« 40年ぶりのミャンマー訪問(その43) ヤンゴンでの自由時間② 植民地時代の雰囲気が残るストランド通り | トップページ | 40年ぶりのミャンマー訪問(その45) ヤンゴンでの自由時間④ ヤンゴン川のパンソダン埠頭 »

2017年5月23日 (火)

40年ぶりのミャンマー訪問(その44) ヤンゴンでの自由時間③ 懐かしいストランド・ホテル

ストランド・ホテルまで引き返しました。昔のままの荘厳なビクトリア様式建築(3階建)で、右奥の裏口にも見覚えがあります。結婚式が行われるホールの入口になっており、正装した若い女性たちを見かけた場所です。
 
2017_03160970

ストランド・ホテル、正式名称はザ・ストランド・ホテル(The Strand Hotel)、はヤンゴン川沿いの商業と外交における中心地であるストランド通りに位置します。イギリス統治下だった1901年、イギリスの実業家ジョン・ダーウッドによって建てられ、後にアメリカのホテル経営者サーキーズ兄弟(注、シンガポールの最高級ホテル「ラッフルズ・ホテル」で知られる)が買収。創業時よりミャンマーのランドマークとして人々に知られる由緒ある高級ホテルです。戦後は所有者が何度も変わりましたが、1989年に買収したミャンマーの実業家が提携したアマンリゾーツ創業者であり伝説のホテルマンであるエイドリアン・ゼッカが荒れ果てたこのホテルの改修事業に関与。見事に生まれ変わらせて1993年に再オープン。

玄関ポーチ(車寄せの入口側)
 
2017_03160971


反対側から見た車寄せ
 
2017_03160957

中央にあるのが正面玄関です。ドアの左手には5つ星ホテルであることが表示され、”The Strand Hotel”の銘板も誇らしげに貼られています。注、5つ星の格付けは「フォーブス・トラベルガイド」が行っており、日本ではマンダリン・オリエンタル東京、パレスホテル東京、ザ・ペニンシュラ東京がホテル部門で認定されている
 
2017_03160928

右手には”THE LEADING HOTELS OF THE WORLD”の表示もありました。アメリカにあるホテル協会が施設やサービスを評価して入会を認めた証で、現在約420のホテルが入会しているそうです。ちなみに、日本では帝国ホテル東京とパレスホテル東京の2つが会員となっているようです。

実は、2016年12月にストランド・ホテルが再び改装オープンしたことを知って今回の旅行を思い立ったのです。建物の外観は定宿としていた40年前と同じですが、外観が見違えるほど綺麗になっています。そして、時間の経過とともに不確かになっていた40年前の記憶が蘇(よみがえ)ってきました。

正面玄関の前には1階にある施設案内とレストランのメニューがありますから、宿泊客でなくても利用することができるようです。ドアの前に立つとドアマンが館内へ導いてくれました。

内装は40年前とは大きく変わっており、大理石の床や調度品は煌(きら)びやかでありながら、落ち着いた雰囲気があります。しかし、籐椅子があるロビーと3階までの高い吹き抜けは昔の雰囲気を伝えています。とはいっても、籐椅子に座るたびに南京虫に悩まされた40年前の想い出とはまったく結びつきません。
 
2017_03160974

まだ午前11時半ですから、ホール内を少し見て回ることにしました。右手には英国風に”THE BAR”と表示された場所があります。
 
2017_03160976

日本のバーとは違い、女性スタッフが酒のサービスすることはありません。また、客は注文するたびに料金を支払うのが一般的なセミセルフサービスの酒場です。ちなみに、欧米のバーではバーテンダーと客の間にあるものをカウンターとは呼ばずにバーというのは、もともとバー(棒)が仕切りとして使われていたことに由来するとの説があるようです。

壁に貼られた古いモノクローム写真に惹(ひ)かれました。右上はシュエダゴン・パヤー、右下はヤンゴン川(旧ラングーン川)のパンソダン埠頭、左側はスーレー・パヤーだと思われます。
 
2017_03160977

ワーパタラ(竹製の木琴)奏者の後方にあるのは、もちろんビルマの竪琴(サウン・ガウ)
 
2017_03160979

仏塔とダウンタウンの写真が続きます。
 
2017_03160978

右側の写真はマンダレーで訪れたシュエナンド―僧院だと思われます。
 
2017_03160980

右側はシュエダゴン・パヤーですが、左側については見覚えがなくて不明です。
 
2017_03160983

美しい漆器(しっき)の箱
 
2017_03160984

午前11時40分になりましたので、日本を出発前から心積もりしていた通り、このホテルのレストランで昼食を摂(と)ることにしました。
 
2017_03160975

レストラン内にもモノクロームの写真パネルが掛けてあります。
 
2017_03160986 
2017_03160987

メニューを眺める同行者にはこの朝 ホテルの庭園で参拝したばかりの「四面佛」に変身してもらいました。
 
2017_03160985

私は国産ラガービール”DAGON”($3)とスパゲティ・カルボナーラ($16)を、同行者はライムのフレッシュジュース($5)とボンゴレ($16)を選びました。
 
2017_03160992 
2017_03160993 
2017_03160995

ミャンマーの所得水準(ヤンゴン住民でも日本の1/10程度)からはかけ離れた価格であり、我われのほかにレストランを利用していた客は欧米人やビジネス関係者と思われる人たちでした。
 
2017_03160994

カルボナーラの味はヨーロッパ風(本場仕込み)でやや癖(くせ)がありましたが、ボンゴレは食べやすい味です。初めて飲んだ”DAGON”(ダゴン)は日本のビールに似て味が濃く、爽(さわ)やかさも感じさせます。ちなみに、ダゴンはシュエダゴン・パヤーの名にあるようにモン族の集落名でしたが、ミャンマー最後の王朝(コンバウン朝)を創設したアラウンパヤー王によって征服され、1755年に「争いの終結」を意味するヤンゴンに改称されました。ダゴンは現在も地区名として残るようです。
 
2階と3階にある客室についても興味がありましたが、宿泊者ではありませんから立ち入ることはできません。そこでネット検索すると、旅行案内サイトで客室の様子を確認することができました。(続く)

« 40年ぶりのミャンマー訪問(その43) ヤンゴンでの自由時間② 植民地時代の雰囲気が残るストランド通り | トップページ | 40年ぶりのミャンマー訪問(その45) ヤンゴンでの自由時間④ ヤンゴン川のパンソダン埠頭 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 40年ぶりのミャンマー訪問(その43) ヤンゴンでの自由時間② 植民地時代の雰囲気が残るストランド通り | トップページ | 40年ぶりのミャンマー訪問(その45) ヤンゴンでの自由時間④ ヤンゴン川のパンソダン埠頭 »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