« 一蘭の豚骨ラーメンと薬師池公園の散策を楽しむ(中編) | トップページ | アメリカ政府からわが家に新型コロナウイルス禍に対する給付金が届く!! »

2021年5月10日 (月)

一蘭の豚骨ラーメンと薬師池公園の散策を楽しむ(後編)

隣の部屋が良く見える場所に移動しました。先ほど少しだけ見えた女子竹(おなごだけ)を縄で編んだ敷物の「竹簀子(すのこ)」は根太(ねだ)の上に直接敷かれていました。ちなみに、竹は調達と加工が容易な建材です。部屋の中央にある道具は「桑切器(くわきりき)」で、その手前にある四角形の物は蚕に食べさせる桑の葉を並べる「蚕箔」(さんぱく)でしょう。割竹を組んで作られています。通常は「蚕架(さんか)」と呼ばれる立体的な棚に上下方向に並べて置かれるものです。

0039_20210509132501

左手にある入口(玄関)から土間に入りました。手前には代表的な農機具である籾(もみ)の選別機「唐箕(とうみ)」が置かれていました。脱穀した籾に混ざっている稲の葉や藁(わら)くずを手動で回転させる風車で発生させた風を使って取り除く(注釈:風選する)ことができる優れた農機具です。また、重い籾と軽い籾を選別することもできます。なお、一般の農家に普及したのは大正時代といわれます。それまでは簡単な道具である竹製の箕(み)や籾篩(もみふるい)、あるいは傾斜した木枠に金網を張った長い篩(ふるい)に籾を流し落とす「千石通し」が使われていたようです。

0040_20210509132501

その隣には羽釜(はがま)を載せた釜輪(かまわ)付きの「釜戸(かまど)」があります。外観から見て粘土・割れた瓦・藁(わら)を固めて作られたもののようです。日本の時代劇によく登場する台所の炊事設備で、煙突付きの釜戸は戦後になっても広く使われていました。現在は鋳物(いもの)製の煙突付き釜戸がAmazonなどで売られています。ちなみに、人気アニメ映画『鬼滅の刃(きめつのやいば)』の主人公「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」の竈も釜戸と同じ意味ですが、厳密には炭焼き用の窯(かま)、つまり炭竃/炭窯を指すようです。

その奥と右手の居間兼作業場側の2か所には、重い荷物を運ぶための「大八車」が立て掛けてあります。この総木製の人力荷車は江戸時代から長く使われてきましたが、昭和初期に鉄パイプ製でゴムタイヤを利用するリヤカー(注釈:リアカーとも表記)に取って代わられました。リヤカーは自転車やオートバイでも牽引できることから機動性があります。なお、「大八車」という名称の由来は諸説があり、長さが八尺(約2.4m)である、1台で8人分の運搬仕事ができる(注釈:代八車とも表記)、などがあるようです。

0041_20210509132501

土間側の萱葺屋根と板張りの外壁

0042_20210509132501

庭先に「多摩の特産・禅寺丸(ぜんじまる)の木」がありました。

0045_20210509132501
0044_20210509132501

川崎市麻生(あさお)区の名刹(めいさつ)「王禅寺」を発祥とする柿の木と説明されています。

0043_20210509132501

坂道を下りて「梅林」へ戻る途中、新緑の木々の中で深紅の葉を持つ木が強いコントラストになっています。後でネット検索して調べると、「カナメモチ」は、春の若葉が紅く、その後徐々に緑へと変わっていく樹種であると説明されていました。

0046_20210509132501

梅の古木

0047_20210509132501

綺麗(きれい)に剪定(せんてい)された松の木の先に左手へ伸びる階段があります。ここを上がれば「薬師堂」へ行けますが、すでに30分あまりが経過しています。駐車場に停めた車内で同行者が待っていますから、いくつかのスポットには立ち寄らないで、ここで引き返すことにしました。

0048_20210509132501

「梅林」を抜けます。

0049_20210509132501

大きなカメラを持つ人たちは撮影の態勢に入っていました。

0050_20210509132501

「薬師池」では注水作業がまだ続いています。

0051_20210509132501
0052_20210509132501

駐車場への近道を考えて「芝生広場」の東側にある遊歩道に入ることにしました。「薬師池」に沿って歩くと『新東京百景 薬師池公園』と刻まれた大きな石柱がありました。表門に近い場所です。

0055_20210509132501

遊歩道と「芝生広場」の間に大きな木が目に入りました。簡素な柵で仕切られている大きな木は「キタヤマダイスギ(北山台杉)」と表示してあります。これもネット検索すると、「垂木丸太」(たるきまるた、説明:細い杉丸太)の生産を目的として室町時代中期に京都の北山で開発された杉の生育方法が名前の由来でした。狭い森林でも効率的に杉の丸太を生産できるそうです。

0053_20210509132501
0054_20210509132501

遊歩道を少し進んだところで「福王寺旧園地(薬師池公園)」の説明パネルを見かけました。光の反射を避けたため、見下ろすアングルになってしまいました。しかし、写真で全文が読み取れると思いますので、解説文は省略します。

0056_20210509132501

薬師堂」「旧萩野家」「薬医門」「水車」「花菖蒲田」「薬師茶屋」など駐車場から遠い場所(公園の南端)にあるスポットを見ることはできませんでしたが、十分満足できる1時間弱の散策になりました。県道18号線(鎌倉街道)をさらに北上して自宅へ向かいました。◇

« 一蘭の豚骨ラーメンと薬師池公園の散策を楽しむ(中編) | トップページ | アメリカ政府からわが家に新型コロナウイルス禍に対する給付金が届く!! »

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 一蘭の豚骨ラーメンと薬師池公園の散策を楽しむ(中編) | トップページ | アメリカ政府からわが家に新型コロナウイルス禍に対する給付金が届く!! »

2026年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