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2016年11月10日 (木)

「超高速名城巡り」<山陽・山陰編⑤> 漆黒の「岡山城」(中編)

「上段(本段)」の正面奥には昭和41年(1966年)に鉄筋コンクリート造りで再建された大入母屋造りの基部に高楼を重ねた三層六階複合式望楼型の岡山城天守閣」が聳(そび)え、その右手には「長局跡」(木立の場所)、および「上段」に入るもう一つの門である「六十一雁木上門(がんぎうえもん、別名:要害門)」がありました。
 
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右手には天守閣を再建する時に移動して再配置された「天守閣の礎石」と「長屋続櫓跡」があり、
 
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六十一雁木上門(がんぎうえもん、別名:要害門)」の前に出ました。旭川に臨む「水の手」から本段へ直に登る勝手筋の階段は「六十一雁木」と呼ばれていたことでこの名があるようです。そして、「六十一」は当初の階段数に因(ちな)むものと思われます。
 
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「岡山城天守閣」の外観は黒漆塗(くろうりしぬり)の下見板が特徴的で、この印象から漆黒(しっこく)の天守閣が烏城(うじょう)と呼ばれる所以(ゆえん)です。城が築かれた岡山の頂の地形に合わせた不等辺五角形をした天守台の上に4重6階の天守閣が建てられています。(注、前面は直線的で、背面は尖っている) 安土城を模(も)したものともいわれているそうですが、私には そのようには・・・。また、天守閣の目立つ場所には金色の鯱瓦(しゃちがわら)が飾られ、上部の軒瓦(のきがわら)も金箔瓦(きんぱくがわら)が彩(いろどり)を添えていて、「金烏(きんう)城」の異称もあります。左手の白い壁の建物は渡櫓がない別櫓の「塩蔵」です。ちなみに、同じ岡山市北区(高松)にある秀吉の毛利攻めで知られる備中高松城址は3年前に訪れています。
 
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天守閣の地階に受付がありました。岡山城の入場料は大人300円(岡山後楽園との共通券は560円)、最終入城時間は午後5時で、あと30分を残すだけでした。後楽園の方は午後5時45分まで入園(3月20日-9月30日)できますから、迷わず共通券を選びました。

 

天守閣の地階エントランスからカーブして伸びる通路にある「戦国合戦絵巻」が入場者を出迎えてくれます。
 
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「池田家鉄砲住人組使用 火縄銃」(全長: 135cm)
 
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『岡山城天守閣の「シャチホコ」は、天守閣が昭和41年に再建された時に作られたもので、土製の瓦として焼かれた後に、漆(うるし)を接着剤にして金箔(きんぱく)を貼りつけたものである。同様のものが現在の天守閣の最上部にも掲(かか)げられている。宇喜多秀家期の岡山城では、主要建物の屋根のうち目立つ箇所を中心に、こうした金箔瓦が施されていたことが、発掘調査の出土品からも窺える。(以下略)』 と説明書きがありました。
 
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エレベーターに乗って天守閣の4階まで上がります。

 
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さらに階段で上階を目指しました。
 
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『宇喜多秀家によって築城された岡山城の特徴は、埠頭編五角形の1階平面を持つ天守台の上に建てられた大建築であり、旭川水路を変更して城下に導き、外堀として利用できるようにして防御に役立たせたことです。また、初期の城建築に共通の芯柱のない工法など、最も古い天守閣の形を持ちます。石垣は自然石を積み上げた野面(のづら)積みや、切りだした石で、ていねいに築いた打込接(うちこみはぎ)など、場内に残る石垣には、築いた城主によって、その時代差があらわれており、丘y間上の歴史をさぐる手がかりとなっています』
 
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「岡山城月見櫓の鬼瓦」には「備前蝶」という揚羽蝶模様があります。これは「姫路城の記事」で紹介したように播磨姫路藩の池田氏の家紋を備前岡山藩の池田氏が受け継いだものです。
 
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「さまざまな櫓と櫓門」には、建てられた年の年代差や、のちの修理時の改変で、その形式にかなり差があったと、明治食の取りこわし前や戦災前の「本丸表向月見櫓(重要文化財)」「本丸南面」「本丸南面西端」「本丸西面南端」「石山門西南面」「天守閣北面」「本丸南面東端」の古写真が掲載されています。
 
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最上階(6階)に到達するると、岡山市外地を展望することができました。南方向には、「上段」の木立の先に見える大きな建物は「内堀」に面した「岡山県立図書館」で、その後方は岡山県庁です。また、遠方の山々は隣接する玉野市と倉敷市との境界になっている「常山(つねやま)」(標高307m)と「龍王山(りゅうおうざん)」(標高286.8m)。
 
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西方向に目を転じると、黄金のシャチホコが目の前にあり、眼下には旭川が少し見えます。左手の介護施設「丸の内ヒルズ」の左後方には「岡山シンフォニーホール」が確認できます。
 
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北西方向には旭川がS字に蛇行し、それに架かる「月見橋」が見えました。この橋を渡った対岸に「後楽園」とボート乗り場があります。
 
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東方向には旭川に沿って長く伸びる「後楽園」の南端の先にある操山(みさおやま、標高169m)
 
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天守閣の天井
 
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5階へ下りて見た「後楽園」
 
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(続く)

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