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2017年6月13日 (火)

グルメを求めて上信越を巡るドライブ旅」(その6) 世界遺産「旧富岡製糸場」⑥

保存修理工事中の国宝「西置繭所(にしおきまゆじょ)」を見学することにしました。「ブリュナエンジン(復元機)」展示場のすぐ先に仮設の窓口があります。ちなみに、公開は2019年春までの期間限定とのこと。ヘルメット貸出料は大人200円。
 
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「西置繭所」のやや左手、「副蚕場」の脇から専用通路を通って「保存修理仮設見学施設」へ向かいます。近くで見ると「西置繭所」の外観と思われたものは、保護用シートに印刷された壁面の写真でした。「東置繭所」と同様、2階が乾燥させた繭を貯蔵していましたが、1階の北東エリアは蒸気機関を動かすための石炭置き場として使われたため、東面には壁がなかったそうです。この部分のレンガは「富岡製糸場」が操業を停止する数年前の昭和56年(1981年)ころに積まれたとのこと。
 
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専用通路が「西置繭所」の右端部にある「保存修理仮設見学施設」に行き当りました。入口は右に折れた正面側にあるようです。
 
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「西置繭所」の前のエリアはトラックや重機の足場を確保するため鉄板が敷かれ、工事用のプレハブ事務所が建てられています。その後方には煙突のある「蒸気釜所」と、保存修理中の「乾燥場」、そして「繰糸場」の屋根が見えます。右端半分に写るのは「副蚕場」の青い屋根です。
 
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「保存修理仮設見学施設」は階段で上がった3階にあると表示されていますから、ヘルメットを被(かぶ)った同行者は階段ではなくエレベーターに乗るようです。残念ながらこの先は撮影禁止エリアです。
 
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3階の見学エリアには保存修理後の完成イメージ(縮尺1/50の模型)が展示してあり、西置繭所の歴史や保存修理計画、また調査解体の結果分かったことについて、映像とグラフィックパネルを用いて展示解説を行っていました。また
、ガラス窓越しに保存修理中の「西置繭所」の屋根を見ることもできました。 

一番奥まった場所にドアのない通路(開放廊下)がありました。そこへ入って「西置繭所」の建物に近づくと、瓦がすべて撤去されて野地板が剥(む)き出しになった屋根を間近で見ることができました。これは昨秋見学した姫路城の「りの一渡り櫓」と「りの二渡り櫓」の保存修理工事と同様の展示方法です。

 

参考情報です。2015年5月に鉄骨フレームの構造体を使って「素屋根」(注、建物を保護する仮の屋根)をかける工事が始まり、屋根瓦の取り外し、瓦の下に敷かれた杉皮の解体、傷んだ野地板(のじいた)の解体、2階ベランダの解体、レンガ壁の一部解体、1階床板と根太(ねだ)の解体、建具の取り外し、レンガ壁の補強、屋根(軒先)の乱れを補正するために柱の高さを調整する揚屋(あげや)作業、ベランダ用部材の補修までが2年間に行われてきました。(2017年5月28日現在)

注、上記の詳細については富岡製糸場のhpにある「西置繭所保存修理工事」の(1)(2)(3)(4)を参照)
 
 

反対側(北側)の階段を利用して1階に降りて見学用専用通路を戻りました。「西置繭所」の「保存修理仮設見学施設」の公開とともに、これまで公開されていなかった国の重要文化財「鉄水溜(てっすいりゅう)」も見学できるようになったことを3階にいたガイドさんの説明で知り、そちらにも立ち寄ることにしました。「西置繭所」の南端、「繰糸所」に近い場所にある「鉄水溜」は明治7年(1874年)の竣工した、直径15.0m、深さ2.4m、貯水量約400立方メートルの鉄製の水槽です。水を溜(た)め置くことによって軟水化させ、繰糸に適した水にするための水槽で、当初はレンガ積みの水槽が使われましたが、水漏れが発生したため、急遽(きゅうきょ)「鉄水溜」が造られたそうです。鉄製水槽は輸入した鉄板を使用し、横須賀造船所にて造船技術であるリベット接合を用いて組み立てられました。水圧を上げるため基礎は5段の石積みとなっています。ちなみに、平成18年(2006年)に国の重要文化財に指定されています。(出典: 説明看板の内容など)
 
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「鉄水溜」の前に見学用の階段がありますが、上から覗(のぞ)き込むには低すぎるようです。
 
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近づいて分かりました。水を出し入れするパイプがあった場所(覗き穴)から内部を見ることができるのです。
 
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低い場所にあるのは汚水の廃水槽かもしれません。
 
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その脇にある建物は説明がありません。
 
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「鉄水溜」の反対側に赤く錆びた機械があることに気づきました。上部に電動モーターがあり、その下部には羽根のようなものが多数見えますから、空調システムの屋外機かもしれません。説明ボランティアの方に尋(たず)ねましたが分からないとの返事が返ってきました。
 
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もと来た道を引き返す時、「西置繭所」の南端前にもコンクリート製の水槽があることに気づきましたが、この役割も不明です。
 
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ヘルメットを返却したあとは、「乾燥場」の前を通過。富岡製糸場」を退出するため「東置繭所」の中央にある通路を抜けて正面入口へ向かう途中、「東置繭所」の1階では「フランス式繰糸器実演」(午前10時から午前11時30分)がまだ行われていましたので、再度入ってみました。説明が細かくて長くなりますから、詳細については関連のYouTubeを参照してください。
 
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約2時間半に及んだ「富岡製糸場」の見学を終えて駐車場へ戻る途中、城町通りで面白い形をしたバスを見かけました。「まちなか周遊観光バス」(ガイド料100円)は乗り降り自由で、富岡駅東駐車場→富岡駅→まちなか交流館→富岡製糸場を往復していますから、富岡駅東駐車場や富岡駅を利用して富岡製糸場を観光する人には観光案内を聞きながら移動することができる便利なサービス(午前9時から40分毎、1日10便)でした。(続く)

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