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2019年2月

2019年2月23日 (土)

日本橋・八重洲の再開発エリアを歩く(後編)

外堀通りの東側、八重洲中央口前交差点の南東では大規模な工事が行われていました。ここはヤンマー東京ビルなどがあった「八重洲二丁目北側第一種市街地」です。45階建(高さ約245m)のビルにはオフィスと商業施設が入るそうです。
 
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その一角(都道407号側)にあるパネルにはの建築物の名称は「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」と表示されています。
 
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外堀通りをさらに南へ歩くと「ユニゾ東京ビル」(写真左)と「八重洲ブックセンター」(同中央)・北村ビルなど(同右)が見えました。「八重洲二丁目中地区第一種市街」再開発エリアです。46階建て(高さ約240m)のオフィス・商業施設が入るビルが計画されています。
 
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「八重洲ブックセンター」(8階建て)に入ってみることにしました。エスカレーターとエレベーターを利用して最上階の8階まで店内を見て歩きました。
 
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外堀通りを八重洲二丁目中地区第一種市街地」と「同北地区第一種市街地」「八重洲一丁目東地区市街地」の再開発エリアを確認しながら日本橋方面へ戻りました。
 
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八重洲エリアの地図
 
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工事が行われているエリアでは従来ビル内にあった「八重洲地下街」への出入り口が仮設されています。
 
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歩道にある入口は従来通りに利用できます。
 
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外掘り通りをさらに北上
 
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「グラントウキョウノースタワー」付近で右折して「桜通り」に入りました。「八重洲一丁目東地区市街地」の北側にある賑(にぎ)やかな通りです。「丸善日本橋店」の角を左折し、「日本橋高島屋本館(日本橋高島屋ショッピングセンター)」を右手に見ながら、中央通りを北上して地下鉄日本橋駅まで戻ることにしました。
 
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(終)

2019年2月22日 (金)

日本橋・八重洲の再開発エリアを歩く(前編)

現在、八重洲エリアで再開発計画が進められています。当ブログでは6年半前の記事で東京駅八重洲口の再開発(グラントウキョウノースタワー、グランルーフ、グラントウキョウサウスタワー、パシフィックセンチュリープレイス丸の内)を紹介していますが、今回は対象を八重洲・日本橋エリアに拡大した続編です。

 

日本橋交差点に接して建つ「コレド日本橋」と「東京日本橋タワー」、その南隣には「高島屋S.C.新館」(日本橋二丁目地区第一種市街地)が存在していますが、コレド日本橋の北側にある「日本橋一丁目中地区」、中央通りの反対側には「日本橋一丁目1,2街区」と「八重洲一丁目地区」、東京駅八重洲口の東側、外堀通りの東側には「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地」「八重洲二丁目北地区第一種市街地」「八重洲二丁目中地区第一種市街地」などで再開発が三井不動産グループ主導で進行中です。ちなみに、京橋一丁目東地区でも比較的小規模の再開発が計画されているようです。

 

日本橋交差点付近とそれらの再開発エリアを見て歩くことにします。一際ユニークな外観で目を惹(ひ)く「日本橋一丁目三井ビルディング」(地上20階建て、高さ約121m)は高層部ガ賃貸オフィスで低層階ガ商業テナントが入る「COREDO日本橋」である複合ビルです。東急百貨店日本橋店(旧白木屋)の跡地に2004年1月26日に竣工し、同年3月30日にオープンしました。ちなみに、同年にグッドデザイン賞を受賞しています。
 
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この再開発ビルの北側のエリアは「日本橋一丁目中地区」再開発の対象で、51階建てのビルを中心とする再開発が2020年度から始まり、2025年度に完成する予定とされます。このエリアには昭和6年創業の老舗洋食店「日本橋たいめいけん」に加えて、背油たっぷりの「京都銀閣寺ますたに」や豚骨スープの「九州じゃんがら」などの人気ラーメン店が軒を構えていますので、兜町が近いこのエリアで働く金融関係者の昼食難民が出ると懸念されていることがニュース報道されました。

 

日本橋交差点の南東角には住友不動産などが「日本橋二丁目地区北地区」の名称で再開発・建設した高層部(8階以上)が賃貸オフィス、低層部が貸会議室と商業施設が入る複合ビルの「東京日本橋タワー」(地上35階建て、高さ約120m、2015年4月1日竣工)が聳えています。中央通り寄りには4階建ての低層棟(向かって左)とオブジェ(向かって右)がアクセントになっている広さ1500平米の広場が整備されています。
 
