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2015年6月15日 (月)

信州の清水と遺跡を訪ねるドライブ旅 白馬村の「.姫川源流」と「親海湿原」(前編)

茶屋の前に車をそのまま停めさせてもらい、国道の反対側にある「姫川源流」の入口へ向かいました。車は通行できませんが、姫川自転車道の起点でもあると表示されています。
 
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「姫川源流」は、その名の通り、一級河川である姫川の水源です。水質ランキングで日本一を誇るこの川は白馬村の姫川源流に始まり、大地溝帯(糸魚川静岡構造線)にほぼ沿って流れ、糸魚川市で日本海に注いでいます。ちなみに、白馬村ではこの「姫川源流」とその近くにある「親海(および)湿原」を合わせて「姫川源流自然探勝園」と呼んでいます。

 

佐野坂の山から流れ出た水がJR大糸線と国道148号を横切って流れ落ちる鳴沢川に架けられた橋を渡ります。ちなみに、成沢川は姫川支流です。
 
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「姫川源流親海(およみ)湿原のご案内」と表示された説明看板には『湿原がすり鉢状の平坦地系を無、流出入する河川のない隔絶した湿原であり、湧水の源は青木湖ではないかともいわれているが、このような低標高地(標高750m)で湿原が見られるのは常に珍しいとのこと。また、「花ごよみ」には、4月から5月にかけて、フクジュソウ(福寿草)、ニリンソウ(二輪草)、キクザキイチゲ(菊咲一華)、アズマイチゲ(東一華)、カタクリ(片栗)がシーズンである』と説明されています。
 
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別の資料では、青木湖がもともと姫川の水源であったものが、佐野坂(さのさか)で発生した地滑りによって発生した土砂によって姫川の上流部が堰(せ)き止められてできた沼が数千年をかけて親海湿原となり、さらに陸化しようとしているとする説を述べています。いずれにせよ、この湿原は上高地尾瀬湿原と同様のプロセスにあるといえます。

 

カタクリの花
   
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巨大なゼンマイ(薇)
 
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遊歩道は「荒神社の参道になっています。
 
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こちらが「荒神社」です。由緒書によれば、正安年間(1300年頃)に勧請(かんじょう)されたといわれる神社で、姫川源流親海湿原の湧水は昔から「荒神の清水」とよばれていたそうです。
 
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純白の花を咲かせるのはキクザキイチゲ(菊咲一華)のようです。姫川源流親海湿原に多く生息するという水中花のバイカモ(梅花藻)とは花びらの形が異なります。
 
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事前に調べた資料によると、『親海湿原は450種もの植物が生育している。中でもミツガシワ(三槲)、カキツバタ(杜若)は湿原一面に花が咲き誇る。主な花の見頃はミツガシワが5月上旬から下旬、サギスゲ(鷺菅)は5月下旬から6月下旬、カキツバタ(杜若)は6月上旬から下旬、サワオグルマ(沢尾車)は6月上旬から』と説明されています。 

 

10分ほどでバイカモ(梅花藻)が密生している湿原に出ました。ここに「姫川源流」があるはずです。
 
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左手に伸びる木道を歩いてみました。
 
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「姫川源流」に出ました。先ほど立ち寄った「白馬さのさか観光協会」の方に源流は橋の近くにあること教えてもらっています。もらった地図によると、右手が「東流の水源」、右下が「南流の水源」、左手前が「西流の水源」で、橋の辺りから姫川が始まっているとのこと。
 
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フクジュソウ(福寿草)
 
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さらに奥まで進むと半乾燥(陸化)したような状態になりました。
 
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そこで振り返ると、湧水の量が少ないこの場所からスロープを下るにしたがって、植生が濃くなる様子が緑のグラデーションとしてよく分かります。
 
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瓢箪(ひょうたん)のような形に廻(めぐ)らされた木道は右へカーブしながら続きます。
 
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バイカモ(梅花藻)に交(ま)じって水芭蕉(みずばしょう)も群生していますが、もう(まだ?)花は付けていません。
 
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さらに進んで湿原らしくなりはじめると、水芭蕉の花がありました。仏災苞(ぶつえんほう)と呼ばれる蕾(つぼみ)を包んでいた純白の葉のことを水芭蕉の花と思いがちですが、実は仏災苞の中央にある円柱状(トウモロコシに形が似てる)の部分が花序(かじょ)と呼ばれる部分が花で、花序は小さな花が多数集まったものです。
 
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木道の両側にも群生しています。
 
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(続く)

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