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2015年7月24日 (金)

デジカメ考

信州のドライブ旅から戻った私は破損したデジカメを近くの家電量販店へ持ち込みました。修理できるかどうかを確認するためです。しかし、保証期間が過ぎたデジカメの修理は意外にも高額な料金が掛かることを思い知らされました。何と、修理内容に依らず料金が15000円! メーカーの定額修理料金約13000円(部品代+技術料+税金)に家電量販店の手数料が加わるのです。その金額では新品を購入した時の価格の約7割にもなってしまい、購入してから3年が経過したデジカメの修理費としては高すぎるように思われます。

 

どうするか少し迷いましたが、新しいデジカメに買い換えることをその場で決断し、ただちに購入候補をいくつかリストアップしました。私の主な用途はスナップ写真ですから、一眼レフやミラーレス一眼レフは対象外。当然の帰結としてデジカメが選択する対象ですが、各メーカーから数え切れないほどの製品が販売されています。個別のデジカメを比較し始めると思考が発散して絞り込めません。私の決め方は今回も用途(目的)に合わせて必要な機能と性能に優先順位を付ける手法です。

 

1999年に最初のデジカメを購入してから都合(つごう)3台を使ってきました。1台あたり平均して5年強の間隔で買い替えたことになります。過去16年間にデジカメの性能が大幅に向上したことは間違いありませんが、それでも私には小さな不満点がまだ存在しています。それは、オートフォーカスの応答速度、バッテリー容量の少なさ(つまり撮影できる枚数の制限)、光量が不足する時(夜間あるいは屋内での撮影時)の画質、などの基本性能に関する不満です。

 

1番目の不満点(ピン合わせのト問題)は撮影時に2ステップ(焦点合わせ→撮影)でシャッターを切ればかなり改善されますが、これではシャッターチャンスを逃す恐れがあります。つまり、電源を入れてからの立ち上がり(起動時間)と同様、オートフォーカスの応答速度は速ければ速いほど使い勝手が良いのです。2番目のバッテリー容量問題は電力消費が大きい液晶モニターを細目(こまめ)に消せば良いのですが、これも現実には面倒なことです。しかも、これまで使用してきた3台のデジカメはいずれもバッテリーを充電するためにACアダプタが必要でした。そこで、予備のバッテリーを常に携行していました。

 

3番目はフラッシュを使用できない環境(意外に多い)で撮影する時の性能です。それ以外の条件としては、前回購入する時に重視した望遠機能(光学式20倍)を使うことは意外に少なかったことから、今回は必須条件から外しました。それに代わる条件として、従来重視していなかったデジカメの外観を付け加えました。持っていて楽しくなるような魅力的なデザインはやはり重要です。また、価格は安いに越(こ)したことはありませんが、少しばかりの価格差には拘(こだわ)らないことにしました。 

 

そして選んだデジカメがフジフイルム社製のFUJIFILM XQ2です。何といっても小型軽量(バッテリーなどを含み約206gとデジカメでもトップクラス)が最大の特徴。使い始めてからまだ日が浅く、細かい点(暗所撮影など)を評価するには時期尚早(じきしょうそう)ですが、今のところ気に入っています。オートフォーカスの応答速度の良さ(カタログ値:0.06秒)、USBインターフェース(スマホ充電用電池や自動車のシガライターに接続したアダプター)で充電できること、明るいレンズ(F1.8)と小型で高性能のフラッシュ、そしてレトロ風の控えめな外観など、魅力満載のデジカメは私の期待した通りのものでした。 

 

最後に付け加えたいことが「カスタマー・エクスペリエンス」(顧客体験)です。ガートナー社の定義によると、それは「顧客の期待どおりの、または期待を超える顧客対応(顧客との交流や対話)を設計・提供することにより、顧客の満足度、ロイヤルティ、支持を向上させる取り組み」とされます。平たく言えば、「メーカーに対する信頼感と親しみ・製品への馴染(なじ)み」でしょう。

 

インフラ産業の世界では何十年も前から「カスタマー・エクスペリエンス」をコスト低減につながる要因と考える企業が多く存在しました。つまり、製品購入時の価格(初期コスト)と運用コストに加え、「カスタマー・エクスペリエンス」を総合評価(導入から廃却までのライフサイクルコスト評価)に入れる企業が海外には多く存在したことを私自身の経験を通して知っています。最初のデジカメから4代目まですべて同じメーカーの製品であったのは偶然ではありません。実は、デジカメに限らず、私はあらゆる製品の評価基準としてこの考えを活用しているのです。

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