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その南隣にあるのは「日本橋高島屋三井ビルディング」(地上32階建て、高さ約175m、2018年9月25日オープン)で、7階までの低層部は115の店舗が入る「高島屋S.C.新館」となっています。その南隣は「日本橋高島屋本館(日本橋高島屋ショッピングセンター)」(地上8階建て)です。
 
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中央通りを挟んで「コレド日本橋」と向かい合うのが「東京建物日本橋ビル」(地上13階建て、高さ約56m、2015年竣工)で、その北側(写真右端)に再開発される「日本橋一丁目1,2街区」があります。
 
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永代通りを西に歩きました。「東京建物日本橋ビル」の西隣に建つ「日本橋三洋グループビルディング」(地上10階建て、2014年竣工)とその西側にある再開発エリア「八重洲一丁目北地区」にある東京建物の「TGビルディング」(地上8階建て、2002年リニューアル工事完了)と「新呉服橋ビルディング」(地上21階建て、高さ約107m、1979年9月竣工と続くと、呉服橋交差点の北西で工事が行われていました。
 
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ゴジラの絵と”TOKYO TOKIWABASHI 2027”の文字が描かれた工事用フェンスは三菱地所が開発する「東京駅前常盤橋プロジェクト」(敷地面積3.1ha)で、2つの高層オフィスビル(A棟:高さ212m、B棟:高さ390m)と2つの低層ビル、そして広場(7000平米)が2027年までに順次完成するようです。写真の手前でA棟(竣工:2021年4月末予定)の工事が行われています。ちなみに、常盤橋は江戸城の武家絵屋敷エリアに入るための常盤橋と常盤橋御門があった場所です。

 

常盤橋交差点を左折して外堀通りを南へ歩きました。外堀通りを挟んで東京駅八重洲北口および大丸百貨店が入る「グラントウキョウノースタワー」と向かい合うエリアが「東京駅前八重洲一丁目東地区市街地」です。現在は小規模の雑居ビルが雑然と建っています。南隣の八重洲口会館と新槇町ビルヂングは再開発エリアに含まれていないようで、このエリアは凹形をしています。54階建て(高さ約250m)のオフィスビル(2024年3月完成予定)が計画されているそうです。
 
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東京駅八重洲口側「グラントウキョウノースタワー」の前に「北町奉行所跡」の案内を発見
 
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東京駅八重洲北口と同中央口の間には放置自転車が鈴なりです。
 
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(続く)

2019年2月15日 (金)

おでんの老舗・日本橋「お多幸本店」で食べる「とうめし」

日本橋へ出掛けた折、所用の前に腹ごしらえをすることにしました。地下鉄銀座線の日本橋駅を下車してB0出口から日本橋郵便局前に出て、すぐ先(北側)にある脇道に入 ると、午前11時を10分ほど過ぎていましたが、「お多幸(おたこう)ビル」(4階建)の入口付近に人の姿はありません。
 
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大正12年創業の老舗おでん屋「日本橋 お多幸本店」のランチに一番乗りです。間口が狭い和風のファサードは日本橋のオフィス街では印象的です。開店する午前11時30分まで列の先頭に並ぶことにしました。
 
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写真を撮影していると、女性が二人連れで現れたことを手始めに、10分もすると20人ほどの列が出来ました。
 
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店内の準備ができたようで、開店時間まで10分近くありましたが、店内に案内されました。私は一人客ですからカウンター席に座ることにしました。おでんの鍋などが目の前にある特等席です。
 
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平日ランチのみで提供される「とうめし定食」(670円)が「お多幸」の名物料理と聞いていたので、それをぜひ食べたかったのですが、なぜか単品の「とうめし()」(390円)とこの店で一番人気とされる大根(240円)を注文。我ながら変な組み合わせだと思いましたが、この二品のボリュームに挑戦したいのです。ちなみに、「とうめし定食」には普通盛りの「とうめし」に大根と玉子などのおでん(小鉢)としじみの味噌汁、そして薬味・香の物が付くようですから、冷静に考えれば「へそ曲がり」以外の何者でもありません!?

