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2020年6月 7日 (日)

逆転人生「親子2代の夢を実現 世界が認めたウイスキー」を観る

5月25 日にNHK総合テレビで放送された掲題の番組を観ました。

ウイスキーの人気が右肩下がりで低下するなか、江戸時代から続く秩父の小さな酒蔵(造り酒屋)の息子・肥土(あくと)伊知郎さんは大手酒造会社に勤務している時、父親に請われて1994年に父親の会社へ入社。20年以上に亘(わた)ってウイスキー・ビジネスで奮闘し、ついには3年連続で世界最高賞を受賞。ウイスキーセットが約1億円で落札されるなど、世界から注目を集めるまでを描いたドキュメンタリー番組です。

ウイスキー造りを諦めて日本酒の量販ビジネスを目指す父親と対立しながら邁進(まいしん)する主人公は、本業の酒造ビジネスの低落による赤字で負債(39億円)が積み上がる中、主人公が取締役であった2001年に父親が病いに倒れる事態が発生しました。

造り酒屋である自社の経営権を売却して雇われ社長になった主人公は、新しい経営者からウイスキー・ビジネスを撤退すると通告されたため、原酒の入った400樽を引き取って自らビジネスを始めることを決意。福島の酒造会社にある倉庫に大量の原酒を置かせてもらった主人公は借金をして自ら有限会社(現在の株式会社ベンチャーウイスキー)を2004年に起こしました。しかし、ウイスキーの販路はなかなか広がりません。

個性で勝負しようとすれば原酒づくりに時間がかかってしまいます。そこで主人公はスコットランドから購入した古い樽に父親の原酒を詰め替えて(樽替えをすることで)味を創り上げる秘策を実行。これが奏功(そうこう)して国内の賞を受賞したことで、自社の知名度が徐々に上がって行きました。さらに、自らも原酒を造ることを決意します。

2006年に知り合いから朗報(ろうほう)が舞い込みました。ウイスキー・ビジネスから撤退しようとしていた洋酒メーカーから買い手のない原酒を買い取る代わりに、蒸溜所を再稼働してもらう条件を出して、1か月間だけその蒸留所を使って原酒造りの基礎を学びました。さらに、スコットランドへ渡り、老舗(しにほ)ウイスキー・メーカーに頼み込んで、短期間でしたが本場のウイスキー造りに接します。そして、帰国後にはスコットランドに負けない水の豊かな秩父に小さな蒸溜所を建設します。半年後、父親が造った原酒をベースにした7400 本のウイスキーを販売すると、期待以上の反応があり、即座に完売してしまいました。

父親が作った原酒のお陰と主人公は感謝。疎遠(そえん)になっていた父親を自分の工場へ招待したことで、親子の距離が一気に縮まりました。イギリスの品評会「ワールド・ウイスキー・アワード」で2017年から4年連続で日本部門の1位を獲得し、2018年には長く熟成した父親の原酒と自らが作った原酒をブレンドしたウイスキーが"World Whisky Award"で世界最高賞を受賞したことを紹介。そして、秩父で開催された「秩父ウイスキー祭り」で国産ウイスキーの飲み比べをするシーンを紹介して番組は終わりました。

〈筆者コメント〉 酒好きな私ですが、このウイスキー・メーカーの存在を知りませんでした。この番組を観ながら純米大吟醸酒「獺祭(だっさい)」の蔵元「旭酒造」(山口県)と新潟県の地酒メーカー「八海醸造」、そして長野県のワイナリー「サンクゼール」を想起しました。

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