続々・奥の細道擬紀行(その23) 金沢市の「長町武家屋敷跡」(前編)
夕食のあと、最上階にある温泉「サウナ片町」へ向かいました。宿泊者は無料で利用できます。
大浴場には細長い浴槽があり、天然温泉の泉質はナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、加水・加温・循環ろ過されていますが疲れを癒(いや)すことができました。
露店風呂「「壮健の湯」からは白山連峰から日本海まで一望できるとのことですが、薄い雲で遠くを見ることができません。注、最初から3枚の写真は利用者がまだいない翌朝6時に撮影
翌朝は午前5時過ぎに起床。朝食までの時間を利用して、旅先の習慣である朝の散歩に出かけることにしました。香林坊方面に向かい、東急スクエアの角を左折し、
鞍月(くらつき)用水沿いの散策路を歩きます。『名前の由来は、鎌倉から室町時代に存在した鞍月庄にもとづいてます。水力を利用して灌漑(かんがい)や菜種油を採ることを目的に造られたそうです』(出典:せせらぎ通り商店街のhp)
「長町武家屋敷跡」の案内看板に従います。
「金沢市伝統環境保存区域」は小さな公園のような佇(たたず)まいです。
立派な長屋門がありました。『この「新家邸長屋門」(金沢市指定保存建造物)はもと、加賀藩士の桑嶋氏住宅長屋門で、亀甲積みとした基礎、礎石、礎盤などの役石をすべて戸室石とし、門を構成する柱は根具金具打ちとするなど、加賀藩中級武士住宅の風格を見せている。また出窓の形をとる武者窓を叉首(さす、合掌)、出桁の木口を銅板巻とするなど、木部の洗練された意匠とともに、しっかりとした工匠の意気がうかがえる』 と説明されています。
それは鈴木商舗(創業文政5年/1822年)の店先にある九谷焼(加賀市の発祥で加賀藩の名産、佐賀の有田焼から技術を導入)の絵柄が彫り込まれた灯籠(とうろう)でした。
(続く)
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