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2018年10月23日 (火)

東京ガス・袖ヶ浦LNG基地の見学ツアー(後編)

案内されたセミナールームで所長より、『1973年に袖ヶ浦工場(現LNG基地)が運転開始し、現在は全国に30数か所ある都市ガス工場の1/8にあたる量の都市ガスを生産している。LNG は安価であり、安定的に供給を確保でき、都市ガスを自然に優しい方法で製造できることが特長である。』 との趣旨の説明を受けました。

 

次いで東京ガスが袖ヶ浦・根岸・扇島・日立に所有する4つのLNG基地の配置、LNG基地の構成とLNGから都市ガスが製造されるプロセス、および都市ガスを安定して需要地へ供給するループ化された導管網、導管が施設されていない地域にはLNGローリー車や内航船を利用して都市ガスを供給していること、隣接する東京電力袖ヶ浦火力発電所と冷却水・温水を交換して経済性を向上させていること、などをビデオとスライドプロジェクターで紹介。

 

最後に、構内で撮影した写真をSNSで公開しないようにとの注意説明あり、都合30分のセミナーは終了しました。

 

その後、見学ツアーへの参加者はバスの乗車と同様、2つのグル―プに分かれて、「基地内見学」と「LNGの実験」を交代で各約20分間見学することになりました。私のグループは先ずLNGプラザのロビーに設けられた会場で行われる「LNGの実験」に参加することになりました。

 

LNG(液化天然ガス)の温度は-159度Cと超低温です。注、沸点は-162度C
 
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先ず、カーネーションをLNGで瞬時に冷却すると花弁がガラス細工のように粉々になる実験が行われ、
 
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次いで、柔らかいゴムボールをビーカーに入ったLNGで冷却する実験が行われました。
 
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床に落とすと柔らかいはずのゴムボールが小片に砕けました。
 
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さらに実験は続き、フラスコにLNGが入れられ、
 
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室温で温められたLNGがガス化したものをゴムフーセンに集めると、
 
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空気より軽いガス化したLNG(つまりメタンガス)が入ったゴム風船は天井に貼りつきました。
 
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最後はLNGとオイル燃料を使った燃焼を比較する実験です。ガラス製のシャーレを両者の炎の上にかざし手違いを確認するものです。
 
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向って左側のLNGにはまったく煤(すす)が付着していませんが、右側のオイル燃料は真っ黒な煤(すす)が付きました。メタンガスを燃焼させると、空気中の酸素と結合して二酸化炭素(炭酸ガス)と水がせいせいされるのです。つまり、CH4+2O2→CO2+2H2Oの化学変化。一方、オイル燃料を燃焼させると不完全燃焼により炭素も生成されることが最大の違いなのです。
 
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最後に、LNGをLNGプラザの入口に近いタイル敷きの床に散布すると白い煙が立ち上がりました。これは空気中の水蒸気がLNGにより急速に冷却されたものだそうです。
 
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実験のあとは基地内見学です。東京ガスが用意したマイクロバスに乗車して広大な敷地内(機能を相互にバックアップする東地区と西地区)にあるLNGの貯蓄設備群と都市ガスの製造設備群を移動しながら車内から見学しました。主な設備は、備蓄用LNGタンク(計20基ほど)、海水の熱を利用してLNGをガス化する設備「オープンラック式ベーパライザー(ORV)、プロパンガス(LPG)を少量加えて都市ガスの熱量を10,750kcalに調整する設備、都市ガス特有の臭いを付ける設備、海底(東京湾を横断するルート)および陸上(東京湾岸ルート)の都市ガス供給パイプラインになどの設備群に加え、3つあるLNG受入バース(berth、LNG搬入埠頭)の1つに停泊しているLNG輸送船などです。230万世帯が1年間に使用する都市ガス用のLNGを貯蓄できるという巨大LNG基地にある設備群の景観は圧倒的な迫力がありました。

 

撮影した写真を使って説明できないことは残念ですが、東京ガスの関連URL袖ヶ浦市のhpに掲載されている東京瓦斯の資料(当日配布された資料のひとつ)でその紹介に替えます。

注、構内で撮影した写真はブログなどで公開禁止

 

セミナールームに戻って、アンケートを記入し、Q&Aが行われたあと、LNG基地見学の全コースは午後4時ころ終了。午後4時5分ころ見学先を出発。雨足が強くなるなか、往路とは逆に走行して袖ヶ浦ICから東京湾アクアライン連絡道に入り、木更津金田IC(本線料金所)を通過して東京湾アクアラインに入ると、雨は次第に小降りになりました。
 
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川崎市の川崎浮島JCTを通過して首都高速湾岸線に入りました。
 
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羽田空港を抜けた地下区間(側道/一般道)で渋滞が発生し、地上に出て京浜島を抜けるまで続きました。首都高速の渋滞を見越したルート選択と思われます。東京モノレールの天王洲アイル駅近くを通過して都道316号(海岸通)の五色橋交差点を北上するコースです。このため往路より30分ほど多い時間を要しました。しかし、それは事前に折り込んであったと見られ、予定通りの午後5時30分ころ、浜松町ビルの前に到着。建物内で粗品を貰って解散しました。(終)

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