« 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その4) | トップページ | 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その6) »

2015年8月17日 (月)

所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その5)

隣のエリアへ移動すると、「日本の宇宙開発の歴史」をビデオで放映していました。
 
112
 
 

「日本の航空機開発の歴史」が写真と文章で説明されています。説明文のポイントは『1909年(明治42年)に設立された臨時軍用気球研究会は1911年(明治44年)に「会式一号」飛行機と「会式イ号飛行船」を完成した。これが日本の航空機開発の始まりである。(中略)日本の航空機開発は欧米の航空先進国からの技術習得から始まった。(以下略)』です。
 
113
 
 

大きなパネルの下にある透明のショーケース内には、各種軍用機のミニチュアが展示され、各々が簡単に説明されています。まず、『「陸軍九一式戦闘機」は1931年(昭和6年)、陸軍に採用された。始めての国産制式戦闘機であるにも関わらず評価が高く、昭和9年に九五式戦闘機が採用されるまでに合計450機が生産された』とのこと。
 
115
 
 

『1933年(昭和8年)、陸軍は「九一式戦闘機」の後を継ぐ戦闘機の試作を川崎と中島に命じ、審査の結果川崎の試作機が1935年(昭和10年)に採用されて「陸軍九五式戦闘機」となった。複葉機戦闘機としては究極に近い性能を示したが、速力の天では新鋭単葉機に及ばず、陸軍最後の複葉戦闘機となった』
 
116
 
 

『「中島AT-2旅客輸送機」はアメリカの革新的な高速旅客機「DC-2」の国産化スタッフによって、使用目的が「DC-2」と競合しない中型旅客機(乗客8名・最大速度370km/h・航続距離1,200km)として製作された。1936年(昭和11年)に初飛行し、民間機33機の他に「キ-34」として299機が生産された』
 
117
 
 

『陸軍九七式部司令部偵察機(キ-15)は陸軍の命令で三菱が試作し、試験飛行で優れた性能を示したことで1937年に制式採用された。国際記録飛行を企画していた朝日新聞社は陸軍省にかけあって2号機を借り出し、立川陸軍飛行場からロンドンへ向けて飛び立ち、全行程15,357kmを94時間17分56秒で飛行して国際新記録を樹立した』
 
118
 
 

『陸軍四式戦闘機「疾風(しっぷう)」は陸軍が中島飛行機に命じて、速力と上昇力を兼ね備えた高性能戦闘機の試作を内示した。80機にも及ぶ試作の結果、昭和19年に「大東亜決戦号」として制式された。米軍が捕獲した機体のハイオクタン燃料によるテストでは、最大速度687km/hを記録し、第二次大戦における日本の最優秀戦闘機として評価された』
 
119
 
 

「日本初の動力飛行成功」と題して、『1910年(明治43年)12月、ライト兄弟の世界発飛行に遅れること7年、東京の代々木練兵場(現在の代々木公園)で陸軍歩兵大尉日野熊蔵がドイツ製のハンス・グラーデ機を操縦した予備飛行で、2mの高さで距離100mの飛行に成功した。1910年(明治43年)12月19日に行われた本飛行では、陸軍工兵大尉徳川好敏操縦によるフランス製アンリ・ファルマン機で、飛行時間3分、距離3,000mの公式飛行に成功した』と解説されています。
 
125 
126
 
 

本飛行の状況とルート(点線で示された練兵場の外周経路)が図解してあります。ちなみに、滑走距離30m、高度70mとのこと。下の写真は反対側にある展示ブースの明かりが写り込んで下部が見にくくなってしまいました。
 
127
 
 

「国産機の初飛行」として、『1911年(明治44年、奈良原三次が「奈良原式2号機」を自ら製作し、所沢飛行場にて初飛行に成功した』ことが詳しく説明されています。
 
120
 
 

奈良原式2号複葉機のミニチュアモデルに添えた説明書きには、『高度約4m、距離約60mを飛んで、国産機による最初の飛行記録を作り、その後最大距離約600m、高度約60mを記録した。主な仕様は、発動機はグノーム空冷式回転星型50馬力、全福10.00m、全長10.00m、座席1、全備重量550kg』とありました。
 
123 
124
 
 

二宮忠八が考案した「烏型飛行機」(1891年/明治24年、ゴム動力、飛行距離約30m)と「玉虫型飛行機」(1894年/明治27年、時計のゼンマイを動力、未試験)
 
128 
129
 
 

ガス気球模型を使って上昇するときの感覚を体験することができます。
 
142 
143
 
 

「研究室」エリアに入りました。「種子の降下」と名付けられた施設は垂直風洞を使用して、種子(タンポポ、カエデ、ユリの木)の飛び方を観察できる設備です。
 
144
 
 

「ベルヌーイの研究室」には飛行機の翼とプロペラの働きを説明する「ベルヌーイ」の定理(または法則)が開設してありました。『水あるいは空気の流れの中では、速度が小さければ圧力が高く、速度が大きければ圧力は低い』ことを1738年にスイスの物理学者ダニエル・ベルヌーイが示した法則です。
 
145
 
 

左から流れる気流で飛行機の翼(手前)を貫くパイプを通してボールが吸い上げられることを実験する装置
 
146
 
 

(続く)

« 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その4) | トップページ | 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その6) »

旅行・地域」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/62099646

この記事へのトラックバック一覧です: 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その5):

« 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その4) | トップページ | 所沢航空記念公園で飛行機の展示を楽しむ(その6) »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