久しぶりの南房総ドライブ旅を満喫する(その1) 東京湾アクアライン
季節外れの温かさに誘われてドライブに出掛けました。最高気温が18度前後と四月上旬並みの温かさになるとの予想が出されたことで思い立ったのです。ドーン(黎明)になるのを待って自宅を出発し、午前8時前には首都高速道路の浮島JCTに併設されたIC(川崎市川崎区)から「東京湾アクアライン」(国道409号)へ入りました。ETC車割引料金は800円。夜来の雨が上がったことで快適な房総半島ドライブになるはずです。
ちなみに、これまでは2006年の「富津岬・鋸山」、2007年の「七里川温泉」、2010年の「花と灯台」の各記事で房総半島の観光スポットを紹介してきました。そして、2012年にも房総半島をドライブする計画を立てましたが、「ちばアクアラインマラソン」で車の通行が規制されたために目的地を茨城に急遽変更して、キャンセルして以来です。
これまでのブログ記事では東京湾アクアラインを通過したと記しただけ、その詳細についてはほとんど触れていませんので、遅まきながらその概略に触れたいと思います。
「東京湾アクアライン」(正式名称:東京湾横断道路)は約19年前の1997年12月18日に開通した全長15.1kmの自動車専用道路で、西側(神奈川県川崎市側)の海底トンネル(9.5km長)と東側(千葉県木更津市側)の海上橋(約4.4km長)で構成され、その境界には木更津側の人口島の「海ほたるPA」(休憩施設)が設置されています。また、海底トンネルの中央付近には川崎側の人工島である「風の塔」(トンネル内の換気用)もあります。
海底トンネル区間は直径14.14mの泥水加圧式シールド工法で建設されたそうです。つまり、直径が15m近くもあるシールドマシン(長さ13.5mの掘削機械)で水面下約60mを円形状に掘削しながら、その後方をコンクリート製の で固めて造られたトンネルです。上り車線用と下り車線用の2本のトンネルが並行する形で掘削されましたが、工期を短縮するため川崎市浮島側と、先きに建設された海ほたる(木更津人口島)、そして、風の塔(川崎人口島)の3か所から8機のシールドマシンで掘削されたそうです。注、風の塔からは東西両方向に向けて掘削
ちなみに、「海ほたる」は水深31mの場所に建設された盛土式の人工島で、島の天端幅が100m、長さ方向が650mの大きさがあり、豪華客船をイメ-ジしたPA(休憩施設)が設置されています。「風の塔」(川崎人工島)は、トンネルの中央部に位置する外径約195mの円形で、トンネル内の換気を行うために設置された換気塔で、海面上96mの大塔と81mの小塔からなります。関心があるかたは「海ほたる」の1階にある技術資料館「うみめがね」(入場無料)に立ち寄ると良いと思います。
「海ほたる」が近づくと警報が表示されていました。木更津市側ではまだ雨が残っているようです。
5階までエスカレーターで上がり、展望デッキの先にあるテラスから川崎側にある「風の塔」方面を撮影しました。「南房総の花と灯台」で紹介した写真と同じ場所ですが、前回とは異なりかなりの強風が吹いています。
眼下には海底トンネルが「海ほたる」に上陸する部分と思われるエリアがあり、その脇にはシールドマシンの先端部のモニュメントが置かれています。ちなみに、円盤状のパネルに多数取り付けられた掘削歯は実際に使われたものだそうです。
同じ5階にあるフードコートの「あさりや」見つけたのは「あさりまん」
千葉県木更津市側の東京湾アクアライン(橋梁区間)に入ります。
木更津金田IC(料金所)を通過して一般道(県道270号)へ出ます。
(続く)
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