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2016年2月28日 (日)

大井川鉄道SL列車と寸又峡温泉の旅(その11) 千頭(せんず)駅から新金谷駅経由で寸又峡温泉へ

金谷駅行きの切符を購入
 
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午後2時35分発金谷駅行きの電車(21000系)が4番線に入線しています。この時間帯は「千頭駅」を出発する電車はもちろん、「SLかわね路」も2時間近くないのです。そして、「千頭駅」の駅員さんからバス便もないことを教えられました。ちなみに、観光客の多い季節には「SLかわね路12号」と「SLかわね路14号」が走りますから、「千頭駅」で長時間待たないで、新金谷駅-千頭駅間を「SL列車」で往復することができるようです。ちなみに、大井川鉄道のhpによると、この電車は昭和33年(1958年)に南海高野線の急行・特急用として製造され、高野山への急勾配(きゅうこうばい)を登り、河内(かわち)平野を110km/hで走行するという高性能を誇(ほこ)ったそうです。
 
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ワンマン電車のドア脇に貼られた説明
 
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社内はやや古びた外観から想像できないほど現代風(モダン)です。
 
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午後2時53分発の「SLかわね路2号」が3番線で待機しています。
 
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復路もこの「SLかわね路」に乗車したいところですが、「新金谷駅」の到着時間が30分近く遅くなるため、一番早く戻れる普通電車にしました。復路は写真撮影を一時休止することにしました。普通電車は各駅停車ですから、特急である「SLかわね路」が停車しなかった駅の様子を見ることができ、同じ路線なのに汽笛の音や煙がないため車窓から見る景色も何か違っているように感じられました。

 

「新金谷駅」には定刻の午後42分に到着
 
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同行者は「新金谷駅」舎内の売店で「うなぎアイスクリーム」を求めました。「SLかわね路1号」に乗車する時に見つけていたのです。
 
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お裾分(すそわ)けをしてもらうと、かすかに鰻風(うなぎふう)の味がしました。好みに応じて山椒(さんしょう)を振りかけて食べるようです。
 
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「新金谷駅」の駐車場を出発したのは午後3時50分ころになってしまいましたので、次の目的地である「寸又峡温泉」まで国道473号と国道362号をひた走り、本川根町千頭から入った県道77号で「千頭駅」の前を通過しました。写真を撮影する時間も惜(お)しみ、到着予定時間を宿泊先に電話連絡し、そしていくつもの山を越えて午後5時20分ころに「寸又峡温泉」に到着。宿泊先を探しながら温泉街を徐行しましたが見つけられません。そこで、温泉街の入口にある大きな駐車場まで戻って、宿泊先である「ペンション寸又峡」に電話をかけ、道順を確認してなんとか到着。温泉街を「8の字」に結ぶ道が交差するポイントの近くでした。夕闇(ゆうやみ)が迫(せま)っており、「ペンション寸又峡」の表示をなんとか確認しました。

 

到着してから同行者は『最初に通った時に「ペンション寸又峡」の建物を見かけたわ』、と言うのです。そして、宿泊施設を探しながら私が「ペンション寸又峡」と呟(つぶや)いたのを建物に書かれた名前を読んだと勘違いしたそうです。思わず私の口を衝(つ)いて、『それさぁ、早く言ってよぉ~』(テレビCMのフレーズ)が出ました。よく考えると、例によって宿泊先など旅行の詳しいことを同行者に話していなかったのですが・・。

 

フロントで受付を済ませて2階の客室へ向かいました。客室廊下を挟んで両側に10室ほどが並んでします。共同トイレは1階にありますから、バストイレ付きの広めの部屋を選んだのは正解だったようです。廊下の突き当たりに洗面台が見えます。
 
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予約した「トリプルルーム」にはベッドが3つありました。写真には写っていませんが、手前にもう1つ置かれています。
 
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夕食は午後6時からとのことですから、その前に1階にある貸切風呂(家族で利用可)に入ることにしました。2つある貸切風呂の脱衣所と浴室は大きめの家庭風呂といったところですが、正真正銘の掛け流しの温泉です。源泉で加温されているため、湯温の調節は冷水を加える方法であり、適温になるまで辛抱(しんぼう)強くかき混ぜました。

 

湯は思った以上でした。お湯はわずかににごりがあるがほぼ透明と言ってもよく、ほんのりやわらかい硫黄の香りがたちこめています。アルカリ泉の湯は肌に纏わり付いて、ツルツルスベスベで、身体に良い効果がありそうです。気に入りました。ちなみに、源泉は寸又峡2号及び3号混合泉、泉質は単純硫黄泉源泉の温度42.8度、PH9.1。お湯にゆっくり浸かっていると疲れが癒(いや)されました。

 

寸又峡温泉は19682月に猟銃を持った人物が「ふじみや旅館」(現在は廃業)に立て篭った寸又峡事件(あるいは金嬉老事件)の舞台となった場所で、同じ年の12月に発生した三億円事件とともにインパクトの強い事件として記憶に残っています。

 

午後6時になるとフロントから連絡があり、1階の食堂へ向かくことにしました。1階のフロントへ続く廊下には「手筒花火」「和紙を使った置物」などが並べられています。
 
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「手筒花火」は愛知県・東三河の吉田神社が発祥の地として知られますが、静岡県や岐阜県などにも広がっていることをネット検索で知りました。「手筒花火」ではありませんが、「設楽原(しだらがはら)歴史資料館」で雰囲気が似る「火おんどり」の展示を見たことがあります。
 
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食堂の様子
 
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窓際のテーブルにはシクラメンとベゴニアの鉢植えが
 
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この日の夕食は「鹿鍋(しかなべ)」「山女魚の自家製甘露煮」「汁物」「野菜と肉の煮物」などが並びました。
 
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鹿肉はシャブシャブで味噌だれをつけて食べます。
 
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野菜をたっぷり入れました。
 
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ジビエ料理である「鹿肉」にはほとんど癖(くせ)がなく、「山女魚の甘露煮」はとても魅力的な味と食感があり、そして旅先であるためかご飯も美味しく感じられました。ただ、「季節のフルーツ」はなんと「みかん」でした?!
 
『なぜこのペンションを選んだの? 珍しいわね』という同行者に対しては、『単なる気まぐれだよ』と答えましたが、このペンションの建物が寸又峡の雰囲気にマッチしていると思ったことが本当の理由です。それに、オープンして約40年の建物はロッジ風であり、しかも朝夕食付の料金が1人7000円と格安であることも魅力でした。 

 

「寸又峡温泉」には多くの旅館がありますが、山登り客などが気楽に利用できる施設としては、この「ペンション寸又峡」の他に、町営露天風呂「美女つくりの湯」のすぐ隣にある朝日山荘(素泊まり4000円~、2食付き 6000円~)も候補に挙げられるでしょう。(続く)

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