プリンタを買い替えました!
9年前に購入したキャノン製インクジェットプリンタ "PIXUS iP4600"が動かなくなりました。数か月前から搬送ローラーギアのかみ合わせが悪くなったようでガリガリという異音を発し始めてはいたのですが、何とか印刷ができていましたので、様子をみていたのです。今週になって突然、電源ランプ(緑色)とエラーランプ(オレンジ色)が交互に点滅しはじめました。パソコン側にはプリンタトラブル”5C00”が表示されて、ヘッドを動かす機能に異常が発生したことを示しています。取扱説明書で確認すると、『プリンタトラブルが発生した。パソコンと接続しているケーブルを外し、プリンタの電源を切ってから、電源プラグをコンセントから抜く。そして、電源を入れ直す。それでも回復しない場合は、修理受付窓口に修理を依頼してほしい。』
と書いてありました。
購入したころはインクジェットプリンタがかなり高価(4万円強)でしたが、Canon PIXUS iP4600の機能と性能に惹かれて選びました。それ以来、使用する上で細かい点で気になること(例、電源を入れてから使用できるようになるまでにかなり時間がかかることなど)はありましたが、今週まで満足していました。4年前、電源が入らなくなる、あるいは印刷中に突然電源が落ちる故障が発生してメーカーに修理を依頼したことがあります。原因はプリントヘッド・制御基板の不具合で、ロジックボードと印字ヘッドを交換することで正常に戻りました。修理料金は10,080円。
ちなみに、プリンタの買い替えはノートパソコン(Windows 7を実装)を買い替えるタイミングに合わせようと考えていました。つまり、Windows
7の延長サポートが終了する2020年1月14日を買い替えの期限としていたのです。つまり、予定より1年半以上前にインクジェットプリンタが故障したことになります。わが家に1台しかないインクジェットプリンタが使えなくなると不便ですから、早速修理に出すことにしていつも利用している家電量販店へ持ち込みました。
修理受付窓口で症状を説明すると、駆動部のギアに不具合が発生しており、さらにプリントヘッドにも異常がある可能性があるので、基本的な修理に1万円から1万2000円、プリントヘッドの交換が必要な場合はさらに5000円ほどかかることになると思われるとの説明がありました。9年を経過しているため、修理用部品が無い可能性があり、たとえ修理したとしても寿命が大幅に伸びるとは考えられません。そこでインクジェットプリンタを買い替えることにしました。注、キャノンのhpで確認すると、"PIXUS iP4600"の修理対応期間(製造打ち切り後5年)は2014年9月末日で終了
店員さんはエプソンとキャノンのどちらを買いたいかと尋ねますので、即座にキャノンと答えました。30年近く前にアップルのマッキントッシュコンピュータと同時に購入したアップルのプリンタはキャノンのOEM製品(他者ブランド製品)であったことから、キャノン製だけを使い続けてきた経緯があります。つまり、私はキャノン製のインクジェットプリンタへの「親和性」が高いのです。キャノン製の新型プリンタが展示されているコーナーには、安価(リーズナブル)なPIXUS TS3130(4色ハイブリッド/1.5型モノクロ液晶モニター付)から、中級のPIXUS TS5130(4色ハイブリッド/2.5型液晶モニター付)とPIXUS TS6130(5色ハイブリッド/3型タッチパネル付)、そしてハイスペックのPIXUS TS8130(6色ハイブリッド/4.3型タッチパネル)が並んでいました。注、PIXUS TS3130だけは背面給紙(後トレイ)のみ
PIXUS
iP4600の後継機種と考えられるPIXUS TS5130で十分だと思いましたが、大型タッチパネル付のPIXUS TS8130にも魅力があります。PIXUS TS8130は、外形寸法がPIXUS
iP4600よりすこしだけ小さい(注、奥行きは28mm大)のですが、インク代が高くつきそうですから候補から外しました。ベテランの店員さんはすかさず「キャッシュバック」される”GOING2020! SPRINGキャンペーンを説明してくれました。PIXUS TS6130は1000円、PIXUS TS8130は2000円がキャノンから払い戻されるというのです。注、インクタンク5/6色マルチパックを購入して一緒に申請すると、さらに1000円追加して払い戻される
インクタンクはグレーが追加されて6色(独立インクタンク)になりますが、PIXUS TS8130を購入することにしました。横幅が59mmも小さい製品で、価格は約19000円です。一方、故障したPIXUS iP4600は家電量販店に無料で引き取ってもらいました。ちなみに、自治体の粗大ごみ回収に出すと200円かかります。Windows7、Windows8.1、Windows10に対応していますから、わが家のノートブックパソコン(Windows7搭載)との互換性にも問題はありません。注、Windows8には対応していない、Windows7はSP1以降に対応
自宅に持ち帰って早速設置してみました。段ボール箱に収納されたPIXUS TS8130の本体は保護材(強度があるテープとビニールシート)で厳重に固定されており、すべてを外すのはけっこう大変な作業ですが、輸送時の震動などでダメージを受けにくいと考えれば安心です。インクタンクをカラーコードにしたがって指定された場所に挿入。用紙をセットしてプリントヘッド調整用のパターンを印刷して、それを上部の原稿台ガラス上にセットし、“OK”を選ぶと自動的にプリントヘッド位置調整が終了しました。もちろん、ノートブックパソコンとは従来通りUSBコードで接続。
次いでパソコンとスマートフォンと接続する作業に移りました。セットアップCD-ROMを使ってもセットアップすることができますが、私はインターネットからダウンロードする方法を選びました。指定されたURLを入力してキャノンのウェブサイトを開いて、「セットアップを行う」を選び、機種名を入力し、「セットアップ」をクリックし、さらに「ダウンロード」をクリックし、「セットアップ開始をクリックしてダウンロードしたファイルを画面の指示に従って実行すればパソコンとの接続が完了しました。
スマートフォン(iPhone)との接続手順は以下の通りです。PIXUS TS8130本体の準備として、ホーム画面の設定アイコンをクリックして、基本設定→本体設定→LAN設定→無線ダイレクトを選択。iPhoneで”App Store”から”アプリケーションソフトの”Canon PRINT Inkjet/SELPHY”をダウンロードしてインストール。iPhoneの設定メニューのWi-Fiで“DIRECT-r965-TS8130“を選択、ダウンロードしたアプリケーションソフトをタップして、画面の指示に従って、使用するプリンタを登録すればiPhone内にある写真屋やファイルをWi-Fiインターフェースで印刷することができます。注、無線LANを使用する場合は接手方向が異なります
最後に、PIXUS TS8130の魅力的な機能を紹介しましょう。
1) 複写機能(最大A4/レターサイズ、コピー/スキャナー機能)
2) 見やすく使いやすい4.3型タッチパネル(設定・操作用)
3) Wi-Fiインターフェース(スマホ/タブレットからの印刷)
4) 自動電源ON/OFF 注*
5) PIXUSクラウドリンク(各種クラウドで共有する写真・ファイルを印刷する機能)
6) 2WAY給紙(給紙口が前後2か所にある) 注*
7) 原稿取り忘れ検知機能
8) メモリーカード内の写真・ファイルを印刷する機能
9) プリンタブルディスク(BD/DVD/CD)に印刷する機能 注*
注* PIXUS iP4600にも具備されていた機能
なお、これまでPIXUS iP4600との組み合わせで使用してきたキャノン製カラーイメージスキャナ”CanoScan8000F”(2003年購入、修理対象外)はバックアップ用として保管することにしました。
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