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2016年9月 8日 (木)

続々・奥の細道擬紀行(続編) 芭蕉の生地「伊賀上野」(後編)

こちらは有名な「変わり兜(かぶと)」の1つであり、藤堂高虎が秀吉より拝領したという「黒漆塗唐冠形兜(くろうるしぬりとうかんなりかぶと)」です。ちなみに、唐冠とは中国の官僚がかぶっていた冠を模(かたど)ったものという意味。
 
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掘と石垣の写真
 
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東大手御門・西大手御門・多数あった櫓(やぐら)の図面
 
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2階には天守閣を復興者で政治家川崎克市の書画や伊賀焼・藩主藤堂家の調度品などが展示されていました。
 
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3階には横山大観をはじめとする有名人の書画の大色紙が格天井に飾られています。
 
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左のガラスケースには、藤堂高虎公の肖像掛軸、藤堂高虎公座像(右下)、藤堂蔦門入脇差鞘(わきざしさや)、同じく袱紗(ふくさ)があり、右のケースには伊賀焼が展示されています。
 
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市街地を見下ろしました。こちらは南方向です。丘が括(くび)れている辺りには、木津川の支流である久米川が東西に流れ、名張街道(国道368号)と名阪国道(行動25号)は交差する上野ICがあるはずです。遠くの山は奈良県(宇陀市)と三重県(名張市)の県境になっている山並みで、名張市には赤目四十八滝があります。
 
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そして北方向、市街地の先には同じく木津川の支流である服部川と拓殖川が流れています。西を流れる木津川本流にも囲まれた天然の要害の地にあることが分かります。ちなみに、その先の山並みは滋賀県(甲賀市)との県境になっています。
 
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付櫓内/小天守の展示室にある「忍び井戸」
 
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昭和期復興天守閣(左)と慶長期五層天守閣(右)を比較する縮小モデル
 
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筒井古城の高石垣を巡って南へ向かう石段を下ります。かなり下まで降りた時に、迂闊(うかつ)にも天守閣の西側にある高石垣のことを失念して気づきました。天守閣の周りを回れば見られたのです。天守閣の1階で見た高石垣と内堀の写真は見応(みごた)えがありましたから残念で・・。
 
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池の脇を抜けたところに「史跡 上野城跡」の石柱がありますから、ここが伊賀上野城の正面入口のようです。伊賀鉄道(近鉄の子会社)の伊賀線上野市駅を利用する人はこちらから入るのでしょう。
 
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国道163号に入って向かった上野赤坂町(伊賀上野城の東方約3lm、「芭蕉翁生家」の裏手)で「左 東海道せき道」と刻まれた道標を見つけました。「せき道」とは東海道五十三次の47番目関宿(亀山市)へ向かう街道で、奈良と四日市を結ぶ大和道の一部です。ちなみに、壬申(じんしん)の乱(壬申の年である672年)において大海人皇子(おおあまのおうじ、後の天武天皇)が大津京から奈良を経て尾張へと東進(脱出)した街道です。
 
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「芭蕉翁生家」
 
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次いで城の南方約1km、上野西日南町にある「蓑虫庵(みのむしあん、きちゅうあん)」へ向かいました。裏手の駐車場に面しているこちらが正門のようです。
 
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表道路側から見た「蓑虫庵」
 
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その説明看板には、伊賀の芭蕉翁五庵のうち現存する唯一の草庵であることと、名前の由来となった句、『蓑虫の音を聞きに来よ草の庵』 が説明されています。
 
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「いがうえの またきてだーこ」(また来てください)の看板と忍者の人形が見送ってくれました。
 
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伊賀市は、およそ400万年前には古琵琶湖(大山田湖)があった伊賀盆地(上野盆地)にあり、伊賀上野城・城下町・芭蕉の生地・伊賀忍者など多彩な魅力に溢(あふ)れた町でした。注、とても信じられないことですが、断層運動によって生まれた大山田湖は阿山湖(甲賀市辺り)・甲賀湖(阿山湖の少し北)・蒲生湖を経て北上して約40万年前に現在の琵琶湖になったそうです。(続く)

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