 

店内はおでん屋さんらしく、カウンターの奥には「おでん鍋」が2つ置かれた横長の厨房があり、店内にはおでんの匂(にお)いが漂っています。1階の客席は8席ほどが並ぶカウンター席と2名用テーブルが2卓、4名用テーブルが1卓、他に配膳用のテーブルがあるだけですから、16名を収容できる1階に入りきれない客は2階から4階へ適宜案内されています。ちなみに全部で90席あるとのこと。
 
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お茶を飲んでいると、目の前のカウンター上に定食に組み込まれるおでんが入った小鉢がカウンターに並ぶと配膳担当によって配膳テーブルへ運ばれ、逆にご飯が装われた茶碗が配膳テーブルから運ばれると「とうめし」となって配膳テーブルへ戻る工程が手際よく進行します。まるで卓球やテニスのラリーを見るようです。
 
注文してから3-4分後には「とうめし()」と「大根のおでん」がお盆に載せられて配膳されました。
 
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メインの「とうめし(大)」は、お椀一杯に装われた茶飯の上に出汁で色濃く染まった大きな豆腐のおでんが載()っていて、見た目にインパクトがあります。

 注釈; ランチ時の単品「とうめし」は大のみ、吉野家の牛丼並盛とほぼ同じボリューム
 
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その横には大根のおでんが大皿に盛られています。
 
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そして、お盆の右上には席番号が記載された伝票が置かれていました。短時間で多数の客をさばく仕組みは実に良く考えられています。
 
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さっそく、大きな豆腐に箸(はし)を入れて口に運びました。柔らかな木綿豆腐の味は、見た目通り、肉豆腐のように濃い目で甘辛いものでした。次いで「おでん」の出汁が掛かった茶飯を口に入れると、やや固めで「汁だく牛丼」のご飯を少しあっさりさせたような上品な味です。一方、濃く染みた豆腐の断面を見ると中心の部分が白いまま残っており、外側と内側を一緒に食べると味はちょうど良い塩梅(あんばい)になります。

 

色濃く染(し)みた大根は中央に包丁が入っており、その切れ目で2つに分けると現れたその断面には出汁が中まで染み込んでできた美しいグラデーションが現れました。
 
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全体が柔らかくなるまで火が通った大根のおでんとは異なり、中心部はやや硬くて箸が通り難いことで食べるのに苦労しました。しかし、その味はといえば、色が濃い外側は出汁の味が強く、内側は大根の味が良く残っていて極めて繊細です。何とか銀杏の葉形に割って中心部と外側を一緒に食べるとちょうど良い味になりました。とは言っても汁物を注文していませんから、いつの間にか大きめの湯呑みに入ったお茶を飲み干してしまいました。

 

約20分滞在して午前11時40分ころに店外へ出ると、まだ10数人ほどの行列が続いていました。
 
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プチ蘊蓄(うんちく)です。「おでん」は煮込み田楽(でんがく)の略称で、関西では関東炊(だ)きと呼ぶようです。室町時代に豆腐を串に刺し、焼いて(または茹でて)味噌(みそ)を付けたものを「田楽」または「味噌田楽」と呼んだことがルーツのようです。江戸時代末期に煮込んでから味噌を付ける味噌おでん(御田、注釈:田楽を意味する女房言葉)ができ、さらに醤油味で長時間煮る煮込みおでんとなったそうです。ちなみに、室町時代に生まれた田楽のうち、焼き田楽が味噌田楽として今も食べられています。

2019年2月 7日 (木)

吉野家の「牛丼並盛」に挑戦!!

1月29日(火)の午後、ソフトバンクからSUPERFRIDAYのクーポンSMSで配信されました。今月(2月)はクーポンで吉野家の牛丼並盛380円)が一杯もらえる、つまり無料で食べられるのです。この2年ほどは胃の不具合(慢性胃炎)のため牛丼を食べることを控えていましたが、昨年9月初旬の検査でピロリ菌が居なくなったことが確認されてから、様々な料理を食べながら胃の快復状況を確かめてきました。
 

