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2016年10月 2日 (日)

超高速名城巡り<近畿編③> 「竹田城」(その1)

三番目(最後)の城は朝来(あさご)市和田山町竹田にある竹田城(日本百名城のひとつ)で、数年前から雲海に浮かぶ「天空の城」として注目されています。訪れる観光客が多いと聞いて立ち寄りを控えていましたが、福知山城を訪れたついでに立ち寄ることにしました。

 

竹田城は但馬国守護大名山名持豊によって、1430年ころ、播磨・丹波の防衛のために築城されました。信長による毛利攻めの一環として行われた「竹田城の戦い」で、毛利方の山名氏が信長の命を受けた秀吉の弟、羽柴秀長に降伏・開城したため、秀長の部下が城主となりました。最後の城主となった守護大名赤松氏の流れをくむ赤松政秀の子、広秀は西軍側に与(くみ)して丹後の田辺城(舞鶴城)を攻めました。「関ヶ原の戦い」で西軍が敗れると、東軍の亀井茲矩(かめいこれのり)に懐柔され(東軍に寝返り)、茲矩の配下で西軍に所属した宮部長房(ながふさ)の因幡(いなば)鳥取城を落城させましたが、家康から鳥取城下の大火の責めを負わされて切腹。一説では茲矩が大火の責任を広秀に押し付けたとされます。慶長5年(1600年)に江戸幕府の方針で竹田城は廃城となりました。

 

正午になる直前に出発した福知山市から国道9号西進して兵庫県朝来(あさご)市を目指しました。また雨粒がフロントグラスに斑点(はんてん)を作りはじめました。福知山市夜久野町にあるJR西日本・山陰本線の下夜久野(しもやくの)駅前を通過。ちなみに、福知山駅と朝来市の和田山駅の間は国道9号が山陰本線とほぼ並行しています。
 
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山陰本線のガードをくぐります。
 
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第二大内川橋りょう
 
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国道9号は養父(やぶ)市を経て鳥取市へ向かいます。9年前に丹後半島を一周した帰路、この一本柳交差点を通過しています。
 
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一本柳交差点を国道312号へと左折すると北近畿豊岡同と播但連絡有料道路の和田山IC前に出ました。9年前はこの和田山ICから播但連絡有料道路に入りましたが今回は直進します。
 
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500mほど先の加都(かつ)交差点に竹田城跡の案内標識(3.5km)があり、それに従って県道136号へ右折。
 
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前方にローマの水道端に似た虎臥(とらふす)城大橋が出現しました。播但連絡道路のようですが自動車の姿はありません。
 
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「竹田城跡」と「山城の郷(やまじろのさと)」の案内標識に従って左折
 
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山城の郷」に近い第一駐車場(60台)は満車のようで、手前(下)の臨時駐車場へ誘導されました。午後1時少し前の到着です。兵庫県に入ったころから降り始めた雨足がかなり強くなっていました。
 
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雨が降るなかを長い階段を上がって「山城の郷」へ向かい、「竹田城跡」へ向かう天空バスの乗り場で時刻表を確認しました。
 
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次のバスは13:45(午後1時45分)発とあります。繁忙期は1日に18便(閑散期は9便)もありますから、待たされることはほとんどなさそうです。ちなみに、「山城の郷」から「竹田城跡」までの料金は片道150円です。竹田駅から乗車する場合は260円のようです。
 
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駐車場はたしかに満車のようです。
 
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それまでの時間を利用して館内のレストランで昼食を摂(と)ることにしました。昼時で混雑していたため10分ほど待ってカウンター席に案内されました。店内は狭く見えますが座敷とテーブル席が各45席ずつあるようです。人気急上昇の観光地らしく色紙が多数貼られていました。すぐ横の仕切り壁には阪神タイガースの真弓元監督、女優の酒井和歌子さん、元宝塚歌劇団・女優の真琴つばささん、俳優の平田満さんと三田村邦彦さんなどの色紙が飾られています。
 
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ちなみに、高倉健さんが主演し、遺作となった映画「あなたへ」(2012年公開)で、北陸(富山)から九州(長崎の平戸)まで旅をする途中、竹田城跡において倉島英二(健さん)が亡くなった妻・洋子(田中裕子さん)を回想しながら、ただ一人たたずむシーンが登場します。映画の予告編には一瞬だけ竹田城跡で開催された「天空の音楽祭」のシーンが登場します。

 

お品書きには雲海に浮く竹田城とその大手門の写真がありました。
 
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私は「但馬牛(たじまぎゅう)うどん」(980円)、同行者は「但馬牛バーガー」(ポテト・ドリンク付き、1030円)を注文。前者は但馬牛と出汁の味が良く、後者は表面がカリッとしたバンズとジューシーなパテがマッチした最良の選択(DELICIOUS BURGERの表示がある)で、いいずれも美味しく食べました。メンチカツサンドも魅力的でした。
 
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ちなみに、但馬牛(たじまうし)は、兵庫県産の黒毛和種和牛のことを指しますが、そのなかで格付け基準を満たしたものだけが但馬牛(たじまぎゅう)と呼ばれます。
 
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天空バスの「山城の郷」のりば(停留所)から古城山(標高353.7m、別名:虎臥山)の山頂に築かれた山城「竹田城址」の横に長く伸びた石垣(北面)を望むことができました。ちなみに、虎が臥せているように見えることから「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれています。右手前に見えるのはイメージ作りのための見張り台でしょう。と思いましたが、実は「山城の郷」の散策路に設けられた展望東屋で、全部で3カ所あるようです。天候さえよければハイキングを兼ねて散策するもとも楽しそうです。
 
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天空バスはやや早め(午後1時40分過ぎ)に出発すると、急に雨足が強くなり、窓ガラスに水滴が・・。
 
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(続く)

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