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2018年4月30日 (月)

久しぶりの入院手術: 白内障(後編)

4日目の視力測定では、裸眼で0.9、眼鏡ありでは1.2と、前日より改善されて、申し分ない結果でした。前日と同様、シャワー浴と洗髪(介護)

 

5日目の視力測定では、裸眼が0.9、眼鏡ありでは1.2+と、さらに良くなりました。この日もシャワー浴と洗髪(介護)

 

そして、6日目は午前7時に点灯。看護師により手術前の瞳孔を広げる目薬を左目に点眼してもらう。午前8時に朝食を摂り、右目に3種類の目薬を点眼。午前830分から眼科診察を受けた後、午前9時からシャワーを浴びる(洗髪はパス)。午前12時から30分毎に手術前の目薬を点眼してもらう。午前12時に昼食。右目に3種類の目薬を点眼。午後3時から左目についても右目と同様の手術を受けました。

 

手術当日のプロセスは2日目の右目とまったく同じであり、特記することもありませんので、細かい説明は省略します。後先になりましたが、入院中は飲酒ができませんので休肝日ならぬ「休肝週」と位置づけるとともに、食生活を改善する好機と考えました。日頃、食べ残すことを常としている私は、病院食を残さず食べることを目標に設定。6日目までの結果は、量が多かった棒棒鶏(バンバンジー)を少し残した3日目の夕食を除いて、すべての食事を完食しています。

 

翌日(7日目)は午前7時に点灯。午前730分ころ、看護師が左目の眼帯を外してくれ、午前8時には朝食、午前830分から左目の術後診察がありました。幸いなことに、右目と同様、左目も正常でした。そして、右目に加えて左目にも手術後の目薬(化膿止め)13回点眼することになりました。両眼を手術したことで、左右の見え方はがほぼ同じになり、裸眼での視界はバランスの良いものになりました。つまり、短焦点の眼内レンズを入れた両眼は近視の強さがほぼ数年前の状態に戻りました。午後120分ころから受けた視力測定(左右)では、裸眼で0.9/0.8、眼鏡補正付きではいずれも1.2でした。

 

手術から1か月以上が経過して両眼の状態が安定してから新しいメガネレンズを誂(あつら)えることになりますが、それまでは予備用としてキープおいた数年前(1つ前)のメガネを暫定的な使用することにしました。

注、子供の頃からメガネと無縁であった私も、30才代後半に眼の疲労により一時的に近視のような状態(仮性近視)になり、それが本物の近視へと移行してメガネの使用を開始

注、還暦を過ぎてから近視が進行した理由は核内白内障が起きたためと考えて られ、左右で焦点距離が異なる不同視(左目:中等度近視-5D、右目:強度近視-8D)も生じた

 

最終日(8日目)の午前10時に予定通り退院することができました。当分のケアとして、両眼に手術後の目薬を13回点眼することが必要です。また、洗顔は医師の許可が出るまで禁止で、洗髪は介添えが当分(1週間程度)は必要とのこと。

 

今回の入院は白内障の手術が目的でしたが、①食事の内容に制約がないこと(ただし、飲酒は不可)、②病室での過ごし方は自由であること(ただし、生活のリズムは規則正しい)、③外部からの不必要な刺激やストレスが無いこと、により乱れ勝ちであった私の生活リズムを一旦リセットする貴重な機会になりました。つまり、視覚の曇りを取り除くとともに、心身のリフレッシュにも役立つ8日間であったと思います。

 

今後は通院で回復状況を担当医師に確認してもらえば、大学病院に通うことは必要はなくなり、自宅近くの眼科医院へ従来通り定期的に通院することになります。これまで消化器系の手術(入院3回、通院1)と外科・皮膚科の手術(すべて通院)を受けた経験がありますが、これまでの手術とは異なる心理的な抵抗感が眼科の手術にありました。しかし、担当医師と3回も事前打ち合わせする機会を通じて抵抗感や懸念は医師の懇切丁寧な説明によって霧消し、むしろ手術を楽しむ余裕さえ生まれました。最後に、患者をリラックスさせながら手際よく手術を進める高度な手術スキルを持つ医師に出会えた幸運に感謝します。
 

