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2017年4月14日 (金)

40年ぶりのミャンマー訪問(その16) オールドバガンの寺院群③ シュエサンドー・パヤー

アノーヤター通りを戻って(西進して)夕日が美しいと評判のシュエサンドー・パヤーへ向かいました。初代王アノーヤターがタトォン国を征服した後、ただちに建てられた仏塔のひとつで、タビィニュ寺院の南(城壁の外)にあります。バガン黄金期のなかでは初期にあたる1057年の建立。5層のテラスと2層の八角形をした台座の上に塔がそびえるユニークな構造をしています。ちなみに、シュエは金、サンドーは聖髪を意味し、この仏塔の中にはタトォン国(ミャンマー南部にあったモン族の国)が所有していた釈迦の遺髪が安置さられているそうです。午後5時10分ころに到着しましたから、日が沈むまでまだ1時間近くあるはずです。
 
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境内に入って見上げると、高いテラスに人の姿を確認できました。
 
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四方に設けられた急な階段はメキシコにある世界遺産、チェチェン・イツァ遺跡のピラミッドを思い出させます。ガイドさんを見習って北側の階段を上がりました。
 
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3層目のテラスです。ここから上部は煉瓦(れんが)の上に漆喰(しっくい)が塗られています。
 
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4層目のテラスに到着すると、一番上(5層目)のテラスは修復工事中で立ち入り禁止になっていました。
 
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階段を上から見下ろすと、下から見上げた時よりも急峻に感じられます。
 
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視線を上げるとやや西寄りの北方向、アノーヤター通りからシュエサンドー・パヤーへ入る未舗装の道の先には先ほど訪れたばかりのタビィニュ寺院が
 
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その少し右(北方向)には同じくアーナンダ寺院が
 
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左手へ視線を移すと、境内の入口付近と境内内で椰子の実を売る店を見渡すことができます。またそれらの先、仏塔や寺院が林立するやや北よりの西方に一つだけ外観が異なる建物があることが気になりました。
 
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その建物方向をズームアップすると、城壁の西端近くにある考古学博物館でした。バガンの寺院などから発掘された品々と、王宮や各遺跡の模型、古代文字の情報などが展示されているそうです。
 
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西側には小さな寺院が並び、境内への入口付近にはテント張りの飲食店も。山並みは薄っすらと見えますが、厚い雲が垂れ込めていて、夕日を見ることは絶望的のようです。オールドバガン南西端、エーヤワディー川沿いにあり、竹の骨組みに覆われている仏塔はミンガラー・ゼディ・パヤーでしょう。1284年にナラティハパテェ王によって建立された約10年後にはモンゴル軍の侵略が始まったため、バガン王朝最後の仏塔となったそうです。
 
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人で混み合う4層目のテラスを一周することにしました。写真は3層目のテラスと西側の階段。
 
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南の階段越し(東方向にひときわ大きな仏塔がありますが、方向とその特徴ある外観から見てダマヤンヂー寺院と思われます。
 
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父のアラウンスィードゥー王と兄の皇子を暗殺して王位に就いた第5代王ナラトゥは、罪の意識にさいなまれ、罪滅ぼしのためにそれまでで最大といわれる寺院を建て始めましたが、自身も何者かによって暗殺されてしまい、未完成のまま現在に至っているそうです。

 

東階段の前にある仏塔とアーナンダ寺院(左遠方)
 
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その仏塔の前にある赤と白の派手な日除けテントが気になって調べると、”KENBO”はミャンマーで人気がある中国製のバイクを販売する会社でした。

 

塔の先には観光用の馬車が走っており、さらに遠方にはピラミッドのような形をした改修中のスラマニ寺院(右寄)と地平線近く(ミン・ナン・トゥ村)には鉛筆のように細長いバガン・ビューイング・タワー(中央)が小さく見えます。バガン空港へ着陸する直前にその遠景を見ています。
 
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東側のテラスから北側のテラスに出るコーナーでは雨や日光による漆喰の風化が斑模様(まだらもよう)を描いています。
 
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煉瓦が剥(む)き出しになっている部分も
 
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見上げた改修中の塔
 
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夕日を鑑賞することは断念することにして、北の階段を下りると、階段脇で砂絵が売られていることに気づきました。
 
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夕日鑑賞は残念ながらできませんでしたが、バガン平野に現存する遺跡群を展望できたことは大きな収穫でした。観光客が多い理由を分かった気がします。マンダレーでの夕日鑑賞に期待しました。(続く)

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