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2015年11月 2日 (月)

秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 城南宮

東寺から国道1号を南下、名神高速道路の京都南ICを過ぎて伏見区へ入ると、すぐ左手に「城南宮」(じょうなんぐう)の入口が見えましたので、左折して広い駐車場に車を停めました。これまで何度も前を通過していますが、立ち寄るのは今回が初めてです。

 

駐車場脇にある西の鳥居には「城南離宮」の扁額(へんがく)が架けられています。関白九条尚忠の書です。ちなみに、東の鳥居の扁額は有栖川宮幟仁(ありすがわのみやたかひと)親王の染筆とのこと。「城南宮」と「城南離宮」については後述します。
 
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城南宮の正面(鳥居の先に見えるのは拝殿)
 
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鳥居の左脇にある後鳥羽上皇の社頭祝、『つたへくる 秋の山べの しめのうちに 祈るかいある 天の下かな』
 
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「城南宮」の説明看板(京都市)には、『794年の平安遷都に際して国常立尊(くにのとこたちのみこと)と八千矛神(やちほこのかみ)と神宮皇后(じんぐうこうごう)を祀り、都の南方に鎮(しず)まり国を守護する城南宮と仰(あお)がれている』、とあります。
 
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「鳥羽伏見の戦い跡の看板」(京都市)には明治維新を決定づける戊辰(ぼしん)戦争の発端となった鳥羽伏見の戦いが詳しく説明されています。
 
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「鳥羽離宮と平清盛・佐藤義清(西行)」の説明看板には、『後鳥羽上皇に仕えた北面(ほくめん)の武士である平忠盛・清盛父子や清盛と同年齢での佐藤義清(のりきよ、後の西行)の関係、上皇が亡くなると「保元の乱」が起き、それに続いた「平治の乱」を経て兵士が勢力を伸張したこと。これと対立した後白河法皇は清盛によって離宮の北殿に約半年間幽閉され「たことと(貴族の世から武士の世へ)、その6年後には平氏が「壇の浦の戦いに敗れたこと(平氏から源氏へ)と歴史が流転した』、ことが書かれています。
 
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城南宮のhpには城南宮の創建と歴史について、『延暦13年(西暦794年)の平安京遷都に際し、都の安泰と国の守護を願い、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を八千矛神(やちほこのかみ)と息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)に合わせ祀り、城南大神と崇めたことが城南宮のご創建と伝え、城南宮とは平安城の南に鎮まるお宮の意味です。平安時代後期、白河上皇や鳥羽上皇によって、城南宮を取り囲むように城南離宮(鳥羽離宮)が造営されて院政の拠点となると、城南宮は離宮の鎮守として一層崇められた。(中略)明治維新を決定づけた鳥羽伏見の戦いは、城南宮の参道に置かれた薩摩藩の大砲が轟いて始まったのであり、錦の御旗が翻って旧幕府軍に勝利すると薩摩の軍勢は城南宮の御加護によって勝利を得られた、と御礼参りに訪れました』、とあります。

 

「拝殿」です。ちなみに、その奥は本殿、左手は「むすび殿」(社務所)、右手は「神楽殿」。
 
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「本殿」は、本殿・前殿・向拝(こうはい)・翼廊(よくろう)からなる素木(しらき)造りの社殿です。平安時代後期の建築様式で昭和53年に造営されたそうです。ちなみに、左右に伸びるのは翼廊(よくろう)、唐破風(からはふ)屋根の降棟(くだりむね)にある鬼瓦(おにがわら)には社紋「三光の紋」(神功皇后の旗に描かれた日・月・星)。そして、左手にお椀(わん)の舟に乗る一寸法師を描いたようなパネルが置かれています。昔話にある一寸法師は、お碗の舟に乗って都を目指し、鳥羽の津に着いたと江戸時代のお伽草子(おとぎぞうし)に書かれていますが、その鳥羽の津とは城南宮の南にあった淀川水系(鴨川と桂川の合流地点)の港です。
 
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本殿の左手にあるのは手前から順に「稲荷社」、「厳島社・住吉社・兵主社」、「粟島社」の三社殿
 
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斜め後方から見た本殿(手前)と前殿(右)
 
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右手は手前から「天満宮社・妙見社・金刀比羅社」、「庚申社」、「大國主社」、「春日社」の四社殿が並んでいます。
 
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「神楽殿」は平安時代の貴族の邸宅である寝殿造りを模した御殿で平成8年に建てられたそうです。
 
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本殿側から見た拝殿
 
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神輿舎(みこししゃ)
 
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城南宮の神苑「楽水苑」(源氏物語 花の庭)の紹介看板です。拝観料は大人600円。時間の都合でスルーすることにしました。
 
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現在の「城南宮」は方位除けのほか、交通安全の神としても広く信仰されているそうです。今回は忙(せわ)しない参拝になりましたが、近いうちに花が咲き乱れる春の「楽水苑」をゆっくり拝観したいと思います。(続く)

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