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2016年9月 1日 (木)

続々・奥の細道擬紀行(その38) 若狭町の「三方五湖」と「若狭食堂かみなか亭」

若狭町側の海山料金所を出ます。
 
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急坂の先には「水月湖」が前方に見えて来ました。
 
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県道216号に合流すると「水月湖(すいげつこ)」の畔(ほとり)に出て、湖沿いの道に変わりました。なみに、「水月湖」は面積が4.16平方km・周囲10.86kmと三方五湖中最大の面積を誇ります。
 
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県道216号を約1.5km走ると、「三方五湖スカイライン」に入って最初の展望所から見た「水月湖」と「三方湖」を結ぶ水路(天然の瀬戸口)のすぐ脇を通過しました。車を停めて写真を撮影したかったのですが、急カーブの先にあった駐車スペースを通過してしまったのです。ちなみに、先に紹介した「日向湖」と「水月湖」とを結んでいる嵯峨隧道の他にも、「水月湖」と「久々子湖」をつなぐ浦見川(浦見運河)と「菅湖」と「三方湖」をつなぐ堀切の計3つの人工水路があるそうです。

 

「三方湖」の畔、海山集落に古代人の建物を再現したような急勾配(きゅうこうばい)の屋根を持つ合掌造(がっしょうづくり)の舟小屋(ふなこや)がありました。
 
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「三方湖」は面積が9.6平方km、周囲4.2kmの横長の淡水湖です。汽水湖の水月湖とつながっていますが、水は流出するだけで、流入することはないのでしょう。
 
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「花回廊サイクリングロード」には水月湖と三方湖の外周を巡る「湖コース」(約20km)と2つの湖の東岸エリアを周回する「歴史探索コース」(約15km)に2コースがあることが説明されています。ちなみに、この他にも「三方五湖サイクリングコース」もあり、五湖全周コース(約25km)と「五湖半周コース」(約18km)があり、サイクリング好きな人には「三方五湖」は天国のような場所です。
 
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国道162号に合流して三方湖畔を3kmあまり走ると、前方に道の駅「三方五胡」の案内表示が見えました。
 
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休憩をかねて立ち寄ることにしました。道の駅{三方五湖」は昨年3月にオープンしたばかりの新しい施設です。道の駅の駐車場に車を停めようとした時、すぐ近くに奇抜な施設があることに気づいて、車でそちらへ向かうと、「若狭三方縄文博物館」の看板が目に入りました。
 
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博物館の入口は階段を上がった場所にあるようです。
 
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駐車場に車を停めて、左手にある「福井県三方青年の家」の右脇を抜けてしばらく歩くと、「鳥浜貝塚」の竪穴式住居が何棟も再現されていました。
 
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来し方を振り帰りました。国際的な環境芸術・彫刻家の八木マリヨさん作のモニュメントは、右は貝塚を、左は縄文の縄をイメージしているそうです。その先には博物館「DOKIDOKI館」の全景と入口付近を見ることができます。ちなみに、建物は土偶のお腹をイメージした形だそうです。
 
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この博物館(入館料500円)は鳥浜貝塚からの出土品と1991年に水月湖から発見された7万年間におよぶ年縞(ねんこう)が展示されているそうです。ちなみに、年縞とは春先に大発生するプランクトンの死骸(しがい)の白い縞(しま)と秋から冬にかけて積もる粘土の黒い縞とが織りなす縞模様で、過去の気候変動や植生変化などに関わる重要な情報が含まれているとのこと。

 

すぐ脇には「はす川」が流れています。敦賀若狭自動車道の高架があることを除けば、三方湖畔に住んでいた縄文人たちも同じ景色(山と川)を見ていたのでしょう。
 
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「はす川」はすぐ先で「三方湖」へ注(そそ)いでいます。
 
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博物館に入りたかったのですが、寄り道の途中ですから、諦(あきら)めて、もう一つの汽水湖「菅湖(すがこ)」には立ち寄らず、「三方五湖」の南方約15kmの距離にある次の目的地へ向かうことにしました。

