (金)

洛南の紅葉名所 東福寺(その4)

屋根付廊下を出た場所に芭蕉句碑がありました。高さ2m強で幅が約1mと大きいのですが、厚さは30cmほどと薄い句碑です。「婦る池や蛙飛こ無水の音 はせ越」(古池や蛙飛び込む水の音)と刻(きざ)まれています。ちなみに、「はせ越(お)」は芭蕉の俳号(はいごう)のひとつです。達筆であることは確かですが、「や」と「無」の2字が他の文字より大きいことでダイナミックさを感じさせます。
 
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東海道への旅から帰った芭蕉が貞亨3年(1686年)春に深川にある芭蕉庵で詠(よ)んだこの句の句碑が東福寺にあることは意外でした。調べると、明治26年(1893年)11月19日に催された「芭蕉二百回忌」の関連事業として明治時代の俳人である不識庵聽秋(ふしきあんちょうしゅう、上田肇氏)が建立したものでした。「芭蕉翁」で始まる長い説明文はなぜか漢文で書かれています。松尾芭蕉が没した元禄7年(1694年)10月12日(新暦では11月28日)と200回忌が開催された年月日が書かれています。
 
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芭蕉句碑の近くにある朱塗り柿葺きの八角円堂である「愛染堂」は日本密教の愛染明王(あいぜんみょうおう)を祀(まつ)っています。
 
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通天橋から続く散策路を辿(たど)ることにしました。
 
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三ノ橋川に近づくと、通天橋が高い場所に見えました。桁行(けたゆき)十二間二尺(約22.4m)、梁(はり)一間五尺(約3.3m)の橋が清水寺の舞台のように見えます。
 
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三ノ橋川に出ました。これは小さな橋の上から見た上流(通天橋)方面です。
 
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そして下流(臥雲橋)方面も
 

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通天橋の中央部をズームアップ
 
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地面近くから見上げるアングルで撮影
 
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苔(こけ)の上に散りばめられた紅葉茣蓙(もみじござ)を織(お)り始めていました。
 
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黄色い紅葉は見上げてもきれいです。
 
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大木の根本にも
 
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三ツ橋川の方向を振り返ると別の雰囲気がありました。
 
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思わずズームアップ
 
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通天橋が近づきました。
 
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紅葉を堪能して出口へ向かいました。
 
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東福寺の伽藍(がらん)全景図
 
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本堂(仏殿)の近くまで戻りました。経蔵とその手前の殿鐘楼(でんしょうろう)が並んでいます。ちなみに、聞きなれない殿鐘は仏殿の半鐘のことを指します。
 
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禅堂(じゅうようぶんかざい)の正面に出ました。南北朝時代建築の重要文化財建造物で、現存する最古最大の禅堂(高さ25.5m、間口41.4m)で、昭和の木造建築中最大。とのこと。『禅堂は、4選佛場(せんぶつじょう)とも称し、座禅を通じ自己究明と自己の心の佛(ほとけ)を撰(えら)ぶ場所である』と説明されていました。
 
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(続く)

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