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2020年10月19日 (月)

56年前の映画「眠狂四郎 勝負」を観る

2020年1015日(木)にNHK BSPで放送された映画「眠狂四郎 勝負」を観ました。

昭和を代表する美男映画俳優(元歌舞伎役者)の市川雷蔵さんが主演した「眠狂四郎シリーズ」の第二作(昭和39/1964年製作)です。共演者は藤村志保、高田美和、加藤嘉(よし)。ちなみに、柴田錬三郎氏の小説に登場する剣客「眠狂四郎(ねむりきょうしろう)」は19565月から「週刊新潮」に連載された「眠狂四郎無頼控」で登場しました。

なお、市川雷蔵さんは1959年の映画「炎上」(注釈:三島由紀夫の小説「金閣寺」が原作)で注目され、映画「大菩薩峠」(注釈:3代目の机竜之介役、1960年からの3部作)、映画「眠り狂四郎シリーズ」(2代目の眠狂四郎役、1963年から全12作)、映画「忍びの者シリーズ」(石川五右衛門役、1962年から全8作)、映画「陸軍中野学校シリーズ」(1966年から全5作)などで人気を博しましたが、1969年に癌のため37歳の若さで夭逝(ようせつ)しました。しかし、1955年の映画俳優デビューから15年間に出演した映画は約160本と驚異的な多さです。

先ず、ネットの情報を使って粗筋(あらすじ)を紹介しましょう。

『愛宕神社の階段で参拝者の補助をする少年。少年の父は江戸で評判の武芸者であったが、道場破りの榊原に殺され、少年は境内の茶屋で寝泊まりしながら独り生きていたのだった。少年を不憫(ふびん)に思った狂四郎はたまたま知り合った老侍を立会人に道場破りを少年の父の流儀で打ち殺す。

その夜居酒屋で老侍と酒を酌み交わす狂四郎。別れを告げ先に店の外に出た老侍は赤座軍兵衛と名乗る侍に襲われる。一向に風采(ふうさい)のあがらないその老侍が朝比奈という勘定奉行の職にある男と聞いて助けに入った狂四郎は興味を唆(そそ)られた。

狂四郎の耳には幾つかの興味ある事実が入った。家斉の息女高姫は堀家に嫁ぎながら、早くから夫を失い奔放(ほんぽう)で驕慢(きょうまん)な生活をしていること、そして、用人主膳(しゅぜん)は札差、米問屋などに賄賂(わいろ)とひきかえに朝比奈の抹殺(まっさつ)を約していること。又赤座も朝比奈を狙っていること。等々。

ある日、朝比奈を警護していた狂四郎を榊原の弟が敵と襲いかかる。そこに遊楽帰りの高姫の列が通りかかる。狂四郎はわざと高姫に榊原の槍が向かうように仕向けた。屋敷に戻り怒る高姫に主膳が朝比奈の企みだろうと吹聴する。そして朝比奈の命を奪えと命ずる高姫に策を講じていると告げる。

主膳の命によりすぐりの殺人者が揃った。赤座、増子、榊原、海老名それに、キリスト教の布教に囚われている夫を救うため、主膳の膝下にある采女が加わっていた。動機も武術も異る五人は、狂四郎の身辺に危害を加えようと立ち廻った。

ある日采女(うねめ)の妖しい魅力にひきつけられた狂四郎は飲んだ茶に毒を盛られ意識を失う。狂四郎は両手を縛られ、高姫の褥の傍に据えられた。動けぬ狂四郎を前に迫る高姫。狂四郎は彼女を罵倒(ばとう)し、騒ぎに飛び込んできた増子の手裏剣を逆に利用して屋敷を逃げ出すのだった。

その後も手をかえ品をかえてせまってくる殺人者の中を、生きぬけた狂四郎に、全てを失敗した主膳は、狂四郎と柳生但馬守(やぎゅうたじまのかみ)との御前試合を計った。狂四郎の刀に細工をし、抜けた白刃が朝比奈の胸を突くという計略であった。試合当日、冷い眼をすえる高姫の前で、抜けた狂四郎の白刃が貫いたのは主膳の一味の大口屋だった。敗北を認める高姫の口から、思わず浪人狂四郎を慕(した)う言葉がもれた。

が、なおも諦(あきら)めない主膳は、采女を囮(おと)りに狂四郎を狙っていた。殺気をはらむ武蔵野の枯野原(かれのはら)を、対決の時は刻一刻と迫まっていった。十字架を模した木に縛り付けられている采女の元に駆けつけようとした狂四郎を矢が襲う。くぐり抜け采女を救い出した狂四郎を主膳とその配下、そして赤座と海老名が襲う。

そして彼らを撃退した狂四郎に、駆けつけた朝比奈は落ち着いた生活をするように勧めるが、狂四郎は笑顔で断る。生き残った采女を残し狂四郎は立ち去るのだった。』(出典:映画.com

〈鑑賞後記〉

転(ころ)びバテレンと日本人女性の間に生まれた眠狂四郎(ねむりきょうしろう)は円月殺法(えんげつさっぽう)を得意とするクール(ニヒル)な素浪人(すろうにん)です。時代劇の主人公としては珍しいキャラクターですが、市川雷蔵さんが演じる眠狂四郎は正に嵌(はま)り役と言えます。その隙(すき)のない身なりと立ち居振る舞い、そして華麗な太刀捌(たちさば)き、つまり殺陣(さつじん、たて)が見事です。

何人もの侍が眠狂四郎の円月殺法に挑みますが、どこにも隙(すき)を見出せず、いずれも一太刀で敗れてしまいます。荒唐無稽(こうとうむけい)な技(わざ)といえますが、相手に威圧感を与える点においては無敵でしょう。この作品で何度も登場する円月殺法に見入ってしまいました。ちなみに、刀で360度の円を描き終わるまで瞬(まばた)きをしないのです。

最後のシーンでは、采女を人質にして鉄砲や多数の弓で眠狂四郎を仕留(しと)めようとする主膳とその配下を、眠狂四郎は美しい太刀捌きですべて切り伏せました。そこへ駆けつけた勘定奉行朝比奈の誘いを自らのポリシーに反すると笑顔で断り、救出した采女にはその夫である宣教師の死について何も言わずに去って行くところでエンディングを迎えました。

英米合作のスパイアクション映画「007シリーズ」のジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)のようなカッコ良さと女性に好かれる眠狂四郎が強く印象に残りました。ところで、余計な詮索(せんさく)ですが、素浪人(無職)の眠狂四郎は財布に小判を沢山入れていました。一体何を生業(なりわい)としているのでしょうか? 「ヒモ」であるとの説があるようですが、筆者は気になりました。◇

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