« 「良薬とは何か」を考える | トップページ | 「四字熟語かるた」を作る »

2016年6月 9日 (木)

「習いごと」を考える

最近、大人から子供まで「習いごと」が流行しているそうです。リクルートの子会社が行った調査によると小学生の場合、1位水泳・2位英語(含む英会話)・3位グループが体操/学習塾/ピアノ・6位グループがサッカー/ダンスなのだそうです。オチビちゃんをはじめとする身内の小学生を見ても、水泳・サッカー・ダンス・ピアノの各教室や学習塾に通っていますから、現在の傾向であることは頷(うなず)けます。私が小学生だったころには、そろばんと習字が習いごとの定番で、私も両方の塾に通いました。そして、中学生になると、当時は珍しかった英語塾に通うようになりました。ちなみに、半世紀前の地方ではピアノがある家はほとんどありませんでしたから、ピアノを習う小学生は稀有(けう)な存在でした。

 

同様に、「東大家庭教師友の会」が東大生202人に実施したアンケートによると「過去にしていた習いごと」は、1位水泳・2位ピアノ・3位英会話・4位習字・5位サッカーだそうです。チビスケくんが通うスイミングスクールには『多くの東大生は子供のころ、水泳を習っていました』と書いたビラが掲示板に貼られていたことがあります。チビスケくんのお父さんも同じスイミングスクールに何年も通っていましたが、なぜか進んだのは東大ではありませんでした!

 

それはさておき、「習いごと」をする効用を私なりに考えてみました。水泳・サッカー・ダンスなどのスポーツ系は強靭(きょうじん)な体づくりに役立つと考えられます。また、ピアノ・英語/英会話・習字などは非日常的な学習対象に取り組むことで、頭脳の訓練になると思われます。そして、いずれについても当てはまることは、対象に集中して(練習に励んで)達成感(つまり成功体験)を得られることでしょう。

 

前者(運動系)のグループと後者(頭脳系)のグループから自分(あるいは自分の子供)に合ったものを選んで組み合わせることで、相乗効果が期待できるかもしれません。ただし、「習いごと」の種類が多すぎると集中できなくなる恐れがありますから、多くても3つか4つまでに抑えるべきだと思います。というのは、小学生は友達と遊ぶ時間が一番大切だからです。そして、勉強については、きちんと宿題に取り組む習慣をつけることも大事なことです。もし、苦手な科目があれば、それを補う目的で学習塾を利用することも良いでしょう。

 

中学生になると部活に時間を取られるようになるうえ、自分の関心事も明らかになってきますから、「習いごと」も特定のものに絞られるようになるでしょう。私の場合、部活として音楽(器楽)部でフルートを担当し、「習いごと」は上述したように英語塾だけでした。これが切っ掛けとなったのか、私の人生において音楽と英語は重要な存在になりました。ちなみに、高校ではなぜか演劇部に入部し、大学では体育会系の自動車部に入ってジョッギングで体力をつけるとともに、車の整備技術と運転技術を習得しました。

 

さて本題は大人の「習いごと」です。まず、その効用ですが、習う対象についての技量が得られることは当然ですが、それ以上に大きな効用は、『新しいこと』をはじめるワクワク感が得られる、先生に教えてもらうことで謙虚(けんきょ)になれる、③人と知り合う機会が増える、などがあると考えられます。また、「現役世代の人」と「退職した人」では「習いごと」として選ぶ対象が異なるでしょう。ちなみに、私が現役時の習いごとといえば、英会話ゴルフカラオケです。いずれも仕事に必要と考えて(という口実で)習ったものですが、この中で「習いごと」と呼べるものは英会話だけかもしれません。

 

退職後は、趣味の旅行を思い切り楽しむことにして、「習いごと」とは無縁の生活になりました。旅行に備えて、スイミングとスポーツジムに通って体調を整えています。そして、時々は気分転換のゴルフも。(注、旅行先については、2つのブログ「温泉大好き、ドライブも!」「旅行大好き、飛行機も!」を参照) 旅行の合間には、ICT(情報通信技術)の動向調査(レポート作成)と社員教育の臨時講師で社会との関係を細々とですが保ってきました。そして、古稀(こき、満69歳)を迎えた昨年、何か物足りなさを感じはじめました。

 

そこで、「習いごと」を始めることに思いが至りました。退職後の習いごとといえば、定番の「そば打ち」にはじまり、シルバー男性の料理・焼き物・カメラ・釣り・社交ダンス・園芸・書道・囲碁・将棋・登山・楽器、など様々なものがあり、どれかひとつを選ぶのは大変です。園芸のまねごとは高校生のころから趣味として続けています。それ以外から選ぶための条件を考えました。まず、①興味が持てるものであること、ついで②始める年齢に制限がないものであること、そして③将来にわたって長く続けられるものであることです。できれば、ボケの防止になるものであれば申し分ありません。

 

そして、選んだのがピアノです。中学生時代には音楽(器楽)部の発表会で「フルート協奏曲」を合奏したりして馴染(なじ)みのある楽器です。もちろん、フルートの練習を再開することも検討案にありましたが、やはり新しい楽器を選ぶべきであると考えました。ピアノは「楽器の王様」と呼ばれるように、音域と音量の幅が大きく、様々な楽曲を演奏することができることが最大の魅力です。そして、最近は電子ピアノの性能が向上したため、手軽に購入できることと、騒音問題を起こさない(環境に優しい)利点があります。確かに、電子ピアノの音色は物足りませんが、音楽教室ではアコースティックピアノ(つまりアップライトピアノあるいはグランドピアノ)練習ができることも「習いごと」の楽しさです。

 

善は急げとばかりに、自宅近くの音楽教室に申し込みました。30年ほど前に子供が通っていた教室です。ちなみに、子供が習ったのは、ピアノではなく、エレクトーンでしたが・・。入学手続きを済ませた翌週から練習が始まりました。幸いなことに楽譜を読めますから、「基礎編」のテキストをスキップして「入門編」から練習を始め、半年後には「初級編」へ移行し、現在はその終盤に差し掛かっています。ピアノ練習の常道であるハノンなどの練習曲は退屈なのでパスし、クラッシック音楽と映画音楽を中心とした練習曲には昔懐かしい唱歌も含まれています。まだ、人様に聴いていただくレベルには達していませんが、少しずつ上達している実感がありますから、これからも自宅での練習を怠(おこた)らないで、さらに上級を目指したいと思います。

« 「良薬とは何か」を考える | トップページ | 「四字熟語かるた」を作る »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146335/63720380

この記事へのトラックバック一覧です: 「習いごと」を考える:

« 「良薬とは何か」を考える | トップページ | 「四字熟語かるた」を作る »

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