« 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(前編) | トップページ | 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(後編) »

2015年11月 4日 (水)

秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(中編)

宇治神社の「中門」です。この奥にある「本殿」は、三間社流れ造り桧皮葺(ひわだぶ)きの社殿(鎌倉時代初期の建設)で、国の重要文化財に指定されています。祀(まつ)られている彩色木像「菟道稚郎子命坐像」(うじのいらつこのみこと ざぞう)は等身大の男神像、具体的には衣冠(いかん)と笏(しゃく)を持つ坐像俗体像(ぞくたいぞう、俗人の姿をした像)で、やはり重要文化財に指定されています。ちなみに、本殿前で白く見えるのは神使の「見返り兎」のようです。
 
2015_10060427
 
 

拝殿の前には狛犬の「阿」(あ)と、
 
2015_10060429
 
 

同じく「吽」(うん)
 
2015_10060428
 
 

「末社」(まつしゃ)は手前から廣田神社・松尾神社・高良神社・伊勢両宮社
 
2015_10060425
 
同じく、手前から  春日社・日吉神社・住吉神社

 
2015_10060426
 
 

「参集殿」(社務所の2階)
 
2015_10060431
 
 

「宇治神社」の境内を左手に抜けると、散策路の「さわらびの道」に出ました。ちなみに、この「さわらびの道」は宇治川縁(べり)から「宇治上神社」へ向かう最短コースなのです。いよいよこの日の最終目的地である世界遺産の「宇治上(うじがみ、うじかみ)神社」へ向かいます。
 
2015_10060455

 
名称が良く似た「宇治神社」と「宇治上神社」がすぐ近くにあって紛(まぎ)らわしいのですが、古来2つの神社は対をなして(二社一体で) 「宇治離宮明神(八幡宮)」と総称され、前者が下社、後者が上社と呼ばれていたそうです。後に平等院ができるとこの二社はともにその鎮守社(ちんじゅしゃ)とされたそうです。ただし、現在は独立した神社になっています。
 

参道にある「宇治上神社」の鳥居と石柱には威厳が感じられます。
 
2015_10060433
 
 

「さわらびの道」が左にカーブしますが、正面にある石橋を渡ると「宇治上神社」の境内に入るようです。小さな池に架かる石橋の先に簡素な門が見えます。
 
2015_10060434
 
 

世界資産「宇治上神社」の説明看板
 
2015_10060435
 
 

社務所でお守りを求めるひとたち
 
2015_10060437
 
 

御神木の「けやき」は宇治市名木百選とのこと
 
2015_10060438 
2015_10060439
 
 

簡素の門とは対照的に立派な「拝殿」(国宝)は鎌倉時代前期の建立で、寝殿造(しんでんづくり)の遺構(いこう)といわれるそうです。切妻造(きりづまづくり)、檜皮葺(ひわだぶ)き。桁行(けたゆき)6間、梁間(はりま)3間の主要部の左右に各1間の庇(ひさし)があります。注;「間」は幅(長さの単位)ではなく、柱と柱の間を指す。ちなみに、社紋は「三つ橘(たちばな)」ですから、橘諸兄(たちばなのもろえ)に象徴される橘氏(たちばなうじ)に縁(ゆかり)があるのでしょうか。。
 
2015_10060436
 
 

案内表示にしたがって「拝殿」の右手に進み、湧水「桐原水」の建屋の前を通って拝殿の奥へ進みました。

 

幅の広い石段を上がった高い場所にある国宝の「本殿」は、平安時代後期の建立で、神社建築としては現存最古とされます。流造、桁行5間(正面)、梁間(側面)3間、檜皮葺きの建物内に、一間社流造の内殿3棟が左右に並んでいます。
 
2015_10060444
 
 

覆屋(おおいや)の機能を兼ねた本殿内にある3棟の内殿に祀られる祭神は、左殿(第一殿)に「菟道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)、中殿(第二殿)に「応神(おうじん)天皇」、右殿(第三殿)には「仁徳(にんとく)天皇」です。
 
2015_10060443
 

「正一位離宮大神」の扁額(へんがく)かかっています。
 
2015_10060442
 
 

本殿の右予期にある摂社の春日社(重要文化財)は、一間社流造の小さな社であり、藤原一族(元中臣氏、なかとみうじ)の守護神を祀っています。
 
2015_10060441
 
 

こちらは末社の厳島社(いつくしましゃ、水の神)、ほかに住吉社(すみよししゃ、海の神)・香椎社(かしいしゃ、仲哀天皇・神功皇后)・武本稲荷社があるようです。
 
2015_10060445
 
 

境内の様子です。左手に「拝殿」、その右奥に「桐原水」、中央に御神木の「けやき」、右手に祈祷受付所(授与所)、さらに右には門があります。「宇治上神社」は世界資産「古都京都の文化財」の構成要素のひとつとして登録されていますが、東寺・清水寺・延暦寺・醍醐寺などと較べると小規模で、栂ノ尾高山寺(とがのお こうざんじ)や苔寺(こけでら)の名で知られる西芳寺(さいほうじ)の両寺院と同様、あるいはそれ以上に小規模な神社でした。
 
2015_10060446
 
 

(続く)

« 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(前編) | トップページ | 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(後編) »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/62606226

この記事へのトラックバック一覧です: 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(中編):

« 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(前編) | トップページ | 秋の京都で神社仏閣巡りを楽しむ 世界遺産「宇治上神社」(後編) »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