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2015年4月 8日 (水)

インドネシアの遺跡と舞踊劇を楽しむ旅 バリ島南端ウルワツ地区の「ケチャダンス」(後編)

まもなく日没を迎える時間になりましたが、厚い雲が立ち込め始めたため夕日鑑賞は絶望的になったようです。
 
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さて、「ケチャダンス」
はここでドラマ仕立に変わりました。古代インドの大長編叙事詩「ラーマーヤナ」を原作とする舞踊劇です。そのストーリーは以下の通りです。

 

ヒンドゥー神話による最初の国「アヨディア王国」のラマ王子・その妃であるシータ・ラマ王子の弟ラクサマナの3人(善を象徴)は、王国内の邪悪な陰謀によって王国から追放され、長い間森をさ迷う生活を強いられていた。そんなある日、悪の魔王ラワナ(悪の象徴)はこの3人を発見し、妃であるシータの美しさに魅了されてしまう。何とかシータを自分のものにしたくなったラワナはラマとラクサマナをシータから引き離そうと企んだ。

 

そして、魔法を駆使したさまざまな策略の末、魔王ラワナはシータを自分のアレンカ宮殿に連れ去ってしまう。シータが捕虜となったことを聞いたラマは白猿のハノマンにシータを見つけ出すように依頼する。ハノマンは何とかシータを見つけ出した。そのハノマンにシータは自分が無事であることをラマに伝えるように頼む。ハノマンは宮殿を去る前に宮殿を壊し暴れしたため捕えられてしまうが、殺される前に無事逃げ出すことができた。

 

ハノマンの活躍があってラマとその弟ラクサマナはシータを救出すことに成功。そして、王国へ戻ったラマは「アヨディアこの王国」の王位に就くこともできた。しかし、喜びも束の間、悲劇的な結末が待っている。
 
「ケチャダンス」による舞台劇はハノマンが宮殿から逃げ出すまでをカバーしています。
 

上記の説明と重複しますが、入場時に手渡されたリーフレットの解説文を引用しながら、ドラマ展開を簡単に紹介します。

 

<第一幕> 森の中、愛し合う若いラマ王子とシータ妃が舞う。続いて黄金の鹿(魔王の化身が登場。シータの美しきに心を奪われた魔王ラワナは、黄金の鹿(魔王の化身)を遣い、ラマとラクサマナからシータを何とか引き離そうと企む。魔王に魔法をかけられたシータは「黄金の鹿をどうしても捕らえて欲しい」と泣いてラマに懇願する。ラマは愛する妻の頼みを承知する。
 
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<第二幕> ラマの助けを求める叫び声を聞いたような気がしたシータはラクサマナにラマの様子を見に行くよう言いつけるが、ラクサマナは兄のラマからシータの安全を託されていたので、シータを一人残していく事はできまい。シータは自分の言いつけを拒否するラクサマナに対して「兄を見殺しにして私と結婚したいのだろう」と邪推する。シータのこの言葉に怒ったラクサマナは自分の潔白を証明するために兄を捜しに行くことに決意したラクサマナは、出発前にサクサマナはシータの周囲に「火の輪」で安全のおまじないをかけ、シータに「この火の輪から外に出ないように」と言い残して出発する。
 
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<第三幕> 魔王ラワナ登場。シータが一人になったチャンスを利用して美しい人妻シータをさらって行きたいが、「火の輪」があるため近づきたくても近づけない。そこで、ラワナは魔法で自分自身を老人パガワンに姿を変えてシータの前に再び現れ、シータが油断した隙をついて、シータを火の輪の外に出すことに成功。その時、シータはラワナの罠だと言うことに気づき逃げ惑う。ラワナがシータを捕らえようとすると、聖鳥ガルーダが空から現れて助けようとするが、魔王の力におよばず殺されてしまう。そして、
とうとうシータはラワナに捕らえられ、その王国に連れ去られてしまう。
 
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<第四幕> ラワナはシータの世話役として姪のトゥリジャタを側に付かせた。その頃、ラマはシータが捕われた事を聞き、白猿のハノマンにシータを見つけ出すよう依頼する。突然シータの前に現れたハノマンはラマから預かった指輪を差し出す。その指輪が間違いなくラマの物であることがわかったシータは、自分の髪飾りをハノマンに預け、自分の無事をラマに伝えるように頼む。ハノマンは魔王の王国を去る前に暴れて王国を破壊したが、魔王に捕らえられ、火の中に投げ込まれる。火の中で我に返ったハノマンは何とか無事逃げ出すことができた。
 
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最後の火のシーンまで鑑賞したいところですが、閉幕時の混雑と道路の渋滞を避けるため、30分あまりが経過した第四幕の途中に会場を後にしました。すでに薄暗くなっていましたが、ケチャダンス会場から出る人たちはまだ疎(まば)らでした。出口からまっすぐ伸びる小路を急ぎました。「ウルワツ寺院」から「ケチャダンス会場」へ向かった海岸沿いの狭い道を利用するよりもスムーズに歩けるルートだと思いました。(続く)

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