 

[参考情報] 近視・遠視・老眼・白内障

 

人の目は眼球の前部にある水晶体と網膜の組み合わせで外界の様子を視覚として捉える機能があります。(注、水晶体を保護する角膜および取り入れる光量を調節する虹彩は省略) 外部から眼球な入る光は水晶体で屈折して網膜上に像を結びますが、水晶体の屈折率と水晶体から網膜までの距離により、正確に像を結ぶ場所が網膜上・網膜の手前・網膜の後ろになります。それぞれ正視・近視・遠視と呼ばれる状態です。幼児は、眼球が未成熟で水晶体と網膜の距離が十分でないため、一般的に遠視であることが多いのです。

 

ひとが成長するにしたがって、眼球も大きくなるとともに、遠視から正視あるいは近視へと変化します。この変化は人の成長が一段落する20才過ぎまで続きますが、個人差があるため、正視・遠視・近視のいずれかになるのです。正視または正視に近い遠視と近視の人は裸眼でも支障はありませんが、中程度以上の遠視または近視の人はメガネまたはコンタクトレンズで矯正する必要があります。

 

水晶体は毛様体(もうようたい)と呼ばれる筋肉で眼球と結ばれており、この筋肉の緊張と弛緩(しかん)によっつ水晶体の厚さを変え、網膜上に像を結ぶように遠近調節します。このため、上記した軽度の遠視や近視をカバーすることができるのです。

 

しかし、加齢によって水晶体が硬くなったり毛様体の機能が衰えたりすると、毛様体筋が十分緊張できず、手元にピントが合わせられなくなります。この状態が老眼(老視)と呼ばれるものです。正視・近視・遠視のいずれであっても老眼になりますが、近視の人は変化を認識しにくいため、「近視の人は老眼にならない」という迷信(都市伝説)が生まれました。老眼になった人は近くに焦点が合うようにオーレンズを使った老眼鏡で補正する必要があります。ただし、遠方は逆に見えにくくなりますから、老眼鏡を外すことになります。

 

白内障は水晶体内の核と呼ばれる部分が紫外線など外的な影響や老化現象によって透明度が失われることが原因です。名称通りに水晶体が白濁して(通過する光量が低下して)物が薄暗く見える場合が多いようです。濁り方によっては水晶体内で光が乱反射して眩(まぶ)しく見える場合があります。この現象は夜間に強い光を見た時に起こります。つまり、白内障になると車を夜間に運転する時に明るい街灯や照度の高い信号を見るとこの現象が顕著になります。

 

サングラスをかけて強い日光を避けることで水晶体が劣化するペースを遅らせることができるかもしれません。ただし、誰にも不可避な老眼現象ですから、早い人は60才代始め、通常は70才前後、80才を超えるとほとんどの人が白内障になると言われます。白内障の進行を薬によって遅らすことができますが、元に戻すことはできません。生活に支障が出始めた場合は、眼科手術により水晶体を人工眼内レンズと交換する必要があります。
 
[追記] 術後の経過が良好であったことから、医師と相談の上、1か月が経過したところで新しい眼鏡を誂(あつら)えました。注、できれば眼が十分安定する2-3か月後が良い 掛かりつけの眼鏡店で相談した結果、手持ちのメガネ・フレームが古くなっていたため、フレームも新調することにしました。医師が設計通りの結果を出してくれたことで左右のバランスが良いため、左右のレンズはほぼ同じ(注、乱視の入り方が少し異なる)であり、左右の見え方はまったく同じとなるはずです。事実、1週間後に出来上がったメガネをかけてみるとその通りでした。ひと言で表現すれば、数年前の視界に戻ったのです。加えて、人工的な眼内レンズを入れたことで、眼で感じる明るさはこれまで以上ですから、クリップオン・サングラスは手放せません。注、色つきのレンズは採用せず ちなみに、医師の助言にしたがい、視力変化への補償(6か月)があるレンズを選びました。(2018年6月10日)

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