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2019年1月 8日 (火)

年末年始の行事(その5) 自宅で過ごす三が日(2日・3日)

元日に開催された「全日本実業団対抗駅伝競走大会」はほぼ下馬評通りの結果でした。これに続いて2日間にわたって行われる「箱根駅伝」は青山学院大学が「箱根駅伝」で5連覇、および2018年度の三大駅伝を全制覇するかどうかが最大の関心事でしたが、こちらも下馬評によれば、青山学院大学の対抗馬として東洋大学と東海大学(2018年の出雲駅伝第3位、同じく全日本大学駅伝第2位)が挙がっているものの、青山学院大学の優位は揺るがないものと思われました。今年も1月2日と3日は日本テレビで「箱根駅伝」を観戦するだけで過ぎましたので、そのレース展開と印象に残った点を紹介します。

 

1月2日の往路では絶えず首位争いを繰り広げた東洋大学が第1位で元箱根のゴールにあるテープを切り、前半で出遅れたものの4区で順位を上げた東海大学が2位、国学院大学が第3位、駒沢大学が第4位、そして法政大学が第5位となりました。青山学院大学は選手の好不調があり第6位に沈みました。

 

今年も往路でアクシデントがありました。各チームが第1区をスタートした直後に大東大の選手が転倒したのです。捻挫または肉離れと思われます。その選手は立ち上がったものの足を引きずりながらの走行となりました。しかし、残りの約20kmを痛みに耐えて走り続け、トップと8分40秒差の23位(最下位)で2区の選手に襷(たすき)をつなぐことができました。

 

5連覇を狙う青山学院にも予期せぬハプニングがありました。3区で首位に立った時には盤石のレース展開かと思われましたが、4区を走る選手が10km地点付近で体調に不具合が出て失速し、トップを走る東洋大学と約3分半遅れの第3位に後退しました。それでも、5区の選手は前年も5区を走った選手であり、往路のゴールまでに大きく挽回する可能性があると考えられました。しかし、その選手も山登り区間の5区でペースが上がらず、逆に国学院大学・駒澤大学・法政大学の3チームに抜かれてしまいました。

 

1月3日の復路では東洋大学が安定した走りを見せて盤石かと思われましたが、東洋大学を追走する東海大学は前半で徐々に差を詰め、8区で首位に立ち後半でも主導権を握りました。往路で首位の東洋大学に約5分30秒差を付けられた青山学院大学は驚異的な追い上げを見せたことで、先行する東洋大学とアンカー勝負になる可能性が出てきましたが、東洋大学が逃げ切って総合優勝を手にしました。第3位は東洋大学、第4位は東海大学と同様、往路の序盤での出遅れを挽回した駒澤大学でした。

 

復路で印象に残ったのは8区です。約4秒差の第2位で襷(たすき)を受け取った東海大学の選手はほどなく東洋大学の選手に追いついたことで、難なく追い抜くと思われましたが、何と14km余りに渡って東洋大学の1年生選手の背後に付いて走ったのです。これは実力と経験を活かす東海大学の戦術だったようです。東洋大学の選手が頑張って走る後を東海大学の選手を風除けにして、東海大学の選手は余裕を持って走ることで余力を温存したのです。途中、並走する位置に出て東洋大学の選手の表情を確認したことも戦略に入っていたのでしょう。

 

そして、約14.6km地点で東海大学の選手がスパートして差を約10mとした後は、遊行寺(ゆぎょうじ)坂の上りを利用して東海大学の選手が独走態勢に入りました。それまでに精神的・肉体的に疲労していた東洋大学の1年生選手には追走する力は残っていなかったようです。素人の私にも東海大学の戦略が完全に成功したことは明白でした。9区へ襷を渡した時点では約50秒の差に広がっていました。このようにレース展開を振り返って見ると、7区までのレース展開で盤石と思われた東洋大学を8区で一気に追い落としたことが東海大学の総合優勝の鍵となりました。大会新記録を樹立したことも見事です。

 

6区は区間新記録で5位になり、7区は区間記録に2秒と迫る区間賞で3位へジャンプアップし、8区と9区で東洋大学を着実に追い上げた青山学院大学は2秒差で襷リレーした10区で東洋大学を追い抜き、懸命にトップの東海大学を追走して最後までレースを盛り上げました。復路優勝を飾ったことでデフェンディング・チャンピオンの意地を見せたと言えます。東海大が先に到着したゴールでアンカー選手を待つ青山学院大学の選手たちの表情が明るいことも清々しい印象を与えました。
 
また、第4位でゴールした駒澤大学は往路・復路とも極めて安定したレース展開をしたことも印象に残りました。一時代を築いた駒澤大学が復活しつつあるようです。そして、復路の5区間を通して9位・10位をキープしてシード権争いを制した拓殖大学と中央学院大学の健闘も光りました。
 
今年も見応えがある「箱根駅伝」でした。(終)

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