ちなみに、昨年9月から当ブログで紹介した主なグルメ記事は次の通りです。
 

横浜市青葉区・金沢まいもん寿司(たまプラーザ店)の「まいもん10貫ランチ」と「握り寿司各種」、静岡市・静岡SANEOPASA静岡(下り線)の「鮪の隠れ身丼」、岐阜県岐阜市・後藤屋のコース料理「長月」、同恵那市・自然薯 やま里の「天ぷら麦とろ定食」、同中津川市・そば処くるまやの「とろろ付きざるそば」、「いきなり!ステーキ」(品川区・イトウヨーカ堂大井町店)の「アンガスサーロインステーキ」、焼肉ダイニング・べこ亭(横浜市青葉区・たまプラーザ店)の「コース雅」、木曽路(川崎市宮前区・宮前平店)の「しゃぶしゃぶ
コース
」、中央区・イタリア料理・日本橋ALLEGROの「スタンダードプラン」、川崎市麻生区新百合ヶ丘・梅の花のコースメニュー「風待草」、滋賀県近江八幡市・千成亭の「すき焼き鍋膳」、渋谷区渋谷中央街・イタリアンバル「エス
グロッソ
」のランチ、川崎市中原区(武蔵小杉)・カフェレストランPiccoloの「コース料理」、川崎市川崎大師・はやまの「鴨南蛮そば」、木曽路の「すき焼き定食」、そして先週紹介した同じく木曽路の「国産鰻ひつまぶし定食」。
 

さっそく、21日(金)の夕方、近くの吉野家へ出かけました。
 
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サーティワンアイスクリームの店で経験していますから、SUPERFRIDAYの手続きで間誤付(まごつ)くことはありません。参考までに手続法を説明しますと、ソフトバンクから配信されたSMSに記載されたURLをクリックしてSUPERFRIDAYのサイトにアクセスし、指示にしたがってタップ操作とアクセスコード(店に割り当てられた数字列)の入力後、カウンターの客に対応する店員さんの前で確認ボタン(アイコン)をタップすれば終了です。ただし、持ち帰る場合はお持ち帰りカウンターの店員が対応。ちなみに、「つゆ(汁)だく」のオプションは、通常の注文と同様、無料でサービスされます。
 
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お持ち帰りカウンター
 
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カウンター席に座って待つこと約1分、「牛丼並盛」(つゆだく)が配膳されました。
   
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久しぶりの牛丼に対面し、かき込むように箸(はし)を動かすと、美味しく味付けされた牛肉とつゆだく御飯が丼の中から順調に半減。ご飯が少なめの裏メニュー「かるいの」あるいは松屋の「牛めしミニ盛」に切り替える前の調子が戻ったようで、残りの半分もあっという間に平らげていました。そして、牛丼の美味さを思い出すことができたようです。なお、当ブログのグルメ記事においては食べ終わったあとの食器を撮影しないようにしていますが、今回は例外として完食の記念写真を掲載します。ご馳走(ちそう)さま!
 
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『牛丼並盛」を完食したあとは、小さな伝票をレジ係に手渡し、寒風が吹く店外に出ました。この成功体験を確認するため、来週の金曜日にも駄目押しの一杯を食べたいと思います。 
 

最後に蛇足(だそく)ながら、プチ薀蓄(うんちく)です。牛丼のルーツは明治時代に生まれた「牛飯(ぎゅうめし)」とされます。つまり、牛鍋(すき焼き)を丼飯(どんぶりめし)にかけた料理である「牛飯」を明治32年(1899年)に吉野家の創業者である松田栄吉氏が「牛丼」と名付けたことに始まるようです。「牛飯」はそれまでのすき焼きの名残(なごり)から、しらたき・焼き豆腐・ネギなどを入れることもあったようですが、現在は牛肉とタマネギだけが丼飯に載せられるようになっています。そして、焼き豆腐やしらたきが入ったものは「牛鍋丼」(注釈:2010年ころ吉野家のメニューに登場、現在は消滅)または「すき焼き丼」(注釈:すき家となか卯のメニューにあり、吉野家は牛すき鍋膳として提供)の名称で区別されているようです。

2019年2月 2日 (土)

日本料理の「木曽路」で「国産鰻ひつまぶし」を味わう

1月15日から3月31日までの季節限定で提供される「国産鰻ひつまぶし」を食べるため、再び「木曽路」へ出かけました。鰻(うなぎ)は秋から冬にかけての寒いシーズンが旬であるため、季節限定のメニューになっていると思われます。ちなみに、鰻は寒い冬季になると餌(えさ)を食べなくなるため、味が落ちるそうです。しかし、土曜の丑(うし)の日に鰻を食べる習慣が江戸時代中期の学者・作家・発明家である平賀源内(ひらがげんない)のキャッチコピーで広まった現在は、夏に向けて鰻を太らせる飼育が一般的になり、夏においても鰻が旬になったそうです。

 

