中欧3か国を巡る旅(その4) プラハの歴史地区探訪「プラハ城」①
午前9時少し前、正門(西門、Matthias Gate)へ差し掛かると衛兵の交代式が始まるところでした。自動小銃を持った兵士がガードして、物々しい雰囲気です。それは、城の一部が大統領官邸として使われているためです。「マティアス門」は神聖ローマ皇帝マティアスの統治時代に造られたバロック様式の建造物です。

交代式が完了して新しい衛視が持ち場につきました。

正門を潜って第2の中庭に出ました。前方は王宮美術館です。白い円柱形の建物は「聖十字架礼拝堂」で、聖ヴィーㇳ大聖堂宝物展が開催されている場所です。中庭の中央には「コール噴水」と井戸がありました。左奥には王宮美術館の入口があるようです。

「コール噴水」は17世紀に造られたバロック様式の噴水です。

第3の中庭に移動するとゴシック様式の聖ヴィーㇳ大聖堂(1344年設立)の前に出ました。長さが約125m、幅は約60mあるそうです。また、2つの尖塔は高さが82mとのこと。中央扉を飾るルネット(注、壁面の半円形の部分)には「キリストの受難」が刻まれています。ちなみに、聖ヴィートはローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスとマクシミアヌスの共同統治時代の303年、迫害にあって殉教したとされる聖人で、聖ヴィート大聖堂の守護聖人になっています。

円形の部分はバラ窓で、その下にはキリストの受難を表現した彫刻が刻まれています。

魔除けの装飾をズームアップ

聖ヴィート大聖堂の奥にある聖イジー広場には第一次世界大戦で犠牲になった人々の慰霊碑と聖イジー像(その左奥)があります。トルコのカッパドキアの出身の聖イジーは聖ヴィートと同じく古代ローマ帝国のディオクレティアヌス帝による大迫害で殉教したと伝えられています。

プラハ城Bコースの入場チケット(一般入城料:250コルナ、約1110円)は聖ヴィート大聖堂・旧王宮・聖イジー教会・黄金の小路・ダリボルカ塔に入場することができます。建物内で写真撮影したい場合は別途50コルナの写真撮影ライセンス料が必要。ちなみに、入場チケットは第2の中庭/第3の中庭にあるインフォーメーションセンター、王宮美術館、旧王宮、黄金の小道で購入可能。

左手の入口から聖ヴィート大聖堂内に入ると、右手にいくつものステンドグラスが並んでいました。入場者は、美しいステンドグラスや20近くもある礼拝所を間近から見ながら、堂内の通路(側廊)を時計回りに一周することができます。注、入場チケットを持たない人は入口付近から堂内を眺めるだけ

同じく3つ目のステンドグラスはアールヌーヴォーの画家アルフォンス・マリア・ムハ(1860-1939年)の作品「聖キリルと聖メトディウス」とのこと。

昨年、84歳で帰天されたプラハ名誉大司教のミロスラフ・ヴルク枢機卿 注、枢機卿(すうききょう、Kardinal)はカトリック教会における教皇の最高顧問(定員70名)で教皇選挙権を持つ

(続く)
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