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2020年1月15日 (水)

NHK総合テレビの科学番組『食の起源 第3集「脂」発見!人類を救う“命のアブラ”食の起源』を観る

NHK総合テレビで1月12日の午後9時から放送された掲題番組の概要を紹介しまし。これまでとは違う視点から人類における食の歴史を探る試みで全5回放送される「食の起源」シリーズにおいて、第1集「ご飯 健康長寿の敵か?味方か?」(11月24日放送)と第2集「塩 人類をとりこにする"本当の理由"(12月15日放送)に続く第3集です。ちなみに、ナビゲーター(出演者)は人気グループ"TOKIO"の4人。

NHKのhpに掲載されているシリーズ全体の紹介ページには、『健康・長寿をもたらす食に関する情報があふれかえる中、食が引き起こす病は増えるばかり。一体私たちは何をどのように食べたらいいのか? その答えはなんと人類の祖先と食との壮大な歴史に秘められていた!』

また、第3集「脂」については、『とり方を誤ると、私たちの健康に害を及ぼす恐れのある“アブラ”。3500年前のエジプトのミイラからも、脂の摂りすぎによる動脈硬化が見つかっている。一体、どんなアブラを、どんな割合で摂取すればよいのか? 鍵を握るのは、「オメガ3脂肪酸」と「オメガ6脂肪酸」の比率。最新の研究でわかってきた「アブラの真実」をご紹介する。』と書かれています。

そして、"NスペPlus"のコーナーには『肉や魚の脂に食用油・・・アブラといえばこれまでは体に悪いイメージだったのが、最近は「体に良いアブラ」の話題が大注目!同じアブラなのに、何が違うのか?なんと人類の進化をさかのぼると、たしかに私たちが「それなしには生きていけない“命のアブラ”」が存在することがわかってきた。ところがある時代から人類とアブラの関係が急速に崩れ始め、動脈硬化などのリスクを生んでいるというのだ。“理想のアブラ”を取り戻すことはできるのか!?』とも。

美味しいものにつきものの「脂」が3500年前の古代エジプト王族のミイラに動脈硬化が見つかり、脂の取りすぎが原因であることが分かったことと、大量に脂を摂取しながら健康である人種が存在することを紹介。つまり、健康に良い脂と健康に悪い脂があることを紹介して番組が始まりました。

脂には様々な脂肪酸があることも紹介し、その中から不飽和脂肪酸のオメガ3とオメガ6を取り上げてることを説明。北極圏カナダに住む原住民族のイヌイット人たちがよく食べるクジラやアザラシの肉の脂身が摂取カロリーの7割を占めている例を紹介。健康な彼らの食生活を分析した学者がオメガ3脂肪酸の存在が健康の原因であることを突き止めました。血管の壁がオメガ3により滑らかになり、血液の循環が滑らかになるとともに動脈硬化を予防すると言うのです。

ナビゲーターたちはオメガ3を多く含むエゴマ油を口に入れて体験する。6億年前の海中をCGで再現。人類の祖先がオメガ3を大量に含む海藻を食べ始めますが、そのためオメガ3を作りだす遺伝子を失ってしまいます。そして、オメガ3の争奪戦が動物界で始まりました。いわゆる、弱肉強食の世界になったのです。海に住む青魚などに多く含まれるオメガ

7万4千年前の巨大火山の噴火で地球全体が低温化し、食糧難で動物は生存の危機に晒されていますが、海に住む動物たちはその影響を免れ、人類は海洋生物を食糧とすることで生存することができたと言うのです。オメガ3が含まれていたため、人類の脳はオメガ3脂肪酸で神経細胞をしなやかにする材料となり、神経細胞間を複雑に繋いで高度なネットワークを作り出したと説明しました。

ここでオメガ6脂肪酸が登場。サラダ油に多く含まれる脂で、ウイルスなどから身体を守る大切に機能を持っているのです。しかし、増えすぎると身体に良くない働きをすると言うのです。オメガ6の白血球に対する人体の細胞への過剰な攻撃命令をオメガ3が和らげて白血球の防御能力のバランスを保つのです。オメガ6脂肪酸が多く含まれる油とオメガ3脂肪酸を含む油をバランス良く摂取する必要があるのです。つまり、一般的なサラダ油とエゴマ油・アマニ油をバランス良く摂取することが良いと言うのです。

興味深かったことは同じ牛肉でも飼料の違いでオメガ3とオメガ6のどちらかが多くなる事実が紹介されました。本来の飼料である草を食べた牛には前者が多く、穀物を食べた牛は後者が多いと言うのです。このように食生活の変化によって現代の日本人はオメガ6脂肪酸の摂取に偏っていることを指摘して、警鐘を鳴らしました。

北海道の礼文島で発見された3800年前の縄文人の骨や歯から脂エネルギーに変えられる遺伝子を持っていたことも解明されたことを紹介して番組が終了しました。

第4集「酒 飲みたくなるのは"進化の宿命"!?」と第5集「美食 "偏食・過食"は人類の宿命!?()」も楽しみにしています。


<参考情報> 第1集と第2集の要点 (出典:NHKのhp

第1集「ご飯 健康長寿の敵か?味方か?」では、ニッポンの主食「ご飯」は日本人のソウルフードでありながら、糖質が多いご飯は「肥満の元凶」とされ、“ご飯抜きダイエット”もはやっている。ところが最近、「糖質を減らし過ぎると寿命が縮む」という衝撃のデータも!ご飯は健康長寿の敵なのか、味方なのか?人類と糖質の関係を起源までさかのぼると、ご飯には日本人の遺伝子や腸内細菌を変えてしまう、すごいパワーが秘められていることがわかってきた。あなたのご飯を見る目が、きっと変わる!

アメリカ、ダートマス大学のナサニエル・ドミニー博士は、世界の様々な民族のアミラーゼ遺伝子の数を調べた結果、でんぷんをあまり食べない民族のアミラーゼ遺伝子は平均4~5個であるのに対し、日本人などでんぷんを多く食べる民族のアミラーゼ遺伝子は平均7個であることを発見した。つまり、「ご飯などでんぷんを食べても太りにくい人が多いといえる。

第2集「塩 人類をとりこにする"本当の理由"」では、おいしい料理に欠かせない調味料だけれど、とり過ぎれば高血圧や病気を招く「塩」。じつは私たちはほとんど塩をとらなくても生きられる体に進化していることがわかってきた。ならばなぜこれほど塩を求めてしまうのか?その“本当の理由”を探って、塩と人類の壮大な歴史を大冒険!TOKIOの松岡さんも、最新研究で見えてきた縄文人の驚くべき「塩づくり」に挑み、祖先の塩への情熱を体感する。人類の進化からあなたの「適塩」が見えてくる!?

イギリスでは、減塩食品の普及によって1日の食塩摂取量を平均で1.4g減らすことに成功し、脳卒中や心臓病による死亡率を大きく減少させました。では、逆にどこまでなら塩を減らしても人間は健康に生きていけるのか?さらにもう一歩踏み込んで、減らしすぎることにリスクはないのか?そのヒントを探るべく、取材班が向かったのは人類誕生の地・アフリカ大陸です。驚くべきことに、塩を全く食べないのに健康に暮らしている人々がいるというのです。

無塩文化の人々に学べば、人間は本来113gの塩分さえあれば十分に生きていけるばかりか、高血圧をはじめとする病気のリスクに悩まされることもないという事なのです。

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