さて本題です。「木曽路」のメニューを確認すると、昼限定の「国産鰻ひつまぶし」(2160円、デザート付きは2376円)と「国産鰻ひつまぶし御膳」(3240円)がありますが、慢性胃炎が治癒(ちゆ)したばかり(病み上がり)の私はシンプルな方を選びました。ちなみに、御膳には「うざく」(鰻とキュウリの酢の物)・「茶碗蒸し」・「デザート」がついています。注釈: 「うざく」は鰻の「う」+キュウリを切る音意「ざく」を組み合わせたものとされる
 

3月末まで「和牛ひつまぶし」(2160円)と「和牛ひつまぶし御膳」(3240円)も提供されていることを知った同行者は珍しいことに食べ応(こた)えのありそうな「和牛ひつまぶし(デザート付き)」(2376円)が気に入ったようです。

 

約10分後、数年ぶりの「鰻のひつまぶし」が私の前に配膳されました。
 
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食べ方は熱田神宮の記事2009.9.15)で紹介した作法に従い「そのまま」「薬味入り」「茶漬け」の順に食べると、3通りの味を楽しむことができます。以前、食べた時よりお櫃(ひつ)が小さくなったようです。
 
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はやる心を押さえて、練り物と三つ葉に柚子の皮が入った椀物(汁物)で箸(はし)を濡(ぬ)らし、「鰻ひつまぶし」が入ったお櫃(ひつ)の蓋(ふた)を開けました。タレで艶(つや)がある鰻の蒲焼(かばやき)が現れ、その香りが鼻腔(びくう)を刺激します。お櫃に杓文字(しゃもじ)を思い切って入れ、取り分け茶碗に移してから、箸でタレが沁(し)みたご飯と鰻を一緒に口の中へ。濃(こ)くのある味の鰻の蒲焼は柔らかい皮とふっくらした肉が絶妙な味となって口中に広がりました。
 
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茶碗一杯の「ひつまぶし」を味わったあとは、再度「ひつまぶし」を取り分けて刻(きざ)みノリなどの薬味を追加し、味と臭いが若干変わったことを確かめながら黙々と二杯目を食べました。
 
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そして3杯目は出汁をかけて茶漬け風にして口の中へ掻(か)き込みました。まったく異なる食べ物に変わった「鰻ひつまぶし」が食欲を刺激して食が進み、ついに4杯目で完食しました。
 
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入店前には食べ切れるかどうかを懸念しましたが、以前に比べてお櫃小さくなっていますから、それは杞憂(きゆう)でした。私にはちょうど満腹になるボリュームです。ちなみに、お櫃に合わせたわけではないと思いますが、鰻の切り身も小振りになったようです。
 
「鰻ひつまぶし」を食べ終わってから、やおら小鉢に箸をつけました。

 
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説明が相前後しますが、同行者が選んだ「和牛ひつまぶし(デザート付き)」も「鰻ひつまぶし」のすぐ後に配膳されました。「鰻ひつまぶし」と似た構成ですが、よく見ると小鉢の代わりに茶碗蒸しが付いています。後で提供されるデザートには甘王のアイスクリームを頼んだようです。ちなみに、「和牛ひつまぶし御膳」(3240円)にはお造りとデザートが加わります。
 
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最後に、蛇足ですが、「ひつまぶし」についての薀蓄(うんちく)とこれまで当ブログで紹介した鰻料理を列挙します。

 

「ひつまぶし」は細かく刻(きざ)んだうなぎの蒲焼(かばやき)を、お櫃(ひつ)に入れたご飯に塗(まぶ)した料理のことを言います。しかし、最近は牛肉や魚肉を使った「ひつまぶし」も登場しており、当ブログでは名神高速道路大津SA叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)と湖南市の「徳志満」の「近江牛ひつまぶし」、神奈川県平塚市・「平塚漁港の食堂」の「須賀地魚ひつまぶし膳」を紹介しています。これらを振り返ってみると、私はかなりの鰻大好き人間のようです。

 

「鰻のひつまぶし」は名古屋市熱田区の「蓬莱軒神宮店」と岐阜県羽島市の「なまずや」を、「うなぎ丼」は京都市左京区貴船の「鳥居茶屋」と伊勢湾岸自動車道刈谷PAのフードコートの「うな丼と小きしめんのセット」を、「その他の鰻料理」は島根県安来市・足立美術館喫茶室「大観」の「笹巻きおこわ 3種」、新東名浜松SA・「うな濱」の「鰻(うなぎ)と桜海老(さくらえび)のばらチラシ」と「鰻の焼おにぎり」、目黒区青葉台・「蕎麦土山人」の「太巻き」などを紹介しています。

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