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2017年6月10日 (土)

グルメを求めて上信越を巡るドライブ旅」(その3) 世界遺産「旧富岡製糸場」③

「揚返器(あげかえしき)」は小枠(こわく)に巻き取った生糸(きいと)を枠周(わくしゅう)約150cmの大枠(おおわく)に巻き返すための道具
 
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「蔟(まぶし)」は蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作る部屋となるもので、形の良い繭を効率よく作れるように工夫された養蚕(ようさん)道具。繭を作る状態になった蚕は上に登る習性があり、「回転蔟」はその習性を利用し、蚕の重みで回転する仕組みを備えています。ちなみに、23-25日で成長した熟蚕(じゅくさん)は生まれた時に比べて、体重が1万倍、絹糸腺(けんしせん)は16万倍に増化するとのこと。
 
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「カイコ一生サイクル図」には蚕種(さんしゅ、注、蚕の卵)が孵化(ふか)してから4回の脱皮を経て上蔟(じょうぞく)となり、食桑をやめて営繭(えいけん、足場作り)にとりかかろうとする熟繭を上蔟(じょうぞく、注、蔟に移す作業)し、蛹化(ようか、注、さなぎになること)したところで繭をかきとる作業である収繭(しゅうけん)を行い、さらに羽化(うか)・交尾(こうび)・産卵までの過程が説明されています。
 
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桑の葉を食べる5齢、つまり4回脱皮したカイコは10日ほどすると糸を吐き始めると説明されています。注、生きているカイコ「ぐんま200」が展示されている
 
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蚕(かいこ)はチョウ(鱗翅)目カイコガ(蚕蛾)科に属する昆虫の一種で、家蚕(かさん)ともよばれるように家畜化された昆虫です。ちなみに、「ぐんま200」は群馬県蚕糸技術センターが平成5年に育成した日中一代交雑の二化性品種で、群馬県の気候風土に適し、虫質強健で、解舒率(かいじょりつ、注、繭層から繭糸 が解離する状態)も良く、生糸量歩合の高い品種とのこと。(出典: 群馬県のhp

 

シルク(絹糸)製品の展示 注、生糸と絹糸の違いは(その1)の記事を参照
 
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ショップに展示された絹製品
 
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国宝「東置繭所(ひがしおきまゆじょ)」の2階に上がりました。富岡製糸場が操業を開始した明治5年(1872年)に建てられ、「繭(まゆ)倉庫」として使われた建物です。骨組みが木造、壁は漆喰(しっくい)を使った煉瓦積み、つまり木骨煉瓦造(もっこつれんがぞう)という工法で建てられ、瓦屋根を支える小屋組には西洋から伝わった「トラス構造」が用いられています。ただし、中央に棟木(むなぎ)まで達する通り柱がある変形トラスです。また、建物は日当たりが少なく、風通しが良いよう、南北に約104mと長い形状をしています。
 
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「繭倉庫」(南側)は高い天井と換気用の大きな窓がたくさんあることが特徴です。これらは乾燥させた繭を貯蔵するための配慮です。ちなみに、太い柱は建設された当時のままとのこと。
 
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こちらは反対側(北側)のエリア
 
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「東置繭所」の2階を退出する時、スタンプラリー用カードにスタンプをもらいました。階段の2階踊り場に出ると、改修中の乾燥場(左)の先に、同じく改修中の「西置繭所」を望むことができました。
 
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中庭に出た時、「西置繭所」の方向へ向かう撮影クルーを見かけました。
 
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午前9時30分にガイドツアーがスタート。ツアー・コースには入っていませんが、国宝「西置繭所」の保存修理工事を見学(有料)することができるようですから、ガイドツアーのあとに立ち寄ることにしました。
 
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まず「東置繭所」の横から正門側(東側)を巡りました。
 
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前方に子供たちの見学グループがいます。

 
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あっという間に見学グループの渋滞が始まりました。
 
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ガイドさんは機転を利(き)かして先へと進みんで「東置繭所」に沿って南に向かいました。左前方(正面入口近く)の建物は木骨煉瓦造り、2階建て、南北棟寄棟造りである「検査人館(けんさにんかん)」(別名: 3号館)で、検査場兼フランス人技術指導者たちの宿舎だったそうです。この洋風の建物は正門からのエントランスに面した1階の部分が改造され、現在は管理事務所として使われているとのこと。
 
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ガイドさんの説明によって、「東置繭所」(右手)の入口上部にあるアーチの楔石(くさびいし)には「明治5年」の文字が刻まれていることに気づきました。
 
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(続く)

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