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2020年3月31日 (火)

オードリー・ヘプバーンが主演した映画「麗しのサブリナ」を観る

相変わらず巣篭(すごも)り生活を続けていますが、例外的に外出した「お花見」の記事が長くなってしまい、最近見た映画の紹介が2週間ぶりになってしまいました。さて、モノクローム(白黒)の映画「麗(うるわ)しのサブリナ」は映画「ローマの休日」の翌年である1954年に公開されたアメリカのロマンティック・コメディです。私はこれらの映画は世代的に見ることはなく、高校生になった時に観た映画「ティファニーで朝食を」(1961年に公開された奔放な女性の純愛を描いた映画、主題歌の「ムーンリバー」がヒット)、「シャレード」(1963年のサスペンス映画)、「マイ・フェア・レディ」(1964年もミュージカル映画、アカデミー賞8部門を受賞)、「暗くなるまで待って」(1967年のサスペンス映画)などで知っ女優さんです。また、ヘンリー・マンシーニの美しい音楽(メロディ)も魅力的でした。注釈:「マイフェアレディ」の音楽はアンドレ・プレビンによる

私が社会人になったころ、私より二回りほど年上の叔母が彼女と同世代であるオードリー・ヘプバーンの長年のファンであることを知った時、ずいぶん昔から有名な女優だったことに驚いたことを覚えています。独特でスタイリッシュな髪形とハイセンスなファッション、そして魅力的な笑顔が人気でした。ちなみに、この映画は33日にWOWOWで放送されました。(注釈:414日に再放送予定)

今回、紹介する「愛しのサブリナ」(原題:Sabrina/英語圏の女性名)はオードリー・ヘプバーンのヒット作の一つと言われますが、上述したように初めて観る映画です。実はストーリーはおろか題名すら知りませんでした。主演は当時若々しく美しさが光輝いていたオードリー・ヘプバーンと中年の魅力に溢(あふ)れるハンフリー・ボガード(注釈:映画「カサブランカ」などで知られる)です。

それでは、ストーリーを紹介しましょう。(注釈:ネタバレあり、ウィキペディアの記事をベースに加筆)

アメリカ・ニューヨーク州のロングアイランドに暮らす大富豪ララビー家の運転手であるフェアチャイルドの娘サブリナは、ララビー家の次男デイヴィッドに幼いころから密かに恋をしていました。しかし、彼は女好きで、何度も結婚・離婚を繰り返した上、今は大銀行頭取の令嬢であるグレッチェンに夢中。サブリナのことはまったく眼中にありません。叶(かな)わない恋をするのは止めるように父からも言われた傷心(しょうしん)のサブリナは車庫で自殺しようとしますが、異変に気付いたララビー家の長男ライナスにより何とか事なきを得ます。(注釈:序盤はまるでB級映画のよう)

翌日、サブリナは以前から父に勧められていたようなパリへ留学して料理を学びます。2年後、サブリナは見違えるような美女(注釈:ファッションとヘアスタイルが評判)になって帰国し、デイヴィッドは彼女に惚(ほ)れ込んで自宅のパーティーに招待します。しかし、デイヴィッドはララビー家の事業拡大を図る父オリヴァーと兄ライナスの勧めで実業家タイソンの娘エリザベスとの結婚が決まっていたのです。「月に手を伸ばすのは止めろ」と諭(さと)す父に対し、サブリナは「月が私に手を伸ばしているのよ!」と自信満々に答えます。

パーティー会場で注目の的となるサブリナとダンスを踊るデイヴィッドは二人で会場を抜け出そうとしますが、エリザベスを放ってサブリナに夢中であり姿をライナスに見られ、ついには父に呼び出されてしまう。父と口論となったデイヴィッドは、ポケットにシャンパングラスを入れたまま椅子に座ったため、お尻に大怪我をしてしまいませ。待ち合わせ場所でデイヴィッドを待つサブリナの元にライナスが現れ、彼女の相手をします。ライナスはタイソンとの合併を実現させるため、障害となっているサブリナをデイヴィッドから引き離そうと画策するのですが、次第に彼女に心惹(こころひ)かれるようになってしまいます。

ライナスはサブリナをパリに追い出そうと考えて自分もパリに向かう振りをしてパリ行きの乗船券を用意しますが、その前夜にサブリナが彼の会社を訪れて『もう会うことはできない!』と告げます。ライナスは彼女をオフィスに入れて暫(しばら)く話を聞いていましたが、サブリナはライナスの机の上にパリ行きの乗船券が二人分あることに気付きます。『自分もパリに連れて行ってもらえる!』と喜ぶサブリナですが、ライナスは彼女を追い出すために乗船券を購入したことを正直に告げました。

事実を知ったサブリナは落胆(らくたん)してオフィスを後にします。翌日、考えを改めたライナスは重役会議に出席して合併の取り消し決めようとして、デイヴィッドに「1サブリナと共にパリに行くように!』と伝えます。これに対してデイヴィッドは『彼女は兄貴に恋している!』と告げ、デイヴィッドはライナスへ船に乗るように勧めます。デイヴィッドの説得を受けたライナスはサブリナへの想いを認めて会社を飛び出します。そして、出航したパリ行きの船をタグボートで追いかけて船に乗り込み、船のデッキでライナスはサブリナと抱き合います。(出典:ウィキベディアの記事を一部改変)

ウィリアム・ホールデンが演じた浮気男のデイヴィッドがこの映画を盛り立てたことが印象に残りました。ちなみに、彼は映画「慕情」(原題:Love is a Many-Splendored Thing 1955年公開)では英中のハーフであるハン・スーインと恋に落ちるアメリカの新聞記者のマーク・エリオットを好演しました。今風に言えばW不倫の関係です。主題歌 "Love is a Many-Splendored Thing"(意味:愛は多く輝くものだ)、歌唱:Nat King Cole、第28回アカデミー賞歌曲賞を受賞)は映画音楽史上屈指の名作として世界的に大ヒットしました。邦題の「慕情」もこの映画の内容をよく表していますが、日本人好みのタイトルと言えます。

さて、主演したオードリー・ヘプバーンは、映画「ローマの休日」と同様、奔放(ほんぽう)さとエレガントさを遺憾なく発揮(はっき)しました。もし、他の女優さんがサブリナを演じたとすれば、多くの視聴者は最後のハッピーエンドを心から喜べないでしょう。一方、ハンフリー・ボガードはビジネスにしか関心がない冷血漢を見事に演じました。しかし、怪我(けが)をした弟の代理と称して何度もサブリナをデートに誘うのは、例え弟想いの兄だとしても、不自然だと思います。そして、『弟からのキスだよ!』と言いながらサブリナにキスをするのです。代役を演じているうちにサブリナに心惹(ひ)かれたのかもしれませんが・・。

ラストシーンの重役会の場でライナスと弟のデイヴィッドはサブリナを巡って互(たが)いに譲(ゆず)り合います。実は前夜、サブリナがライナスに対する自分の気持ちをディヴィット告げていたのです。そして、二人の父親もこれを認めるように自分が重役会を取り仕切り始めます。エンディングでは、船員がサブリナも良く知っている中折れ帽をサブリナに差し出して、『鍔(つば)の形を整えて欲しい』 と突然言うのです。サブリナが咄嗟(とっさ)に事態を理解すると、ライナスがその場に現れて、二人はデッキで抱き合います。帽子が重要な小道具として使われる古き良き時代のアメリカ映画なのです。◇

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