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2019年1月13日 (日)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観る(前編)

昨年末、大阪へ帰る家族と離れて、わが家に1人で居残ったコチビちゃんと一緒に出かけた二子玉川ライズにある109シネマズ二子玉川で上映中の映画を確認したことがありました。その時には歌手のレディ・ガガが主演する話題の映画「アリー スター誕生(原題: A Star is Born」に関心がありましたが、後日、同居者が 『この映画が見たい』 とテレビの画面を指差しました。何と、それは11月9日から日本で上映されている「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」です。予告編はこちら(その1その2)。

 

英国発の世界的人気ロックバンド「クイーン(Queen)」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の後半生を描いたドラマで、今や伝説のグループとなった「クイーン」の演奏シーン(再現)をたっぷり見られる話題の映画なのです。ちなみに、制作したのはアメリカの20世紀フォックス社。

 

映画の紹介記事には、『劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演し、フレディの恋人メアリー・オースティンを「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンが演じる。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。』 とあります。
 
ちなみに、音楽プロデューサーを「クイーン」の現役メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが担当したこの映画は、1月6日にラスベガスで開催されたゴールデン・グローブ賞で、ドラマ部門の作品賞と男優賞を受賞しています。上映時間は135分。映倫区分はG(注釈: General Audienceの略)であり、誰でも観ることができる映画です。

 

ネット検索で確認すると、109シネマズ二子玉川では1月10日まで上映されることが分かりました。早速、都合の良い1月10日午後のIMAX版の席を2人分予約しました。10日はサービスデイのため、料金が1500円/人に割引されます。しかし、平日のシルバー料金と同額ですから、残念ながら我々はサービスデイの恩恵は受けられません。

 

余り詳しくない私は、当日までにロックバンド「クイーン」について調べることにしました。「クイーン」はロンドン出身の4人組の男性グループとして1971年に結成されました。ボーカル兼ソングライターのフレディ・マーキュリー、ギターのブライアン・メイ、ベースのジョン・ディーコン、ドラムスのロジャー・テイラーです。

 

1973年にデビューし、多数のアルバムを発表するとともに、イギリスだけではなく、世界中でコンサートを開いて成功させました。アルバムとシングル盤を合計すると2億枚以上を売り上げたと言われます。1970年代(後半)と1980年代(前半)がクイーンの全盛期です。ちなみに、グループ名の「クイーン」はフレディ・マーキュリーの発案であり、『目立つ名前である』 あるいは『イギリス元首の女王を指す』 などの理由を本人が述べているようですが、本当の理由は定かではありません。

 

日本では、ギターのブライアン・メイが作詞・作曲を担当して1977年にリリースされた”We will Rock Youが最も知られています。その理由は、日本サッカーの応援歌、格闘技選手やプロレスラーの入場曲、アメリカMBL(メジャー・リーグ)ではバッターが打席に入る時にイントロが流され、東芝・日産・ソフトバンク・ペプシコーラ・キリンビバレッジなど多数のCMに使われたことで、否応なく日本人の耳に響き続けたからなのです。

 

プチ薀蓄です。英語の”Rock”は名詞では岩を意味しますが、動詞では「心を揺さぶる」となります。1950年頃にアメリカで生まれた音楽のジャンルであるロックン・ロール(Rock'n'Roll)のRockと同じです。そして、”Roll”は「船が横揺れする」あるいは「身体を揺らしながら歩く」を意味し、'n'andの省略形。ちなみに、エルビス・プレスリーやチャック・ベリーなどがロックン・ロール歌手として知られます。このロックン・ロール(注釈:ロカビリーとも呼ばれた)は英国に渡って大きく変化し(進化を遂げ)、現在は単にロックと呼ばれるようになりました。ビートルズとローリング・ストーンズがその代表といえるでしょう。

 

閑話休題。映画のタイトルとなった「ボヘミアン・ラプソディ」も1975年にリリースされた「クイーン」のヒット曲で、こちらはフレディ・マーキュリーが作詞・作曲を担当。世界中で大ヒットして「クイーン」の代表曲となりました。ちなみに、英国では最大のヒット曲と言われているようです。そして、2018年には20世紀に発表された楽曲の中で、全世界で最もストリーミング再生された楽曲としてグラミー殿堂賞を受賞しました。

 

また、”I Was Born To Love You”(1985年)と”We Are The Champions(1977年、伝説のチャンピオン)」などメッセージ性に溢(あふ)れる曲もテレビやラジオから流れることが多く、日本でも良く知られる曲と言えます。

 

1991年にリードボーカルのフレディ・マーキュリーがエイズで死去した後は、他のメンバーたちが「クイーン」の名前で様々な形で活動を続けているようです。

 

主人公であるフレディ・マーキュリーについても調べてみました。彼はペルシャ貴族の末裔(まつえい)として英国の保護国であったタンザニアのザンジバル島で生まれ、英国に移住した後、英国風の名前に変名した経歴があります。自分の生い立ち・容姿・学歴によるコンプレックスが背景となり、「ボヘミアン・ラプソディ」(1975年)の屈折した詞を綴(つづ)ったと考えられます。即興的な楽想の自由形式(注釈:この曲ではアカペラ/バラード/オペラ/ハードロックで構成)である狂詩曲(ラプソディ)形式を採用した楽曲の作曲も自ら手掛けています。ちなみに、クラシック音楽の分野ではリスト/ブラームス/ドボルジャーク/ドビュッシー/ラフマニノフ/ラベル/バルトークなどがこの形式の曲(狂詩曲)を作曲しています。「ボヘミアン・ラプソディ」は詩と曲とも日本人には難解であり、それほどヒットしませんでしたが、母国の英国では最大のヒット曲になりました。

 

余談になりますが、「ラプソディ」と言えば、私はアメリカの作曲家「ジョージ・ガーシュイン」が作曲した「ラプソディ・イン・ブルー」(1924年)を連想します。直訳すると「青色のラプソディ」、意訳すると「ジャズの語法によるラプソディ」という意味のようです。曲の冒頭はクラリネットによるグリッサンド奏法(注釈: 一音一音を区切ることなく流れるように音高を上げ下げする演奏技法、この曲では上昇のみ)で始まる印象的なものです。また、日本の曲では1936年(昭和11年)に藤山一郎さんが歌ってヒットしたモダンな曲「東京ラプソディ」(作詞:門田ゆたか、作曲:古賀政男)があります。

 

曲名の前半にある「ボヘミアン」はチェコ西部、ヴルタヴァ川流域の盆地エリア(首都プラハ古都チェスキー・クルムロフなど)あるいはジプシー(ロマとも呼ばれる)のことを意味しますが、この場合は後者、つまり社会の規範にとらわれず、自由で放浪的な生活をする人々を象徴的に表現しているようです。(続く)

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