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2018年6月25日 (月)

胃カメラ検査とピロリ菌

国民の三分の一は逆流性食道炎の可能性があると言われていますが、かく言う私もその一人です。3年ほど前から胃と食道付近に違和感が常態化し、それに伴い食欲不振に陥りました。内科医院を受診して逆流性食道炎と診断されて投薬療法を受けたことで、その症状は少し軽くなったように感じましたが、胸やけと食欲不振は現在も続いています。つまり、この症状は私の生活の質(QOL: Quality of Life)を低下させる一番の要因になっているのです。

 

逆流性食道炎の原因は、①横隔膜と下部食道括約筋の衰えで起こる胃の入り口である噴門(ふんもん)の弛(ゆる)み、②腹圧の上昇、③胃酸分泌過多、の3つがあると言われます。私が投与されている飲み薬は③を改善する対処療法を目的とするものです。①と②は悪い姿勢に起因する身体の歪(ゆが)みで起こることが多いとされますが、私の場合はこれらを積極的に改善することを怠っているため、大幅な改善が見られないのかもしれません。

 

遅まきながらですが、定期検診で受けているバリウムを用いたX線撮影では見つかりにくい食道と胃の異変を直接見る胃カメラ(上部消化器官内視鏡)検査を担当医師に依頼しました。20年以上も受けてこなかった検査です。最近の胃カメラは、大腸カメラ(大腸内視鏡)と同様、食道や胃にポリープが見つかれば、直ちに切除することができる点が優れています。ちなみに、大腸ポリープは4年前と昨年の2回、切除手術を受けています。

 

胃カメラによる検査は昔受けた時と基本的には同じでした。前日の夜食を早めに摂り、当日の朝は水またはお茶だけにして、病院へ出掛けました。白い液体の薬(消泡剤)を飲んだ後、喉の付近に軽い麻酔をうけました。そして、唇と歯で胃カメラの通路となるプラスチック製のマウスピースを咥(くわ)えて手術台に横になり、左半身を下にすれば準備は完了です。最近は鼻から入れる経鼻挿入が一般的だと思っていましたが・・。また、胃カメラのチューブは昔より細くなったように見えます。

 

消化器専門医師が長い胃カメラを私がくわえたマウスピースから口の中・喉、そして食道へと巧みに押し入れます。体が反応して胃の内容物を吐きだそうとする嘔吐反射が起きましたが、胃の中には水と胃液だけですから、吐くことはありませんでした。そして、横にいる看護師さんが優しく背中をさすって落ち着かせてくれたおかげで、胃カメラは胃の入口(噴門)に到着。

 

食道を観察するためか、胃カメラが上下しながら、さらに胃の中まで入るのが感じられます。時々胃カメラが停止したポイントで写真を撮りながら、胃壁全体を撮影するために胃の中を縦横無尽に移動し始めました。これも気持ちの良いものではありません。もうそろそろ終わりにして欲しいと思い始めたころ、担当医師がそれを察したのか、「終わります」の言葉が聞こえました。やれやれです。

 

私が落ち着いたところで、消化器専門医師から検査結果について2つの指摘がありました。それは、「胃壁には2つのポリープを認めたが、ガン化する可能性は低いので、直ちに切除する必要がないものである。胃壁全体に慢性胃炎の兆候(赤い斑点)が見られることから、ピロリ菌の有無を検査することを勧める」というもの。食道が炎症しているとの指摘はありませんでしたから、私の場合はいわゆる逆流性食道炎ではなく、非びらん性胃食道逆流症(NERD)なのでしょう。

 

後日、担当の内科医からも同様の説明、つまり慢性胃炎(腺細胞の軽微な萎縮)になったことでピンク色の胃壁に赤色の斑点(発赤)が現れていることを告げられ、慢性胃炎の主原因と疑われるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)の存在を検査することになりました。ちなみに、健康な胃壁は年齢にかかわらず綺麗なピンク色をしているそうです。慢性胃炎の症状は上腹部不快感、膨満感、食欲不振とのことで、逆流性食道炎の症状とか似ています。治療方法は胃酸の分泌を抑え、胃粘膜を改善する薬を投与する薬物療法が一般的とのこと。注、慢性胃炎はピロリ菌が出す毒素により腺細胞が萎縮し、胃粘膜が委縮性胃炎を起こす病気

 

ピロリ菌の有無を調べる検査には、呼気を分析する方法(尿素呼気試験)と血液検査による方法(抗体検査)があるそうですが、担当医師と話し合った結果、検査用サンプルを即日採取できる後者が選ばれました。私の場合は、逆流性食道炎の症状を抑えるため、胃酸の分泌を押さえる薬を常用しているからです。前者の場合、検査の前の2週間は薬を控える必要があるとのこと。

 

ピロリ菌の除菌療法は、1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3剤を、1日2回、7日間服用する治療法です。指示通りに薬を服用すれば1回目の除菌療法の成功率は約75%といわれます。状態が安定する3か月後(8月以降)に除菌できたのかどうかについて検査を受けることになりました。もし除菌できていない場合には、抗菌薬のひとつを他の薬にかえて、1回目と同様に7日間服用します。これでほとんど除菌に成功することが期待できます。ちなみに、20132月から2回目の除菌まで健康保険が適用されるようになったそうです。

 

ピロリ菌の除菌に成功しても直ちに慢性胃炎が完治するわけではありません。担当医師からは、今後も胃カメラによる検査を定期的に受けて、慢性胃炎が改善されたことと胃癌の兆候がないことを確認する必要があるとの指摘および助言をしてもらいました。

 

今回の結果を踏まえて、現在定期的に受けている「歯の検診」(半年に1回)・「健康診断」(年1回)・大腸カメラ(3年毎)に加えて、「胃カメラ(内視鏡)検査」(3年毎)を定期検査項目として私の長期予定表に書き込みました。

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