ブラタモリ「葉山へ ヨットと別荘の町の謎」を観る
7月11日にNHK 総合テレビで放送されたブラタモリの「葉山編」を観ました。ちなみに、NHKの関連hpには次のように紹介されています。
『日本有数のヨットの町であり、さらに御用邸があることから皇室ゆかりの地としても有名な葉山の秘密を探る▽「江ノ島ごしの富士山」絶景の魅力!▽ヨット乗りが憧れる葉山の海・その秘密は複雑な風にあり!?▽入り組んだ山の地形をつくる「葉山層群」とは!?▽皇族のかつての別荘を訪ねる▽“憧れの葉山”をゆるがした鉄道の計画とは!?』
番組を観ながら書いた概要は以下の通りです。
番組は葉山マリーナか脇のロケから始まりました。今回のお題は「"憧れの葉山"はどうできたのか?」です。石原裕次郎さんが初主演した映画「狂った果実」でヨットと葉山が憧れの対象として注目されたことを紹介して"葉山"巡りが始まりました。クルーザーに乗ったタモリさんは防波堤へ向かいました。
空気が澄んでいれば富士山を望むことができることを知り、ヨットに乗る人たちからヨットに大切な風について聞きます。葉山では複雑に風が変わる理由を調べました。葉山の地形を地形図で確認し、2つの窪地があり入り組んだ山が複雑な風を作ることを専門家から教わり、その地形ができた理由を探りました。
先ず、森戸海岸に下りて割れ目がある大きな泥岩と砂岩が硬い「葉山層群」でできている地層をハンマーで叩いて確認します。葉山エリアの大部分はこの「葉山層群」でできているというのです。海岸の先に2つに割れた大きな岩を発見しました。タモリさんは断層だと指摘します。葉山の入り組んだ地形は断層によって造られたことを確認します。断層の跡は弱くなるため、風雨によって侵食され、やがて削られるのです。葉山には数えきれないほど複雑な断層があったことをタモリさんは知りました。
次いで明治27年(1894年)に御用邸が葉山に建てられた理由を調べます。風光明媚(めいび)・気候温暖・東京に近いという理由の他に約10km先の横須賀へ行きやすいことがあったのです。日清戦争が起きた年に御用邸が建てられたのは、大元帥であった天皇陛下が軍港がある横須賀へアクセスが容易であることでした。
次いで、タモリさんは皇族東伏見宮の別荘跡であるイエズス孝女会修道院(敷地内に幼稚園がある)へ向かいます。海軍大将であった依仁(よりひと)親王が建てた洋館(本館)は1階が迎賓室で、2階は私的な空間であったものが、当時のまま保存されていました。2階からは海岸と江ノ島、そして富士山が展望できたことを古い写真で確認します。また、古い地図で内陸まで別荘地が広がっていたことを知ります。緩やかな傾斜地の利点が葉山にはあるのです。
そんな魅力的な憧れの葉山を許しかねない計画があったことを教えられます。向かったのは隣の逗子市にある京急逗子線の「逗子・葉山駅」です。大正6年(1917年)に当時の逗子駅から鎌倉方面と葉山方面に鉄道を延長することを計画したのです。別荘への悪影響が考えられましたが、実現しなかった理由がありました。ちなみに、逗子線の終点は新逗子駅(旧逗子海岸駅)です。
葉山の地質図で確認すると、逗子市と葉山町の境界に「葉山層群」があり、硬い地層と断層は当時の技術ではトンネルを掘ることが困難であったことでした。この「葉山層群」の存在が憧れの葉山を守ったことをタモリさんが理解したところで番組は終わりました。◇
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