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2020年6月21日 (日)

ブラタモリ「釧路湿原~アンコール~」を観る

2020年66日にNHK総合テレビで放送された掲題の番組を観ました。2019720日に放送された番組のアンコール放送です。なお、事前に読んだNHKの関連hpには次のように紹介されています。

『野生のタンチョウ・エゾシカに興奮!「世界に誇る釧路湿原のスゴさとは?」貴重な大自然が4000年保たれる秘密をタモリさんがズブズブ歩いて解き明かすアンコール放送』

『北海道の東部、普段は入ることが出来ない湿原の中心部へ! ラムサール条約にも登録され世界的にも認められた湿原のスゴさを探る▽釧路本線の車窓から絶景を楽しむ!▽手こぎカヌーで蛇行する川を体感!▽湿原が森林化せず原始の姿を保っている謎。そのカギは「泥炭」にあり!?▽名曲「霧の摩周湖」誕生も釧路湿原のおかげ!?』

タモリさんは、アシスタントの林田理沙アナウンサーと一緒に、北海道の森の中を歩いています。やがて景色が開けてタモリさんは釧路湿原の細岡展望台に立ちました。見渡す限りの絶景が広がっています。北海道の東部に広がる日本最大の湿原(広さ227平方キロメートル)は山手線がすっぽり入る大きさです。有名な尾瀬の約30倍の広さ、日本の湿地の約3割を占め、ラムサール条約に日本で最初に登録され、世界的にも評価の高い場所と紹介されました。ブラタモリの今回のテーマは『世界に誇る釧路湿原のすごさとは?』 です。

釧路湿原はもとは海でしたが、6千年前から海が後退して西側の海岸に砂丘ができ、次いで湿原ができました。通常、湿原はなくなってしまうことが多いのですが、『なぜ釧路湿原はその姿を維持できているのでしょうか?』 の問への答えをタモリさんは探して釧網(せんもう)本線の釧路湿原駅に向かったタモリさんは駅周辺に多数ある湧き水が線路の下をくぐって低い湿原に流れて行くのを見ました。

タモリさんは釧網本線の車窓から釧路湿原の絶景を楽しみながら湿原の北にある茅沼駅で降ります。手こぎカヌーに乗ったタモリさんと林田アナは川の流れを体感しようと試みますが川には高低差がほとんどないことが分かります。タモリさんは水の流れがない川は蛇行を繰り返して蛇行する性質があると説明します。

タモリさんはカヌーを降りて湿原に入りました。川の蛇行部分では、水かさが増すと一面水浸しになり、土砂が溜まって湿原ができることを確認しました。湿原は時間が経(た)てば陸地化し、さらには森林化するのが普通ですが、釧路湿原は森林化しないのです。

タンチョウ(丹頂鶴)を見学したタモリさんは許可を得て湿原の中心地に入りました。タモリさん一行が湿原の小川の岸辺でジャンプすると、小川に気泡が現れました。植物の根や葉が分解されずに残って泥炭(でいたん)になっていたのです。この柔らかい泥炭は、10年で1cm堆積し、4000年が経過した現在は4mもの厚さに達しているそうです。樹木が育たないこの泥炭の存在が森林化を防ぐカギだったのです。謎の深い水たまりに林田アナウンサーが入って内部を確認するとゼリーのような感触があることが分かりました。あちこちにある水溜まりは川の跡だったのです。

釧路湿原の西側では砂丘が陸に入り込んだことで内陸方向への流れが生じ、湿原の東方で内陸から海の方向へ流れた水があり、両者で釧路湿原内に水のループができていたのです。これに加えて水に削られやすい泥炭で川の流れが変わりやすいため、でき始めた森林はすぐに湿原に戻ってしまうのです。

釧路湿原には年間に100日以上、霧が発生するそうです。釧路沖で、暖流(黒潮)と寒流(親潮)がぶつかることが原因とのこと。霧で覆(おお)われるため釧路湿原は気温が低く(説明:夏でも20度を超えることは滅多にない)、天然の冷蔵庫だったのです。名曲「霧の摩周湖」の誕生も、釧路湿原の存在抜きには語れません。摩周湖の第一展望台からタモリさんが約80km離れた釧路湿原を遥かに望みながら感動したと話したところで番組は終わりました。

〈筆者コメント> 大学1年(1964年)の夏休みに友人と二人で北海道一周旅行をしました。家庭教師のアルバイトで何とか賄(まかな)った周遊きっぷ(説明:道内での乗り降りが自由な均一周遊乗車券)を持ち、横長のリュックサックとテントを背負う「蟹(かに)族のゲルピン旅」でした。(注釈:ゲルピンとはお金(ドイツ語でゲルト)がピンチ、つまり金欠状態のこと)

上野駅発の夜行列車(蒸気機関車が牽引)と青函連絡船を利用して入った北海道の函館から反時計回りのルートで北海道をほぼ一周する旅でした。函館本線と室蘭本線で洞爺湖(昭和新山)と登別に立ち寄り、根室本線で十勝平野を横断して、釧網本線で釧路湿原を通過した(説明:車窓から眺めた)あと、摩周駅で下車。路線バスを利用して摩周湖に立ち寄りました。ロシアのバイカル湖に次いで世界で2番目に透明度が高い湖です。タモリさんが番組内で言及した布施明さんの「霧の摩周湖」がヒットする2年前のことでした。

下の写真は左端に写る「カムイシュ島」と右端の「摩周岳(カムイヌプリ)」(説明:摩周湖外輪山の最高峰)の位置関係から考えて「摩周第一展望台」で撮影したもののようです。ちなみに、アイヌ語で「カムイ」は神様を、「シュ」は老婆を、「ヌプリ」は山を意味するそうです。

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56年前の北海道旅行では摩周湖が利尻山(別名:利尻富士)と並んで最も印象深い場所でした。ちなみに、摩周湖の隣にある屈斜路湖(くっしゃろこ、川湯温泉)に立ち寄ったあと、知床(しれとこ)半島のウトロ・旭川・稚内(わっかない)・利尻島・礼文島・札幌・小樽などを経由して函館に戻る約3週間の長旅になりました。また、2005年10月のブログ記事では2002年9月の北海道旅行に基づいて北海道の温泉を紹介しています。◇

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