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2015年4月28日 (火)

インドネシアの遺跡と舞踊劇を楽しむ旅 ボロブドゥール遺跡(その2) 日の出

ボロブドゥール遺跡は世界最大級の仏教寺院で、世界的な石造遺跡でもあり、この遺跡を中心とする「ボロブドゥール寺院遺跡群」は1991年にユネスコの世界遺産に登録されています。780年頃から建造が開始され、792年ころに一応の完成をみたと考えられ、さらにサマラトゥンガ王(位812年-832年)の時代に増築されたそうです。当時の高さは42mでしたが、現在は破損したことで33.5mと少し低くなったようです。

 

ここで薀蓄(うんちく)です。仏教で説かれる三界は、煩悩(ぼんのう)に満ちた欲界、欲望は絶ったがまだ肉体の存在する色界、肉体を離れた精神的要素だけとなった無色界を指します。大乗仏教の遺跡であるボロブドゥール寺院はそれに従って、下から欲界(Kamadhatu、カマダトゥ)を表す「基壇」(一辺が約115m)、色界(Rupadhatu、ルパダトゥ)を表す「方壇」(5つの壇と4つの回廊がある)、無色界(Arupadhatu、アルパダトゥ)を表す「円壇」(3つの円壇がある)、つまり全体で9層の階段ピラミッド状の構造となっています。私と同行者は一番高い第3円壇に陣取って日の出を待ちました。そして、午前5時15分頃に東北東(約25km)にあるムラピの端が赤く染まり始めました。
 
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午前5時20分にはムラピ山の端(は)付近がかなり明るくなり、円壇の様子をなんとか確認できるようになりました。
 
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左手(北)方向と右手(南東)方向には山が見え、甲府盆地にも似た盆地であるこことが分かります。写真は露出の関係で実際より明るく見えています。
 
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大ストゥーパも陽光に照らされ始めました。
 
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午前5時40分、日の出が近いようで、朝焼けが始まりました。
 
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すぐ後ろにある大ストゥーパが少し赤味を帯び始めました。
 
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午前5時43分、日の出です。
 
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太陽は一気にその姿を現します。
 
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大ストゥーパは赤く染まりました。
 
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午前5時48分には残念ながら雲が出てきました。
 
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日の出の撮影が一段落したところで、第1円壇にあるストゥーパのひとつは内部の釈迦如来像がむき出しになっていることに気づきました。これは1985年にイスラム過激派がボロブドゥールに侵入して円形壇のストゥーパ9基を破壊した影響かと思いましたが、破壊後はいずれも修復されており、円壇の東西に2基だけ見学用としてこの形にしてあるのだそうです。
 
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(続く)

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