« 洛西のドライブ旅 西山大原野の古社「大原野神社」 | トップページ | 洛西のドライブ旅 西山大原野の古刹「願徳寺」と「勝持寺」 »

2016年2月 6日 (土)

洛西のドライブ旅 西山大原野の古刹「正法寺」

「大原野神社」の南側に古刹(こさつ)「法寿山正法寺(しょうほうじ)」の参道が伸びていました。
 
Dscf6796
 
 

案内看板には『真言宗東寺派の寺(別格本山)で、奈良の唐招提寺(とうしょうだいじ)を創建した鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟で、天平勝宝(てんぴょうしょうほう)6年(754年)に鑑真和上とともに唐から来朝した智威(ちい)大徳がこの地で修練を行ったことに始まる。古くは春日禅坊(かすがぜんぼう)と呼ばれたが、延暦年間(782-806年)に、伝教大師(最澄)が智威の威光を世に示すため、大原寺(おおはらじ)という寺を創建した。(中略)元禄年間(1688-1703年)には徳川五代将軍綱吉の母・桂昌院(けいしょういん)の帰依を受け、代々徳川家の祈祷所となった。(以下略』と説明されています。

 

極楽橋を渡った場所にある駐車場に車を停めました。その脇には多宝塔があります。春になると周囲の桜が美しく咲くそうです。
 
Dscf6826
 
 

本堂へ向かいました。その手前にあるのは「春日不動尊堂」です。
 
Dscf6825
 
 

正法寺の通用門を入ります。拝観料300円。
 
Dscf6827
 
 

左手にある庭
 
Dscf6828
 
 

西国四十九薬師霊場の第41番「正法寺」の本堂です。京都大黒御利益めぐり第3番でもあります。
 
Dscf6829
 
 

石庭
 
Dscf6830
 
 

本堂へ上がらせていただきました。密教立(みつきようだて)の法要を行う時、導師(どうし)が修法に用いる正方形大型の壇である「大檀(だいだん)」の奥に本尊の「三面千手観世音菩薩」が祀られていました。左右の顔は過去も未来にも目を配ろうという意味があるそうです。
 
Dscf6831
 
 

中央には本尊の「三面千手観世音菩薩」、右手前には平安時代初期(弘仁年間)の弘法大師作と伝えられる「聖観世音菩薩」(厄難消除の仏)、左奥には西方浄土の教主である「阿弥陀如来(あみだにょらい)」などが祀られています。
 
Dscf6834
 
 

左手に移動しました。密教法具(みっきょうほうぐ)の「チンチュー」(鈴)や持鈴(じれい)などの先には火舎香炉(ひしゃこうろ)と六器(ろっき)などの仏器(ぶっき)が並ぶ大壇が見えます。
 
Dscf6835
 
 

大日如来像
 
Dscf6832
 
 

阿弥陀聖衆来迎図(あみだしょうじゅらいごうず)
 
Dscf6833
 
 

畳の間の床の間には弘法大師像と御宝号(ごほうごう、真言宗で唱える一番短い経)である「南無大師返上金剛」の掛軸(かけじく)が掛けられています。ちなみに、「南無」はインド・サンスクリット語の「挨拶する」が転じて「帰依する」を意味し、「大師」は偉大な師、つまり「弘法大師」のことであり、「返上金剛」は弘法大師が真言密教の師・恵果(けいか)から授けられた法名です。その意味するところは、『仏さまの慈悲の光はすべてのものに及び、すべてのものに幸せを及ぼそうという智慧(ちえ)の働きは、ダイヤモンド(金剛石)のように堅固で輝きを失わない』、というものだそうです。
 
Dscf6836
 
 

不動明王堂の祭壇
 
Dscf6841
 
 

不動明王「春日不動」は、衆生を教化し、悪を罰するだけではなく、修行者を加護し修行を達成させる慈悲の存在でもあり、修験道においても崇拝されているそうです。
 
Dscf6843
 
 

大日如来を描いたと思われる掛軸(かけじく)
 
Dscf6845
 
 

不動堂の前にあるのは「水琴窟(すいきんくつ)」のようです。脇には『地中から宇宙へ発するシンフォニー「水琴窟・法寿泉」地中深く奏でられる妙なる音色に耳を傾けて下さい』、と書かれた立て看板がありました。
 
Dscf6838
 
 

庭のお地蔵像
 
Dscf6837
 
 

宝生殿の前にある見事な石庭「鳥獣の石庭」は広大な借景と一体化しています。
 
Dscf6847
 
 

通称を「石の寺」というのは、境内全体で200トンに及ぶ巨岩が全国各地から集められていることに由来します。幾つも有る庭園のうちで著名なのは「宝生苑」で、彼方に東山連峰を望む借景式山水庭園ですが、お堂の畳に座って眺めると、庭石の形が何となく鳥やペンギン、兎など、15種類もの動物の形に似ているため、「鳥獣の石庭」と呼ばれています。(正法寺のhp

 

小高い場所にある正法寺からは東山連峰を望むことができます。その手前は京都市西京区大原野の丘陵からから日向市と京都市伏見区へ続く市街地のようです。
 
Dscf6848
 
西山からの景色をいつまでも眺(なが)めていたいところですが、陽が傾き始めましたから先を急ぐことにします。

« 洛西のドライブ旅 西山大原野の古社「大原野神社」 | トップページ | 洛西のドライブ旅 西山大原野の古刹「願徳寺」と「勝持寺」 »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/63159379

この記事へのトラックバック一覧です: 洛西のドライブ旅 西山大原野の古刹「正法寺」:

« 洛西のドライブ旅 西山大原野の古社「大原野神社」 | トップページ | 洛西のドライブ旅 西山大原野の古刹「願徳寺」と「勝持寺」 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