インドネシアの遺跡と舞踊劇を楽しむ旅 バリ島南端ウルワツ地区の「ケチャダンス」(前編)
「ウルワツ寺院」方面をズーム・インすると、こちら側からも断崖上に建つ「メル」を確認できました。寺院が建つ場所は楔形(くさびがた)をしており、「メル」はその先端部にあるからなのです。

そしてズームアウトするとだいぶ傾いた陽光が海面に反射して輝いていました。

階段を上がって「ケチャダンス会場」に入ると形状は、ローマ劇場に似た半円形をしており、客席は階段状になっています。現地ガイドのアドバイスにしたがって我々は、出口に近く、通路脇の前から3列目の席に座りました。終了時の混雑を避けて速やかに退場し、いち早く駐車場を脱出するするためです。割れ門がある側には様々な形をしたバリのお祭り用「ペンジョール(Penjor)」が立てられています。

入口で手渡されたリーフレットの説明を見ると、『ケチャダンスは、とてもムードがあり、数あるバリ舞踊の中で、最もダイナミックでユニークなパフォーマンスである。いっさい楽器を使わず、腰布だけを身に着けた数十人の男性たちが松明(たいまつ)を囲み、男性の声(男声)だけで独特のリズムを刻み、ヒンドゥー教の創生神話の一部が踊り手たちによって演じられるとのこと。複雑かつ統制の取れた独特のリズムで「チャッ、チャッ」という奇声を繰り返し合唱する一糸乱れぬパフォーマンスが見どころである』と説明されています。
男性スタッフが現れて大きな松明を舞台の中央にセットしました。私には松明というよりも灯明(とうみょう)に見えました。

眼前に広がるインド洋を見ると、先ほどまで雲間から漏れていた陽光が黒い雲に遮られはじめていました。

辺りが薄暗くなるころには客席はほぼ埋まっていました。

正装した僧侶(マンクー)が灯明の腕のような部分に点火し始めました。


準備の仕上げはお供え物でした。

午後6時の開演時間になると女性司会者が登場して、割れ門の前でケチャダンスについてインドネシア語と英語で説明を始めました。

1分ほどのスピーチのあと、割れ門から.楽器の音とともにダンサーの一団が現れました。掛け声もユニークです。 (注)「楽器の音」あるいは「掛け声」の部分をクリックするとその楽音を聴くことができます。アップロードできるファイルサイズの制限から5秒程度と短いことをご容赦ください。


灯明を取り囲むように円陣を作りました。両手を挙げた祈るしぐさのようです。

ケチャ・ダンサーたちは円陣を組んだまま座り込み、一斉に叫び声を上げています。それが猿を連想させるため、「モンキーダンス」とも呼ばれるそうです。

陽光は相変わらず弱々しくて夕日が沈む光景を見られるかどうかは微妙です。海面の一部がうっすら照らされるだけになりました。

座ったまま両手で様々な様々な表現が続きます。



(続く)
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