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2016年7月28日 (木)

続々・奥の細道擬紀行(その12) 滑川市から富山市の「浜黒崎」へ

海岸沿いに伸びる県道1号(旧浜街道・旧北陸道)を西進したため、「なめりかわ宿場回廊めぐり図」の周回ルートからはだいぶ反(そ)れましたが、そのまま西進することにしました。
 
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交差点の角にある加茂神社
 
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水橋町にある金刀比羅神社は県道1号から白岩川右岸を下った海寄りにありました。
 

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その脇に庚申璽(こうしんじ)を見つけました。
 
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白岩川越しに水橋漁港が見えました。白岩川とその西側を流れる常願寺川に挟まれた港で、防波堤が白岩川左岸から伸びていおり、先端近くに灯台を確認することができます。運河のような支流が合流する角に見えるのは「艀場(はしけば)跡」の常夜灯です
 
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江戸時代の水橋には藩蔵などがあり、水運でコメなどが運ばれてくる水橋湊があったそうです。しかし、河口付近の水深が浅いため、海上を航海する北前船は入港することができす、沖に停泊する北前船との荷物運搬には艀(はしけ)が使われていたそうです。
 
県道1号に戻って今川橋を渡りました。次の目的地は「浜黒崎」です。
 
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「県指定天然記念物 浜黒崎の松並木」の説明看板には、『この松並木は慶長年間(1596~1614年)に、加賀藩前田利長が参府の折に、街路の美観と冬季積雪時の往来の便を考えて、北陸道に植樹したのが始まりと伝えられています。この松は多幹性の黒松で、かつては東岩瀬~浜黒崎に至る約8Kmの道の両側に建ち並び、江戸時代の浜街道の景観を留めていました。昭和40年の指定当時には29本ありましたが、その後枯死等により現在9本となっています』 とありました。

現在は東側のエリアがキャンプ場となっています。
 
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松林を抜けて海岸へ向かいました。この松原は富山県の天然記念物に指定され、「日本の白砂青松100選」に選ばれているそうです。
 
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「浜黒崎」の海岸に出ました。滑川市から魚津市にかけての海岸線が続いていました。
 
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こちら(西方)には浜黒崎海水浴場があるようです。その先にある富山市岩瀬まで2里(約8km)も続く松並木を総称して「古志(こし)の松原」(あるいは須磨明石の海岸になぞらえて越中舞子)と呼ばれているそうです。慶長6年(1601年)に加賀藩主前田利長(としなが)が植樹を命じたとされます。ちなみに、越後へ流される親鸞と都から奥州へ落ちる源義経もここで休憩したと伝えられるそうです。

 
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常願寺川沿いの道路(市道と県道338号)を経由して国道8号(滑川富山バイパス)に入り、雄峰大橋(長さ704m)で常願寺川を渡りました。
 
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神通川に架かる中島大橋で交通渋滞が発生していたため下流の萩浦橋へ迂回したあと、国道8号の鏡宮交差点で国道472号にそれ、県立公園「新港の森」の脇を通過しました。
 
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富山新港の到着。前方に新湊(しんみなと)大橋が見えてきました。

 
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第三セクターが経営する「万葉線(新湊港線)」の海王丸駅脇を通過して「海王丸パーク」の駐車場に車を停めました。ちなみに、「万葉線」の名称は万葉集に多くの歌を残した大伴家持(おおとものやかもち)が越中国の国司であったことに由来するようです。
 
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「海王パーク」の案内図には含まれていませんが、西隣(左手)には芭蕉も立ち寄って『早稲の香や 分け入る右は 有磯海(注、越中の海)
』の句を詠んだ奈呉ノ浦(なごのうら)」があります。ここで大伴家持が詠(よ)んだ歌は、『あゆの風 いたく吹くらし 奈呉(なご)の海人(あま)の 釣する小舟(をぶね) 漕(こ)ぎ隠(かく)る見ゆ』(現代語訳: 東の風が激しく吹いているらしい。奈呉の海人の釣りする小舟が、波の間に漕いでいるのが見え隠れしている)です。注、「あゆの風」は春に吹く強い季節風を指す地元の言葉
 

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地盤が沈下したため、昔の景観はほとんど残っていないようです。次回は「海王丸」の船体と「新湊大橋」の外観を紹介します。(続く)

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