 

国道162号を約1.5km東へ走ると三方交差点で国道27号に行き当たりました。 当初の予定では左折して敦賀市に戻り、「奥の細道」のルートに復帰することにしていましたが、「若狭三方縄文博物館」と「鳥浜貝塚」のエリアを散策している間に気が変わったのです。国道27号(丹波街道)を約12km南下した三宅交差点で国道303号(若狭街道)へと左折すると、200mあまり先に「若狭食堂かみなか亭」がありました。広い駐車場があってドライブインの雰囲気です。午前11時半近くに到着。
 
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国道脇にある看板には「鯖(さば)街道」と表示された電光掲示板と「ソースカツ丼」の幟(のぼり)があります。ちなみに、かみなか(上中)は地名です。
 
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国道303号は、京都から小浜市を結ぶ3つの鯖街道のひとつであるとともに、始点の岐阜県岐阜市から滋賀県を経由して終点の福井県若狭町を結ぶ主道路用(総延長133km)でもあります。本ブログでは京都から滋賀県高島市までの鯖街道のドライブ旅を紹介していますが、その先にある若狭町の鯖街道にも立ち寄りたくなったのです。(写真は鯖街道の滋賀県方面と県境の山並み)
 
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店内には、観光客は意外にも少なく、地元の住民が大半と思われます。と念のために行った出発前の下調べでは、名物の「焼き鯖寿司」(1000円)、「トロ箱定食」(1500円)、「ソースかつ丼」(980円)に人気があるようです。また、県境近くの若狭町熊川には「サバカフェ」もあり、「サバサンド」(サラダ・ポテト付、920円)、「サバサンド丼」(1000円+税)がお勧めとのこと。
 
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私はこの店の名物である「トロ箱定食」(牛焼き肉)を選びました。通常価格は1620円ですが、ランチサービスとして午前11時から午後2時まで先着20名まで1050円に割り引かれるはずです。注文を訊(き)きに来た店員さんに確認すると先着20名に入っていました。「若狭三方縄文博物館」を慌(あわ)ただしく出発した理由はこの名物料理だったのです。
 
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トロール船(底引き網漁船)で獲(と)った魚を入れるトロ箱をお盆代わりにした「トロ箱定食」は、刺身・天ぷら・牛肉の鉄板焼き・漬物・うどんなどと品数が多いのですが、各々のボリュームが少なく、私にはちょうど良い量で、小型コンロで焼いた熱々の牛肉鉄板焼き・刺身・うどんが美味しかったことが印象に残りました。
 

 
一方、海鮮料理を考えていると思われる同行者には、私の刺身と天ぷらを提供し、かつシェアすることを条件で「ソースカツ丼」を勧(すす)めました。表に幟(のぼり)が立っていたことから分かるように福井県では「ソースカツ丼」に人気がある県のひとつであり、今回の旅行中にどこかで食べたいと思っていたからです。この店の秘伝ソースをかけて食べると、肉厚の豚肉とサクサク感がある衣(ころも)のが期待した通りの美味しさでした。
 
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前夜、敦賀で食べたばかりですが、鯖街道名物「焼鯖寿司」(1350円)をこのあと訪れる大阪のオチビちゃんとコチビちゃんへのお土産にすることにしました。売店に並べられた巻き簀(す)に入る「焼鯖寿司」を手に取ってレジへ向かうと、それはサンプル(中には割り箸が入っている)で、作るには10分ほどかかるとのこと。もちろん、鯖が大好きな私に異存はありません。
 
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ドライブイン風の食堂らしく、さまざまな和食(うなぎ・刺身・寿司・うどん・そばなど)とともに洋食のメニュー(ステーキとハンバーグ)もあり、味の方はまずまずで庶民的な雰囲気があることから、地元住民やドライバーたちに人気が高いと思われました。(続く)

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